2001年なんでもTOP10

−2001年 鉄道ファンが失ったもの TOP10−

by ヒロくん

(1) JR東日本の運賃特定区間(日暮里−岩沼間、岡谷−塩尻間)
(2) かいじきっぷ
(3) 吉都線小林駅のみどりの窓口
(4) 特急『白鳥』
(5) 石北本線の天幕駅、中越駅、奥白滝駅
(6) のと鉄道(穴水−輪島間)
(7) 特急『北アルプス』
(8) 名鉄揖斐線(黒野−本揖斐間)、谷汲線
(9) 下北交通大畑線
(10) 只見線田子倉駅の冬期(12/1〜3/31)の列車停車

(1) 東北線と常磐線(日暮里−岩沼間)、中央線旧線<辰野経由>と新線<みどり湖経由>(岡谷−塩尻間)...どちらのルートを通っても、運賃は短いルートのほうで計算するという特例がありました。それが運賃特定区間。これらの区間が12月1日から廃止になりました。でも、今どき東京から仙台に行くのにわざわざ常磐線の特急乗るひとも居ないと思うし、この制度廃止によってJR東日本がどれだけ潤うのかというと...ゼロでしょ?(笑) 何のための制度廃止かまったくもって意味不明。
(2) 東京都区内から山梨県の塩山、山梨市、石和温泉、甲府、竜王の各駅まで、特急『かいじ』の自由席往復で\4,180 という格安きっぷ。これが無くなった!!! 個人的には、富山からクルマまで山梨県の史跡××××の駐車場まで出てそこにクルマを駐め、××駅から甲府に出て、『かいじきっぷ』使って上京する...というのを常套手段にしてたため、「なんつうことしてくれるんだ!」と怒り心頭! 今ある『あずさ回数券』(東京都区内−甲府、竜王)は3往復分で\16,800。明らかにサーヴィス低下してる。JR東日本って儲かってるんじゃなかったの???
(3) 2000年の正月に小林駅を利用。きっぷ買ったことあるんだけど、たぶん、無人化されたのですね...。2000年の3月の急行『えびの』の廃止に次ぐ暴挙。
(4) 大阪と青森を結び、昼間特急では最長距離を走ってた名物特急。有栖川有栖の『マジックミラー』や折原一『白鳥の殺人』など、多くのミステリー小説の舞台にもなってました。私も乗ったことありますよ。青森→酒田間とか、新津→青森間、糸魚川→長岡間。さすがに大阪から青森まで通しで乗ったことはありません。13時間近く乗ってたらそりゃあ拷問に近いいから「全線通して乗るお客さまが居ないので廃止です」って言われたら反論の余地はありませんね。
(5) 一日に上り列車と下り列車がそれぞれ1本ずつしか止まらなかったことで知られてた北海道奥地を走る石北本線上川−上白滝間の駅。この3つの駅の廃止により、上川−上白滝間は34.0 km も駅が存在しない『駅空白地帯』に。石勝線のトマム−新得間(33.8 km)をも凌ぐ。ちなみに、上り普通ディーゼルカーはこの上白滝−上川のひと駅ぶん走るのに66分かかってます(笑)。
(6) 先に3セク化された穴水−蛸島間よりも先に命脈尽きたのは、ちょっと謎。
(7) 全盛期には、富山痴呆鉄道...じゃなくって、富山地方鉄道から国鉄高山本線、そして名鉄に乗り入れ、私鉄→国鉄→私鉄...という走行ルートがマニアにオモロがられてた特急。近年は名鉄新名古屋から高山までしか走ってませんでしたケド...。
(8) 名古屋近郊に列車を走らせる名鉄もバンバン合理化してます。美濃の山奥へ走る路線が切られました。鉄道マニアが谷汲駅の駅名標盗んでいって、後で宅配便で駅に返してきた騒動のオマケ付き(笑)。同じく岐阜県内を走る八百津線、竹鼻線の一部も廃止の憂き目に...。
(9) 国鉄の赤字ローカル線を地元の交通会社が引き継いで運転してましたが、とうとう命尽きました。合掌...。
(10) JR東日本の只見線(会津若松−小出)の福島・新潟県境まぎわ、福島県側最後の駅が田子倉駅。この田子倉駅は2001年の冬から12月1日から3月31日までの間、すべての列車が通過することになりました。この田子倉駅、ホント、周囲に何も無いですよ(笑)。浅草岳への登山客のみが登山シーズンに利用する駅です。私も一度だけ利用したことのある駅だけど、勿論、目的は浅草岳登山(笑)。

(selected '01.12.23)

ヒロくんのプロフィール...このサイトの管理人。2001年は計31回ライヴに足を運んだ音楽マニア。2002年はライヴ出没回数を減らし、まっとうな生活に近付ける努力を始める予定。

 

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