きのっぴー青春のこの1枚 (1)

忌野清志郎+坂本龍一
“い・け・な・いルージュマジック”
(1982年: ロンドン・レコード S07N-1001...廃盤)
A. い・け・な・いルージュマジック B. 明・る・い・よ

 みなさん、こんにちは。これから僕の人生の中のあんな時、こんな時、楽しかった時、ブルーな時に聴いていた名盤、珍盤、廃盤を紹介していくという永久的企画を担当することになりました。よろしくお願いします。なお、ここで紹介していくものは、その当時の僕の趣味、精神状態、女性関係などに深く関係しているので、現在の僕のオススメCD、または一般的なレコード屋さんのオススメCD的なものではありませんので、ご了承下さい。さぁ、まず一発目ということで...。
 あれは今から約20年前、当時小学3年生だった僕はこの怪しい2人組をテレビの歌番組でみました。ものスゴイ服、訳のわからん歌、そして男同志の接吻...ブラウン管の中で起こってる事は、どれも今まで経験したことのないものばかりでものすごくショックを受けた。そして、それは僕が脇道へそれていく始まりだった。僕のまわりにはこんな大人はいなかったので(今もいないけどね)、大人になってもこんなことしてもいいんだと思ってしまった。あれから20年、僕はあの時の清志郎さんと同じくらいの年になり、そしてとてもお気楽な大人になった。
 え〜、今でもよくこの曲を口づさみます。そんな時、いつも「どーしてくれるんだ、清志郎!」と思いながらも、ブラウン管の中の清志郎さんと教授の楽しそうなんだけど、どこかやりづらそうな顔を思い出しながら、ほくそ笑んでるのであります。

おしまい

(recieved '00.10.4)

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