2001年なんでもTOP10

−2001年 ベスト・アルバム10−

by Sweeperさん

. リシャール・ガリアーノ&エディ・ルイス「フェイス・トゥー・フェイス」(写真)
. ブラッド・メルドー・トリオ「プログレッション」
. コチャニ・オーケスター「オリエント・ルージュ」
. ヨー・ヨー・マ「シルクロード・ジャーニー」
. ヒュータヤット
. ケニー・バロン・トリオ「ライブ・アット・ブラッドレイズ」
. メデスキー・マーティン&ウッド「ザ・ドリッパー」
. アリ・ハッサン・クバン「リアル・ヌビアン」
. サカモト&モレレンバウム2「CASA」
. キース・ジャレット・トリオ「インサイド・アウト」

(順不同)

私はJAZZファンなのでそんな観点で選ばせていただきました。
順不同にて(順位なんてつけられるわけが無いので。。。)

リシャール・ガリアーノ&エディ・ルイス「フェイス・トゥー・フェイス」
二人ともDUOでは過去にも良い作品があるのですが共演はレーベルが同じという理由からかもしれない、でもガリアーノのファンとしては新譜というだけでOKです。

ブラッド・メルドー・トリオ「プログレッション」
何回目かのNYヴィレッジバンガードでのライブ盤。この人は若くしてすでに他の人に無い「何か」を持っている凄い人です、ホントに。

コチャニ・オーケスター「オリエント・ルージュ」
解説には「オリエント・ジプシー・ブラス・バンド」とある。本人たちはきっとそう言われることは望まないでしょうけど、素人にはわかりやす過ぎるカテゴライズです。意外とジャズしています。ラカトシュ人気に続くのだろうか?私は好きです、こういう音。

ヨー・ヨー・マ「シルクロード・ジャーニー」
タイトルとおり、シルクロード沿いの音楽家と一緒に演奏する企画モノ。これが意外といい。あのヒットしたタンゴより、こっちのほうが数倍いいです。

ヒュータヤット
もはや説明不用の「叫ぶ男声集団」。常識的なものを取り去るくらい凄い。

ケニー・バロン・トリオ「ライブ・アット・ブラッドレイズ」
NYで今は閉鎖されてしまった「ブラッドレイズ」でのライブ。私は以前この人のピアノ演奏をこの店で聞いたことがあるだけに(それ以来ファンのですが)より親近感を持って聞けます。来日公演(チャーリー・ヘイデンとのDUO)もよかった。バイオリンとのDUO盤もよかった(「フリーホール」〜レジーナ・カーターとの共演)

メデスキー・マーティン&ウッド「ザ・ドリッパー」
初めからレスリーがうなる、もうジャズでもロックでもない方向に行ってしまった感があります。来日公演ではコルグ協賛なのにコルグ(のオルガン)には一回も手をつけないというハプニングもあったりしました。

アリ・ハッサン・クバン「リアル・ヌビアン」
エジプトのカイロにて結婚式で歌う曲を集めたらしいけど一般日本人にはそう聞こえないところが文化の差だろうか?1曲だけ「サノセ」という曲があり(たまたま日本の「さのせ」に似ているという理由でそうネーミングされた)笑える。

サカモト&モレレンバウム2「CASA」
この空間がいい。この脱力感がいい。チェロのボレレンバウムとは「1996」以来(だと思う)の取り合わせですね。来日公演を逃したのが痛い。

キース・ジャレット・トリオ「インサイド・アウト」
この人たちも、もはや説明抜きですごい。もはや「スタンダード」は彼らには音楽するための素材でしかないのか?「スタンダード」をしなくともこれだけ説得力ある音が出せるGROOVE感はこの人たち(G.ピーコック、J.ディジョネット)ならではなのでしょう。

(received '01.12.31)

Sweeperさんのプロフィール...ウクレレさんのサイト『ぷりみてぃぶポップ』の常連さんで、急遽この企画に飛び入り参加してくれました。どうもありがとう! Sweeperさんへの連絡先はこちら→

 

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