1989年のデビュー以来、浮き沈みはあったものの活動続ける10年選手、ジッタリン・ジン(以下、J.J.)。Whiteberryが“夏祭り”をカヴァー・ヒットさせたお蔭で、時代がまたJ.J.にすり寄って来た。ここ5年ほどインディーズで活動して来たJ.J.も11月1日リリースの新作『Banzai
Attack』からは古巣の日本コロムビアより配給...とメジャー復帰。その新作に合わせた『Banzai
Attack Tour』を、11月1日に高岡・もみの木ハウスで観た。
J.J.のファンクラブ『JITTERS』の会員No.9L-01の私は'89年のデビュー曲“エヴリデイ”からJ.J.のことを知ってるが、ファンになったのは'97年と遅い。当時私はオフスプリングにハマっており、オフスプリングに似た音はないかなぁ〜と考えたところ、思い浮かんだのがJ.J.(笑)。だって、リズム・パターンが似てるじゃない(笑)。ンタンタンタンタ...って(笑)。この年の秋、愛知淑徳大学の学園祭に潜入し、タダでJ.J.のライヴを観てから本格的にのめり込み、即『JITTERS』入り(笑)。その後、もみの木ハウスで都合3回J.J.のライヴを観てるけど、このホームページ上でリポートをUPしてないのは、J.J.のライヴだけはリポート書くことを忘れて思いっきり楽しもうって考えてたから(笑)。で、J.J.のライヴ体験5回目にして、ようやくリポート載せることになりました(笑)。
もみの木ハウスに足を運ぶと、異様に客が来てる。満員だ。「お客さまが入り切らないので、奥のほうに一歩ずつ進んで下さい」とのアナウンスが入ったくらい。J.J.のライヴでこんなに客が入ってるのは初めて見た。というか、もみの木ハウスじたいにこんなに客が入ってるのは初めて見た(笑)。ハルちゃんもこの客の入りには驚いてて、「来年は『もみの木ハウス2
days』やれるね」と言ってたほど(笑)。観客は20代前半までが8割以上。女のコの姿が多い。勿論、J.J.のキャリアゆえ30代の姿も見える(私もだ...笑)。
開演時間の7時を10分以上廻ったところで客電が落ち、J.J.の3人...ジンタ、入江さん、ハルちゃん...とサポート・ベーシストの土方 巧(そろそろ彼を正式メンバーにしてあげて!!!)がステージに登場。みんなお揃いのタンクトップ姿だった。ジンタだけじゃなく、ハルちゃんまでもギターを構えて演奏し始めたオープニング・ナンバーは“やけっぱちのドンチャラミー”。曲が終わるとハルちゃんはギターを置いてヴォーカル専念で“CALL
ME”、“HI! WILD MY
BIKE”、そして“ボロボロ”...と前のアルバム『TENTASTIC!』からの曲を連発。“ボロボロ”が終わると、「こんばんは〜! ジッタリン・ジンです」とMC入れたハルちゃん。ハルちゃんはここ数年ショート・カットにしてて、さすがに老けたなぁ〜って印象からは逃れられないんだけど(失礼)、声だけは全然歳を取らず、衰えを微塵も見せない。エヴァーグリーンだよなぁ〜。「新しく出たマキシ・シングルの曲聴いて下さい。“青いカナリア”」と曲紹介し、“青いカナリア”をプレイ。新作『Banzai
Attack』のアタマを飾るこの曲、いかにもJ.J.って感じの名曲だと思うよ。この後、前のツアーの時から演ってたような気がする“SENLESS
BOOGIE”と、“家へおいでよ”...と新曲を連発〜。“家へおいでよ”の演奏が終わると、男性客から「ジンタ〜!!!」と声が掛かる。これにハルちゃんが「ジンタ君にはいつも男からばかり声援がかかるなァ〜」と言うと、女のコから「ジンタ〜!!!」の声援が。「よかったな、ジンタ君、黄色い声援がかかって...」と、ハルちゃん(笑)。
ここで新作『Banzai
Attack』からの“馬鹿息子”をプレイ。このライヴが行われた11月1日っていうのは、その『Banzai
Attack』の発売日。ライヴの途中のMCでハルちゃん、「11月1日に新しいアルバムが出るんですけど...って、今日や〜!!!」...長くツアーに出てると日にちの感覚もズレてくる(笑)。ツアーに出てると「ドラクエ出来なくて寂しい」も言ってたけど(笑)。「まだ聴いてないひとは来年のツアーの時までに曲覚えて下さいね」とハルちゃんは言っていた(笑)。私は10月31日のうちに『Banzai
Attack』購入して曲覚えてからライヴに臨んでたけど(笑)。ここでハルちゃんはアコーディオンを構え、新作から“一番鶏”、“犬小屋”、そして“雨上がり”の『要アコーディオン』な3曲を披露。『Banzai
Attack』収録曲全8曲のうち7曲(!)を立て続けに披露したとろで、ハルちゃん、「後半は昔の曲も演ろうかなと思ってますけど、今までと同じくらい盛り上がってくださいね」とMC。ここでハルちゃんが♪君がいた夏は遠い夢の中〜と、歌い出す。観客から、うおっ〜!!!...ってな歓声が上がり、すぐにハルちゃんの歌に合わせて歌い始める。最初に披露された『J.J.クラシック』はWhiteberryがカヴァー・ヒットさせた“夏祭り”だった!!! 勿論、これには観客は大いに盛り上がる。この日一番だったんじゃないかな。続いてプレイされたのはデビュー曲の“エヴリデイ”。これにも観客、大合唱で応え、間奏のギター・ソロ、ベース・ソロ、ドラム・ソロが短く入るところでハルちゃん、メンバー紹介を簡単にやった。さらに“プレゼント”をプレイすると、ハルちゃん、「後ろのほうにいるみんな、盛り上がってんか〜?」って言って、後ろに居る客に声出させたりしたり、「『もみの木ハウス2
days』成功させるために、みんな来年はもうひとりずつライヴに連れて来てや。そやないと、客入らへんから」などとMCしてから“恋は突然”と“マリアン”をプレイした。
「最後の曲で〜す! みんなアンコールあると思わんで、盛り上がってよ!!!」って、ハルちゃんが言ってプレイしたのが“GOOD
LUCK”。演奏が終わると、4人はステージを去ったけど、「アンコールあると思わんで」と言われても真に受けるファンは少ない(真に受けたヤツも居たようだけど...笑)。みんなが熱心にアンコール・コールをすると、まず入江さんがステージに戻って来て「みんなあまり前のほうに来ないで。恐いです(笑)」。次にジンタが戻って来て「ありがとう、今日はホントに楽しいです」。次に巧クン、そしてハルちゃんが来て「アンコール、どうもありがとう!」と言ったところで演奏されたのは、近年のJ.J.のテーマ曲“黄金の夜明け”。さらに“自転車”をプレイすると4人は観客にお礼を言って、入江さんはドラム・スティックを観客の間に投げ入れていった。
いや〜、実に盛り上がったライヴ。ホントに『もみの木ハウス2
days』アリかな?(笑)
【SET LIST】...'00.11.1
高岡・もみの木ハウス
1. やけっぱちのドンチャラミー
2. CALL ME
3. HI! WILD MY BIKE
4. ボロボロ
5. 青いカナリア
6. SENLESS BOOGIE
7. 家へおいでよ
8. 馬鹿息子
9. 一番鶏
10. 犬小屋
11. 雨上がり
12. 夏祭り
13. エヴリデイ
14. プレゼント
15. 恋は突然
16. マリアン
17. GOOD LUCK
(encore)
1. 黄金の夜明け
2. 自転車