−2001年
ベスト・アルバム10− by
Jin.さん (1)
Acoustic Alchemy『 AART 』 以下,各作品に対するコメント。 というわけで,私の傾向としましては「ファンク」,「グルーヴ」,このあたりが重要なファクターであると考えられますね。他にもいろいろ迷ったのですが,なんとか絞り込みました。 (received
'02.1.4) Jin.さんのプロフィール...音楽サイト『Music
Zone』管理人。ニック・ロウ、ジュエルからハードロック/ヘヴィー系、そしてジャズ。フュージョン系まで幅広い趣味をお持ちです。ヒロくんと同じく、信州大学OB。
(2) Joyce Cooling『 THIRD WISH 』
(3) Soulive『 DOIN' SOMETHING 』
(4) Topaz『 THE ZONE 』
(5) J & B『 J & B 』
(6) Nick Lowe『 THE CONVINCER 』
(7) 山崎 まさよし『 TRANSITION 』
(8) Double Trouble『 BEEN THE LONG TIME 』
(9) Marcus Miller『 M2 』 (←正確には M の 2
乗と表記します。)
(10) Super Butter Dog 『 GROOBLUE 』
(1)
ナイロンとスティールのアコースティック・ギターがメインのインスト・グループ。基本はフュージョンだが,ジャズ・ファンク・ソウル・ボサノヴァなどのテイストが程よく混ざっている感じ。とにかく
2001 年一番のヒット作。何度聴いても飽きない。
(2)
女性フュージョン・ギタリストの一枚。ジャンル的には一応,スムース・ジャズに入っております。曲もただのインストではなくて,所々に入るスキャットがたまらなく気持ちイイ。センス抜群のギターが全編通して聴けるファンキーな一枚。
(3) 近年のジャズ・フュージョン界に大旋風を巻き起こしている
Gt,Org,Ds の三人組。 まだ 20
代とは思えない驚異のグルーヴでアルバム一枚を一気に聴かせてくれる。ベーシストがいなくてもオルガニストがベースを兼ねているのがミソ。
(4) 若干 25 歳のサックス・プレイヤー,Topaz
が率いるファンク・ジャズ・バンド。何よりもリズム隊が超タイト。その強烈なグルーヴの上にサックス,トロンボーン,そしてウーリッツァーが大暴れ。今年一番聴いたのはこれかもしれない。
(5)
日本のトップ・セッション・ミュージシャンが好きなことを楽しむために結成されたバンド。これはライブ・レコーディングであるが,そんなことを感じさせない完成された最高の楽曲陣。ここでもポイントは大きなウネリのあるグルーヴ。何でそんなにピッタリと呼吸が合うわけ?
(6) 私の心の師,愛すべきメロディ・メーカー,Nick
Lowe。今ではすっかり哀愁のメロディ・メーカーであるが,その心で語りかけるように唄う様はまさに悟りを開いたかのよう。アメリカのテロ事件の影響で来日公演が無期限延期になったのは今年一番のショック。(T_T)
(7)
唄い方が独特なこともあって受け付けない人も結構いるようだが,その音楽センスは
間違いなく最高峰に位置する。「売れているから,人気があるから」という先入観はとりあえず置いといて,ひとつの音楽作品としてちゃんと聴くと彼の凄さが実感できるはず。
(8) 不慮の事故で若くしてこの世を去った天才ギタリスト,Stevie
Ray Vaughan
のバックを務めていたリズム隊の二人がひっそりと発表したブルース・アルバム。ゲストに大物がわんさか参加しているが,それ以上に全体を通しての円熟したブルース・フィーリングが最高。
(9) ご存知,世界最高峰のベーシスト,Marcus
のソロ。ヤバイ,この御方はホントにヤバイ。のっけから鳥肌が立つほどのファンキーなナンバーが飛び出す。このグルーヴは絶対にマネできません,そしてベースが唄ってます。この御方の凄さは底なしだね。
(10)12 月発売で 2001 年 TOP 10
滑り込みセーフの一品。ウチのバンドのドラマーが聴いた
瞬間に「METERS
だ!」と叫んでしまうほどのコテコテのファンク。バカっぽさを前面に出しながらも嫌味なく聴ける一枚。今の日本では大変貴重な存在でありますね。
次点として GALACTIC,CANDY DULFER,PONTA
BOX,GOTTHARD,REB BEACH,SYSYTEM OF A DOWN,ROCKET FROM THE
CRYPT のアルバムが最後まで残ってました。2002
年も良い音楽にめぐり会いたいですね。