日本を代表するTV局である『日テレ』と『Billboard
LIVE TOKYO』が組んで行う音楽イヴェント『80's Dream '90s Magic PREMIUM
CONCERT』が3月4日と5日に開催されるのに先駆け、出演者のひとりであるベリンダカーライルが単独公演を行うというので、2月28日に『Billboard
LIVE TOKYO』で観て来た。私が観たのは19時からの1stショウ。
入れ替え制で一夜に2公演行うため、『Billboard
LIVE』でのライヴは大概定刻どおりにスタートする。19時になるとバンド・メンバーがステージに登場。最後にベリンダが観客の拍手を浴びながらステージに登場。バンドはステージ向かって左からキーボード、ベース、ドラム、ギターの4人編成。オープニング曲は、彼女の代表作といえる2ndソロの『ヘヴン・オン・アース』から“I
Feel
Free”。殆ど普段着にみえるラフな格好で、時折三日月タンバリンを振りながら歌うベリンダ。2曲目も2ndソロからの“Nobody
Owns
Me”。私の好きな曲だけど、まさか演ってくれるとは思っていなかったので、嬉しい誤算! 曲が終わると、「good
evening, Tokyo?!」と観客に挨拶するベリンダ、続けて『80's Dream '90s
Magic PREMIUM
CONCERT』の話題を出してから、キーボーディストが弾き始めたリフは、GO-GO'Sの“Head
Over
Heels”(邦題は“キッスに御・用・心”)! キーボーディストとギタリストの前にはマイクが置かれてるけど、2人とも歌っていないのに女声コーラスが聞こえたのは、テープ類を流してたのか、はたまた女性の観客が歌ってたのか、何とも判別がつかなかった(苦笑)。曲が終わると、「thank
you〜、アリガト!」と日本語を交え観客に御礼を言ったベリンダ、3rdソロ『輝きのままで』から“(We
Want) The Same Thing”を披露。この曲が終わった後も「thank
you!」と観客に御礼を言ってた。次は2ndソロから、“I Get
Weak”。スローなこの曲では、ベリンダはステージ上をうろつきながら、時折ステージ前の観客と握手したり、三日月タンバリン振ったりしてた。この曲で初めて、バックバンドの2人がコーラス取ってるのがキッチリ聴こえた(笑)。歌い終わってまたしても「thank
you!」と観客に御礼を言ったベリンダ、次の曲は名バラード“Circle In The
Sand”。情感込めてこの曲を歌い終えたベリンダ、「アルバム『輝きのままで』からの曲です」などと曲紹介し、“Vision
Of You”へ。曲が終わると、「thank
you!」と御礼を言って、これまた3rdソロからの“Summer
Rain”へ。さらに3rd『輝きのままで』の曲が続き、キーボード・リフが印象的な“Valentine”が披露され、この曲では観客に手を掲げての手拍子をさせたり、三日月タンバリン振ったりアクティヴだったベリンダ。曲が終わると、ベリンダが「私のソロ・デビュー曲よ!」と曲紹介したけど、バンドが実際に演奏したのは、3rdからの“Leave
A Light
On”(邦題は“輝きのままで”)だった(苦笑)。何かしらの手違いがあったよーです(苦笑)。世間では“Leave〜”は、彼女の大ヒット曲の“Heaven
Is A Place On
Earth”の二匹目のドジョウを狙った曲と看做されてるかもしれないけど、私はこっちの曲のほうが好きなんです! CDでは故ジョージ・ハリスンがギターを弾いてることが話題になってたけど、バンドのギタリスト氏はきちんとジョージのフレーズに敬意を払った演奏をしてくれた...と思う。この曲でも三日月タンバリン振ってたベリンダ(女声コーラスも聴こえた...苦笑)、「thank
you so much!」と観客に御礼を言い、今度こそソロ・デビュー曲の“Mad
About You”を、三日月タンバリン振りながら披露。
「私がバンドを組んだのは1977年で、そのバンドはGO-GO'Sっていうの。曲に合わせて手拍子してよね。“Our
Lips Are
Sealed”!」ってな感じの曲紹介をしたベリンダ、GO-GO'Sのデビュー作の1曲目に収録されてる曲(邦題“泡いっぱいの恋”)を披露しすると、そのままGO-GO'Sの“Vacation”になだれ込む。立ち上がる者こそ居なかったけど、大いに盛り上がった観客に「thank
you so
much!」と御礼を言ったベリンダ。もう1時間くらい演ってるので「時間的に次の曲が最後だなぁ?。最後に演るとしたら『あの曲』だよなぁ」と思ってたら、ホントに♪when
the night falls
down〜...とベリンダが、ギターだけをバックにチョロっと歌い始めた。“Heaven
Is A Place On
Earth”です(苦笑)。そのままワン・コーラス歌ってからバンド演奏に移行。彼女の最大のヒットだから、場内大いに盛り上がった。歌い終えると「thank
you so
much!」と御礼を言ったベリンダ、バンドがまだ演奏中にもかかわらずひとりでステージを降りてった。
『Billboard
LIVE』の1stショウは後ろが詰まってるので勝手にアンコールは無いものと決めつけてたけど、観客が熱心にアンコール要求の手拍子してると、ベリンダ一行がステージに戻って来た。『Billboard
LIVE』でもアンコールあるんだぁ〜(汗)。アンコールの1曲目についてベリンダは、「アルバム『愛になりたい』(4th)から、“Do
You Feel Like I
Feel?”」と曲紹介。この曲を歌い終わっても誰もステージを降りない。まだ、あるんだ...と思ってると、ドラマーがファンに馴染みのリフを叩き始める。GO-GO'Sの“We
Got The
Beat”だ! ファンが曲に合わせて手拍子し、大いに盛り上がった“We Got
The Beat”が終わると、ベリンダとバンドはステージを降りた。
観客がまたアンコール要求の手拍子をしてる。さすがに2回目のアンコールはないだろう...と身支度を始めてると、またベリンダたちが観客の歓声と拍手を浴びながらステージに戻って来た。ベリンダが「favorite
song」と紹介して歌い始めたのは、カーペンターズの名曲として知られる“Superstar”。多くの観客にとってはサプライズだったようで、ベリンダがワン・コーラス歌い終わったところで(まだ間奏なのに)拍手が沸き上がった。“Superstar”を歌い終わって、「thank
you so
much! アリガト〜!」とベリンダが日本語混じりで観客に最後の御礼を言うと、この回のライヴはホントにお開きとなった。
『80's Dream '90s Magic PREMIUM
CONCERT』というイヴェントに合わせた来日のため、GO-GO'S時代も含め、'80年代から'90年代初頭までに限られた楽曲のみで構成されたライヴ。今回、殆ど予習はしてなかったんだけど、知ってる曲ばっかりだった。自分が如何に('90年代前半までは)ベリンダをよ〜く聴いてたかを再認識した一夜でした(苦笑)。
【SET LIST】...'17.2.28
ビルボードライブ東京 (1st Show)
1. I Feel Free
2. Nobody Owns Me
3. Head Over Heels (GO-GO'Sの曲)
4. (We Want) The Same Thing
5. I Get Weak
6. Circle In The Sand
7. Vision Of You
8. Summer Rain
9. Valentine
10. Leave A Light On
11. Mad About You
12. Our Lips Are Sealed (GO-GO'Sの曲)
13. Vacation (GO-GO'Sの曲)
14. Heaven Is A Place On Earth
(encore 1)
1. Do You Feel Like I Feel?
2. We Got The Beat (GO-GO'Sの曲)
(encore 2)
1. Superstar (カーペンターズのカヴァー)