2002年なんでもTOP10

−2002年 に僕が出会った非常にパーソナルな音楽たち TOP14 −

by Toneさん

☆宇多田ヒカル「Travelling」
☆モンパチのアルバム
☆元ちとせの「コトノハ」っていうミニアルバム
☆TAKU 「Still」
☆Green Piece
☆石嶺聡子 「クルーン」「あなたのそばに」
☆シェリル・クロウ 「C'mon C'mon」
☆ジョン・レノン
☆naivepop or petitfool
☆suede "a new morning"
(写真)
☆Van Halen3 「That's why I love you」
☆Luminous-Free
☆"Drive"かっちゃん
☆内藤瑞季

(順位はなしで)

大して新しい音楽を聴いていない上に、非常に偏っていてパーソナルな選択です。記述もパーソナルかも。すいません。

☆宇多田ヒカル「Travelling」
今年初め、上京して就職活動の際に、新宿あたりで耳にした。彼女の曲で、初めて好きになった曲。アルバムなんて聞いたことないけどね。「Sakuraドロップス」っていうのも良いと思った。都会的で大人っぽいサウンドになってて。当時は、やっぱり都会だな、と思った新宿も、西武新宿線に住むことになったこともあり、今では日常の庭。うーむ。

☆モンパチのアルバム
上司の趣味で、職場でさかんにかかっていた。それほど心に響かず。すみません。

☆元ちとせの「コトノハ」っていうミニアルバム
たぶん、ブレイク前夜のもの? やはり職場でかかっていた。これは、肌に合った。感想は、昔ながらのポップミュージックだな、って。おなじみの。民謡の歌唱法、とか、そんなのあまり関係ない。昔からある音楽。忘我の境地、昔話やおとぎ話の幻想の世界に誘うところが、ちょっと僕好みの、種類の、音楽かもしれない。おなじみの。高校の頃から聞いていた音楽と何も変わらない。ポップミュージックの本質は、昔から何も変わっていない、僕にとっては、そういうこと。

☆TAKU 「Still」
横浜のうたうたい。彼に、会うことができた。何年も前に、渋谷路上で拝見して以来。感激だった。彼が主催するイベント、「濱音」、も見ることができた。「Still」は、彼の、名作「DEMO7」に入っている、名曲。同じく、「濱音」のテーマソングも、すごく心に残っている。横浜を鳴らせ〜〜、ハ・マ・オ・ト!!
 僕が7月で仕事を辞めてしまったのは、彼に会いこの曲を聞いたからかもしれない。TAKUさんは、今上り調子で、なんかそろそろメジャーデビューも近そうだよ!!
http://www.taku1.com/

☆Green Piece
そのTAKUさんのお隣にいた、横浜で1番人気の路上ユニット。ほうー、そうなのかー、と思ってよく見たら、高校の軽音の後輩だった(笑)。こんなところで会うとはね。がんばれー。
http://www.wingsongs.com/greenpiece/

☆石嶺聡子 「クルーン」「あなたのそばに」
アーティストとしては活動停止中の熊谷幸子が石嶺聡子に提供した曲である。この2曲は、僕にとっては、21世紀になってはじめて届けられた、熊谷幸子の新曲であり、熊谷の姉御からのメッセージだ。僕は知っている。熊谷幸子が届けてくれた、本当に豊かで愛に満ち、そしてエキサイティングな音楽の旅を。その最後に、遠い場所から届けられた、姉御からの手紙。たぶん、この曲は、今年出会った曲の中で、もっとも「凄い」曲だろう。長い旅の末にたどりついた、愛と自由。まるですべてから解脱してしまったかのような、自由な風の旋律、あふれる愛。僕にとって、21世紀の指標、指し示してくれるのは、あの苦しかった世紀末に、共に愛に苦しみ、愛を貫いた、熊谷幸子の、楽曲以外にありません。それ以外は、VH3ね。あるじゃん(笑)

☆シェリル・クロウ 「C'mon C'mon」
このアルバムは、ハニーがプレゼントしてくれた。今年の夏、よく聞いた。このちょっとアメリカンな、道路の広い、新青梅街道沿いの、車かっとばしたくなる田舎町に住んでいると、ゴキゲンなアメリカンロックを聞きたくなってくる。

☆ジョン・レノン
仕事を辞めて、バイトを探している余暇の間に、ベスト版をひっぱりだしてきて、急にたくさん、また聞くようになった。いつ聞いても、僕はやっぱり泣いてしまう。大事な人、かけがえのないもの、を持っている人なら、わかるはずだよね。

☆naivepop or petitfool
昨年のベストのページに「Strawberry Machine」のことを書いたが、それと同じ、名古屋の良質のインディーポップレーベル、abcdefg*recordのアーティスト。レーベルオーナーのノムラ氏が率いるバンドでもある。基本的にこのレーベルの魅力って、無邪気でピュアな子供ゴコロを忘れていないところだろ思うのね。SMに関しても、やはりノムラ氏のインプットや方向づけがあったことを証明する一枚。そして、僕にとっても、やはり大好きで、大事なレコードだ。ポップレーベルをやっていながらハードロック好きを公言する氏が、バックでいっしょうけんめいギターソロを弾いているのだが、ギターポップということで、ミックスで音量を下げられてしまっていてほとんど聞こえない(笑)このレーベルが、末永く続くといいなと思う。他の作品では、heidiやpastelshotも良かったな。
http://www.abcdefg-record.net/

☆suede "a new morning"
やっと出た、スウェードの5thアルバム。本国UKでは商業的にはコケまくっている。このアルバムに関しては、いろいろと言いたいことがあるし、いろんな思いがある。確かなのは、suedeはまた僕たちに必要な傑作を届けてくれたということだ。suedeがこれからも続くかどうかはわからない。このアルバムは、終着駅的な雰囲気を多分にたたえているからだ。僕にとっては、やはり今までの人生の愛や悲しみを象徴するアルバム。泣くことは、人生にはやはり大切だ。泣きたいことは、生きていればいくらでもあるのだから。Lost in TV(オアシスの某曲に似てる)やObsessions ,Beautiful Loser ,Simon,Untitled,Astrogirlなどの名曲が目白押しだが、僕はやはり、評判の悪いシングル曲「Positivity」が好きだ。そして、サマーソニックでハニーと見たsuede。一緒に見ることができて良かった。サマソニで他におもしろかったのは、やはりFlaming Lips。HavenやWeezerも悪くなかったけど。

☆Van Halen3 「That's why I love you」
やはり、この曲は今年も大事な曲だった。愛と、技術と、人間と。僕の目指す世界のすべてがこの曲にある。

☆Luminous-Free
Landscape高橋氏を中心とするインプロヴィゼイション・ユニット。ルミナス・フリー。ここまでの高度な芸術世界を作り上げる音楽家たちと、そうそう出会える機会はない。ヴィジュアルアーティスト金大偉氏の幻想的な映像と組み合わさって繰り広げられる即興ライヴは、素晴らしいの一言!
 テクノというのか、プログレというのか、ロックなのか、アンビエントなのか、どう呼んでいいのかはさっぱりわからないけど、ヤバいって、ルミナス・フリー。もう、なんというか、こっそり教えてあげるって感じなんだから(笑)
http://www.landscape01.com/

☆"Drive"かっちゃん
夜の池袋でスリリングな路上演奏を繰り広げていた、男気に満ちたギタリスト、かっちゃん。そして、彼のバンドDrive。決して、流行りの音楽をやっているわけではないし、泥臭さはあるけど。いえることはひとつ、彼、イカしてます。
http://www9.plala.or.jp/driverec/

☆内藤瑞季
そして、彼女の音楽と出会えたことは、ある意味最大の収穫だったかもしれません。彼女についてわかっていることは、Music Podっていうあの自販機みたいので3曲リリースしているということと、今現在メジャーの音楽出版と話を進めているらしい、ということ、です。それ以上は省略です(笑)
2月3日に四谷Live Inn Magicでライヴみたいですね。

あとは、路上やライヴハウスでいくつか素敵なアーティストは見たけどね。サクラシンマチ(http://www.music.ne.jp/~sakushin/)などをはじめとして。まぁ、このへんでネタが尽きますね。

2003年は、今更なんだけど、自分のルーツである古いハードロックやヘヴィメタルに、帰ってみようかと思っています。新しいものでも、ヘヴィな音楽を聴いてみようかな。

(received '03.1.3)

Toneさんのプロフィール...熊谷幸子ファンサイトや、『音楽評論サイトM-Traffic』など、いくつかのサイトを作っては放置している。今んとこの本拠地はhttp://www.imaritones.com/

 

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