Farewell Y2K〜2000年なんでもTOP10

−2000年 ベスト・アルバム10−

by ハルヲさん

(1) くるり「図鑑」
(2) キセル「ニジムタイヨウ」
(3) サニーデイ・サービス「LOVE ALBUM」
(4) NUMBER GIRL「SAPPUKEI」
(5) RADIOHEAD「KID A」
(6) スーパーカー「FUTURAMA」
(7) 古明地洋哉「讃美歌I」
(8) 椎名林檎「絶頂集」
(9) luminous orange「sugar plastic」
(10) 54−71「UNTITLED」

 今年よく聴いたアルバムですが、今年は、洋邦オルタナとジャズをよく聴いてました。ニール・ヤング、フレーミング・リップス、ピクシーズ、マイブラ、ダイナソー、モグワイ、戸川純、マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、ドン・チェリー、アルバート・アイラー、ダラー・ブランド、など。今年出たものにしぼって選ぶと、ほとんど日本のものになってしまいました。つーか洋楽レディオヘッドだけだ(笑)日本に才能のある人達が沢山出てきて、同時代的な気分を日本語で歌われるのって結構デカイ気がするんですよね。
 で、くるり。これからどうしていいのかも見えず、どんづまりの状況。一番気分にあってたのがこのアルバム。息苦しさと自分へのツッコミ。ミニマル・ミュージック、ポスト・ロック、カントリー等好きなことをやりつつ、前作に引き続いて叙情満開であり、憂鬱。ライヴも行きました。
 次。キセルは、本当にいいですよ。辻村兄弟、みなさん聴きましょう。ベースとギターがバックトラックにのせてふわふわと。隙間のある演奏と声。これがインディーズでの初アルバム。切なさとあきらめ。でもかすかな希望も心のどっかに。初アルバムにして曲が良い!!片思いミュージック。きゃっ。これもライヴ行きました。初ワンマン!
 サニーデイのラスト・オリジナル・アルバムになってしまいましたね。「ラヴアルバム」。これは個人的に滅茶苦茶切ないです。まあ、深くは訊かないで下さい。結局片思い。でも、一時ホントに元気出ました、これ。周りが輝いて見えた。今はまたどんよりとにごりつつあるような(苦笑)。
 ナンバーガール。これはもう、説得力が凄いんで。完全にヤラレました。最高です。ライヴ行ったです。今までのアルバムのようなキンキンとしたノイズは後退して、非常に聞き易く、ポップ。へヴィーでダークではあるが。凄いよ。
 レディへ。今年、鬱っぽかった時によく聴いた。大好きです。暗いけど。気分によっては聴いたらやばいかも。
 スーパーカー。長いです(笑)ブレイクビーツにのせた轟音ギター。これはホントに元気でます。一番ポジティヴになれるかも。シングル曲の疾走感がたまりません。
 古明地洋哉。暗いけど救いがあります。歪むギター。U2やトム・ヨーク、ジェフ・バックレイに通じるといわれました。
 椎名林檎。アルバムは僕の中ではもうひとつだったんで。好きなことやってる感じが○。
 ルミナス。やっぱ轟音系。声可愛いです。激しくポップ。ドラムスはナンバガのアヒト君。酔っぱらって学校サボってずっと聴いてた日もありました。
 54−71。尋常ならざる雰囲気が最高。
 ビョークとか入れたかったんですけど。あと空気公団なんかもいいですよ。
 ベストシングルは七尾旅人の「夜、光る」に決定!!

(received '01.1.15)

ハルヲさんのプロフィール...音楽サイト『アニサキス』を管理する純情な少年。今年受験を控える高校3年生。年齢にそぐわない(失礼!)シブめの音楽の趣味をお持ちです。滋賀県在住。

 

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