10年遅かったダイヤ改正
〜富山→松本の移動を考える〜
今年もJRグループ恒例の春のダイヤ改正がありましたね。3/23から新しいダイヤになりました。富山近辺でいうと、北陸本線から快速列車が消滅したり、高山本線の列車数が間引きされたり、急行『能登路』が廃止されたり、マイナス面ばかり目立ちます。勿論、JR西日本は、東京・越後湯沢方面を結ぶ特急『はくたか』が1日10往復から11往復に1往復増便したことをさかんにアピールしとりますが...(笑)。私は東京に出る時に『はくたか』にはまず乗らないしなぁ...(笑)。
ロクなことが無い今回のダイヤ改正だけど、ひとつだけイイ変更点を発見しました!!! それは、富山から松本への最終列車パターンがようやく1時間遅くなったことです(笑)。
富山県と隣県である信州とは、「日本で唯一道路で結ばれていない隣県どおし」だそうです。『日本の屋根』と呼ばれる北アルプスの険しい峰々が交通を遮断してるワケですけど、鉄道事情も同じように不便で、富山から鉄道使って信州の松本に行くためには、いちど新潟県の糸魚川に出て大糸線に乗り換える必要がありました。富山から信州・松本にある信州大学に進学してた私は、帰省の度、さらには就職活動の往き来も含めると、この間を何十往復もしてるワケですけど、いつも腹立たしく思ってたのが、「富山を4時半に出ないと、松本にその日のうちに帰れない」ってことです。
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上の表にあるとおり、松本にその日のうちに帰るためには、午後4時半までしか富山に居られませんでした。これより後にはもう連絡する列車がないのです! 特に富山で就職活動してる時には困った! だいたい会社って5時まで勤務時間だから会社の説明会や会社訪問は5時までってことが多くて、もうその日のうちに松本には帰れないものだから仕方なく実家に泊まる...っつうことあった。どうしても帰らなきゃいけない時は、直江津・長野経由(急行『ちくま』利用)で。高い運賃・料金、そして深夜1時の松本着...という遅い帰宅を覚悟しなきゃいけなかった。
この富山→松本の最終連絡パターンの時間の早さは、結構地元紙(北日本新聞と信濃毎日新聞)の投書欄でも問題視されてましたけど、ようやく今回のダイヤ改正にて修正されましたね! ほうら、ちゃんと修正できたじゃない! どうせ修正するんなら、私が信州大学生だった10年前に修正して欲しかった〜!!!(泣)
ちなみに松本→富山の場合は、ちゃんと遅くまで列車が昔からあったんですよ。何故か(笑)。松本1845→1939信濃大町1949→2045南小谷2110→2200糸魚川2249→2352富山(2001/3のダイヤ)というパターン。あれっ、新しいダイヤだとこのパターンが組めないッ!!! 松本1744→1835信濃大町1839→1934南小谷2026→2117糸魚川2252→001富山(2002/3のダイヤ) ああっ、ダイヤ改悪だぁっ!!!
今回のダイヤ改正で、ようやく「富山→松本」と「松本→富山」が対等になった...ということで、お後がよろしいかと...(苦笑...勿論、帰着時間の差があるから対等では無い)。
話は変わりますが、金沢−松本間の高速バスっつうものが、4〜11月の間の季節運転で1日2往復走ってます。金沢から富山までは高速道路走りますけど、後の区間は松本までみんな一般国道走ります。すなわち、この高速バスは必ず富山インターチェンジを通ります。だけど、富山インターでは乗降車扱いしないんだよな。このバスが富山で乗り降り出来たら、松本への行き来にすっごく便利なんだけどねぇ...。
※おことわり 上の話は普通列車使用のみを想定して話を進めています。が、特急の利用価値がある区間は富山−糸魚川間のみなので、特急のことを考慮に入れても大差はありません!
('02.3.26)