関西最大規模を誇る学生参加型イヴェント、『Kiraria
Presents FES
CUTE』に文字どおり「潜入」してきた(笑)。神戸を中心に店鋪展開を行ってる有名美容院『Kiraria』がメイン・スポンサーで、ゲストとして『CanCam』専属モデルの西山茉希が出演し、メインのイヴェントが、関西21大学の代表女性から『Campus
Queen』を選ぶという内容のため、着飾った女子大学生たちの集結が予想されるという、『40男』の私にとっては「アウェイ」としか思えない状況。そんなところへなにしに行ったの?...と訊かれそうだけど、ライヴ・アクトとして、メジャー・デビュー・アルバム『UP
TO
YOU』リリースにより人気急上昇のMiChi.が出演するからだ。東名阪ワンマン・ツアーのチケットはSOLD
OUTだったし、旬な彼女のライヴを観たいと思ったなら、こーゆーとこに『潜入』するしか手はなかった(苦笑)。会場の神戸ファッションマートには開演時間(17:00)の40分ほど前に到着してたけど、不審者と思われるとイヤなので(苦笑)開演時間ギリギリになってから会場内入り。入場の際、あまりにも自分が場違いなものだから、居心地の悪さに耐え切れず「チケット殺して帰ろうか」と考えたりもしたが、それを我慢して会場内に入った。この日のイヴェントは再入場が可能で、再入場管理の都合からか、リストバンド(しかも、ショッキング・ピンク色!!!)を着用させられた。会場のなかに入ると、そこには20前後の男女ばかりが集まってたワケだけど、ごく稀に70歳以上の御老人や50代のオッサンの姿もある。おそらく、『Campus
Queen』出場者の家族が、孫や娘の晴れ姿を観に来てるんだろう。端からみると、私も『Campus
Queen』出場者の家族か関係者と思われたことだろう(苦笑)。
17:00になり、イヴェントが開始される。M.C.(司会進行役)はU.
K.。まずは、いきなり『Campus
Queen』のコーナーで、ステージ上に20人の『Campus
Queen』候補が振り袖姿で勢揃い(1人は事情により欠席)。U.K.が20人をひとりひとり紹介した後、お笑いコンビのTKOがステージ上に登場し、事前に彼女たちからとったアンケート結果をもとに、オモロい回答をしてた女性にツッコミを入れてた。ここで、振り袖姿の20名の候補たちはステージを去り、会場に居るイヴェント参加者はケータイ経由で20人の女性のうちの誰かに投票を行う。投票の結果、上位7名が「Finalist」に進める。私もケータイ使って投票しようと四苦八苦してるうちに、M.C.のU.K.が「今度は、歌姫の登場です」と紹介。いつの間にか、ステージ上にはギタリストとマニピュレーターの2人がスタンバっている。この2人が演奏を開始すると、ステージ向かって左側の裾からMiChi.が登場。
オープニング曲は、“PROMiSE”。グリーンのTシャツ(胸のところにグレイの絵のプリント)に革ジャンを羽織り、(腿より下を切り落とした)ジーンズの短パンに黒のタイツ姿のMiChiは、真っ赤な口紅を引いてるせいか、口が大きくみえた(苦笑)。ドーム状の会場で、大聖堂の内部みたいになっているため、音が妙な具合に反響してる。MiChi.が頭の上で手拍子とって観客を煽っても反応はイマイチ。MiChi.のロゴの入ったユニオンジャックのタオルを掲げるような熱心なファンたちも居たが、観客の殆どはMiChi.のライヴが目当てではなく、『Campus
Queen』とか他のイヴェントだから仕方が無い。この日のイヴェントは、私にとってもアウェイだったが、MiChi.にとってもアウェイだ。“PROMiSE”が終わり、「thank
you Kobe、FES CUTE!」などと御礼を言うMiChi.、次の曲は“ChaNge the
WoRLd”。明るい曲調のこの曲は、“PROMiSE”よりウケがイイようで、MiChi.の煽りに合わせて手拍子する観客も多くなった。“ChaNge
the
WoRLd”の後、MiChi.が小さい頃に神戸で8年間過ごしてたことを語る(具体的に住んでた地名を喋るとチラホラ反応があった)。「ホームに居る気持ちで、あと1曲、心を込めて歌うので聴いて下さい」などとM.C.して歌い始めた曲は、最新シングルの“YOU”。“YOU”もイイ曲だと思うけど、最後にドカン!と景気付けするような曲を演ったほうが良かったような...。曲が終わると、「最後まで楽しんで下さいね」などと言ったMiChi.、先ほどMiChi.のロゴの入りタオルを掲げてたファンたちは「『最後まで楽しんで』って言われても、オレたちの楽しみはこれで終わっちゃったよな」とボヤいてたけど、私もその気持ち、よ〜〜〜く解る!(苦笑)
【SET LIST】...'09.12.12
神戸ファッションマート
1. PROMiSE
2. ChaNge the WoRLd
3. YOU
MiChi.の出番が終わると、ファッション・モデル3人が最新のオサレなファッションに身を包み登場するファッション・ショー・タイム「KOBE
COLLECTION Fashion
Stage」。この3人のモデルにU.K.がファッションについて質問するコーナーもあった。短い休憩時間を挟み、『Campus
Queen』セカンド・ステージへ。今度は20人の女性がサンタ・ガールの衣裳で登場。ここで、Finalistに選ばれた7人のプレゼンテイターとして西山茉希が登場し、1人1人Finalistに選ばれた7人の名前を読み上げる。7人の名前の読み上げが終わると、西山茉希からFinalist7人に1人ずつネックレスが進呈された。20人の『Campus
Queen』候補たちが一旦ステージを去り、M.C.のU.K.と西山茉希の2人だけがステージ上に残ってトーク・セッション。事前に参加者から募ってた質問をセレクトして西山茉希にブツける...というコーナー。このコーナーが終わると、もう1人のライヴ・アクト、BENIの出番だ。
かつて本名の安良城
紅名義で活動してた彼女が「BENI」に改名してからリリースしたアルバム『Bitter
&
Sweet』はジャネット・ジャクソン以降のU.S.ブラック・コンテンポラリーの主流サウンドそのまんまの音世界を構築してる。ステージ上にマニピュレイター1人とダンサー4人が登場。演奏始まった曲は、最新シングルの“KIRA☆KIRA☆”。曲どおりキラキララメ入りの薄くピンクがかった銀色のワンピースに、膝上まである長い黒ブーツ姿のBENIが登場。2曲目の“Anything
Goes!!”では、「私が♪Say YEAH〜って歌ったら、みんなも♪Say
YEAH〜って返してくれる?」と言ってるのに反応が鈍い観客たちに「どうなの? やってくれるの? やってくれないの?」と訊き返すくらい貫禄のパフォーマンス(苦笑)。“Anything
Goes!!”が終わると、バック・ダンサーたちはステージ上から引っ込み、BENIが「新しいアルバムに入ってる曲を演るんだけど、あなたの大切なものを思い浮かべながら聴いて下さい」などとM.C.してから歌い出したのは、バラードの“ずっと二人で”。この曲からそのまま同じくバラードの“もう二度と…”へ。曲が終わると、BENIが「ブログやってるので、ブログ用の写真を撮らせてもらっていいですか?」と言って、撮影の邪魔になるから...とワザワザ照明を落とさせてまで写真を撮った(笑)。バック・ダンサーの4人もステージに戻り、「最後の曲、知ってるひとは一緒に歌って下さい」とM.C.してから演ったのは“Kiss
Kiss
Kiss”。曲が終わると、「最後まで楽しんでいって下さ〜い」と言ってBENIはステージを去ったけど、ライヴ・アクトをすべて観てしまった以上ここにはもう用は無いから、BENIの言い付けに背いて、私は会場を後にしたよ(苦笑)。
【SET LIST】...'09.12.12
神戸ファッションマート
1. KIRA☆KIRA☆
2. Anything Goes!!
3. ずっと二人で
4. もう二度と…
5. Kiss Kiss Kiss
私が居た2時間のうち、ライヴは30分ほど。期待してたMiChi.の“KiSS KiSS xxx”とBENIの“Kiss Kiss Kiss”の競演も無し...。私、なにしに行ってたんだろ? ホント(苦笑)。