雪国のひとは
マニュアル車に乗ろう!
先週、北陸地方は久方ぶりの大雪に見舞われ、道路の路面状態も相当酷かった。除雪が追い付いてないところもあったし、キャタピラの除雪車が通った後など路面がデコボコでクルマでは走りにくかったりしてさ。
そんな雪地獄の真っただなかのある日、勤務時間中、会社の先輩社員が「オマエのクルマ貸してくれ」という。「エッ! 先輩もクルマで来てるじゃないですか?」って訊くと、「除雪の進んでいないウラ道通って出掛けるからさ、ミッション(マニュアル車)のオマエのクルマのほうがいいかと思ってさ」と、その会社の先輩社員が言うので、私のクルマを貸してあげたんだけど、これ、どういう意味かみなさん解るかな? 当然のことながら、このような話が交わされるということは、この先輩社員はオートマ車に乗っている。
除雪の進んでいないウラ道通って出掛ける時は、オートマ車よりもマニュアル車のほうがいい...これは常識である(笑)。ってのはスリップしたりして雪にハマった場合、自力脱出の確率がオートマ車よりもマニュアル車のほうが高いからだ(笑)。みなさん、自動車学校で習ったでしょ? 「踏切内でエンストした場合はセルモーター使って脱出しましょう」って。で、このセルモーターはマニュアル車にしかついてないんだけど、雪道にハマってタイヤが空廻りしてクルマが立往生した際、マニュアル車なら「踏切内でエンスト脱出」と同じ要領で、セルモーター使って脱出できるんだな。セルモーター使っての「カクン!」が結構効くんだよ、これがまた(笑)。自慢じゃないけど、私もセルモーター使っての「雪道脱出」実際にやったことあるし(笑)。
もっとも、私がセルモーター使っての脱出を頻繁にやってるのは、雪道じゃあなくて、山でだけど(笑)。山奥の未舗装の林道なんか走ったりすると、ぬかるみにハマったり(笑)、枯葉の山に突っ込んでタイヤが路面を噛まなくなったり(笑)、その都度セルモーター使って脱出してる(笑)。だから私にとってはセルモーターさまさま、マニュアル車さまさまなんだけど...御存知のように、世間の流れは完全にオートマ車。車種によってはオプションでもマニュアル車を作ってなかったりする。そろそろ私のクルマは乗り換えの時期なんだけど、これだけセルモーターのお世話になってるんだから、次のクルマもマニュアル車にしたいんだけど、マニュアル車が少なくて困ってる(笑)。
雪にも山にも無縁なひとたちがオートマ車に乗るのは理解できる。オートマ車のほうが運転ラクだし、セルモーターが無くても困ることはないからさ。ところが、雪降る地域のひとが都会のひとと同じようにオートマ車に乗るのは解せない(笑)。雪道にハマった時の脱出手段としてセルモーター付きのマニュアル車に乗っておくべきだと思うけどさ(笑)。雪国のひとはマニュアル車に乗ろう! そして、マニュアル車を復権させよう!!!(笑)
エッ? 「オマエこそ4WDでも乗れば?」だって? アハハハッ! それ、よく言われるよ(笑)。
('01.1.21)
この記事を載せたところ、くまさん から以下のような御指摘をうけました。
『上記の文章間違ってますよ♪セルモーターは車全てについている物であってMT車にだけ付いている物では決してありません。付いてないのはレーシングカー位ですね(車重軽減のため)。しかもセルモーターが無ければAT車は絶対にエンジンは掛かりませんよ♪バイクならキックレバーという物がありますが車には付いていませんからね♪MTの場合はクラッチという物があってそれを繋いでいるからセルを回すことによってギアがいっしょに周り車が動いているだけです。だから押し掛けしようと思ったらMTしか出来ないっしょ?だからセルの付いてる車でなくMT車なら非常事態に楽に脱出できると言う方が正解ですね。』
...ということのようです。勉強になりました。
くまさん、御指摘どうもありがとうございました。
('01.8.25)