きのっぴー青春のこの1枚 (2)

LENNY KRAVITZ--Mama Said
(1991年: 東芝EMI TOCP-53021)
1. Fields Of Joy 2. Always On The Run
3. Stand By The Woman 4. It Ain't Over 'Til It's Over
5. More Than Anything In This World
6. What Goes Around Comes Around
7. The Difference Is Why 8. Stop Draggin' Around
9. Flowers For Zoe 10. Fields Of Joy (Reprise)
11. All I Ever Wanted
12. When The Morning Turns To Night
13. What The...Are We Saying? 14. Butterfly

 僕は高校を卒業して1年間、就職もせず、学校にも行かず、ただプラプラしている時期がありまして、その時、よく某金沢駅近くの公園のベンチで昼寝をしてたんです。お昼くらいから、だいたい4時か5時くらいまで寝ていたわけですが、そんな時、いつもウォークマン(しかも旧式)には、このテープ(友人にダビングしてもらった)を入れて聴きながら寝ていました。なぜかといいますと、その当時、流行っていた というのと、友人からRCのニュー・アルバムとエンジニアだったか同じ人ということを教えてもらって...まぁ あんまりたいした理由もないんですけどね。そんなことはどーでもいいんですが、とりあえず、これを聴くとよく寝れるんですよ! “Fields Of Joy”のフルートのところでもうグッスリですね、今でいうとヒーリング効果バッチリって感じですかね。鳥のフンをかけられながら、散歩の犬に足を噛まれながら、学校帰りの小学生にからかわれながらもポカポカ陽気の下、夢心地の中で聴いた“It Ain't Over 'Til It's Over”や“Stand By My Wonan”は良かったねー。
 先頃、そのレニーさんはベスト・アルバムをリリースしました。たくさんの名曲、ヒット曲が僕の働いている店でも流れています。けど、やっぱり僕は『MAMA SAID』の曲、あの公園のベンチで聴いたあの曲が流れてくると仕事を止めて聴きいってしまいます。そんな、まっ昼間のベンチで寝そべる、ヒゲづらで長髪のとても怪しい19才の自分を思い出しながら、少しセンチメンタルになる今日この頃なのでした。

(recieved '00.10.22)

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