2002年なんでもTOP10

−2002年 に愛聴したRUSHの曲 TOP10−

by めいすんさん

(1) Turn the Page (from AL『Hold Your Fire』)
(2) Driven (from AL『Test for Echo』)
(3) Freeze - Part IV of "Fear" (from AL『Vapor Trails』)
(4) Resist (from AL『Test for Echo』)
(5) Kid Gloves (from AL『Grace Under Pressure』)
(6) Red Barchetta (from AL『Moving Pictures』)
(7) The Analog Kid (from AL『Signals』)
(8) Between Sun and Moon (from AL『Counterparts』)
(9) Freewill (from AL『Permanent Waves』)
(10) Manhattan Project (from AL『Power Windows』)

ヒロさんほどの大ファンではないんですが、RUSHというバンドは中学生の頃に出会って以来ずっと気になる存在で、自分の音楽の趣味がどんなに変遷してもいつも傍らに置いて細々と飽きずに聴き続けている不思議なバンドです。世間ではハードロック/プログレ的な位置に無理矢理置かれている気がするけど、ほんとはその筋のファンに独占させず全てのロックファンに聴いてほしい素晴らしいバンドですよね。かといって、例えばXTC命とかいう典型的なブリティッシュロックファンに聴かせても冷めた反応が返ってくるし(爆)なかなか難しいところもありますが、個人的には「ロック史上最も誠実なバンド」の称号を与えたいし世間にその素晴らしさを再認識してもらいたいところです。

ラッシュを表現するのに「誠実」という一見胡散臭い言葉を苦も無く言わせてしまうのは、やはりニール・パートの存在でしょうか。ドラマーとしても詩人としても超一流、彼の志の高さがラッシュの不断の進化を支える原動力になってるんでしょう。バンドの30年(?)の歩みにおいて、ほとんどアーティストとしての妥協無しにクオリティの高い作品を作り続ける(更にそれに伴う大規模なツアーも!)根性にはホント頭が下がります。「ポリス病」や「グランジ病」などに感染した時代もありましたが、ニール・パートの気高い精神がラッシュの屋台骨を支えている限り、サウンドプロダクションに時々垣間見られる臆面の無さもご愛嬌ということで許せます(笑)。ニールだけじゃなく、他の2人もほんとすんばらしいです。ゲディ・リーのベースは文句無しとしても、ヴォーカルについては20年前は正直キモかったです。ところが今の時代は全く違和感が無いどころか、表現力も格段に進歩していますね。アレックス・ライフソンのギターは一時期おとなしかったですが、ここ数作で往年のキレを取り戻しているようです。

上記の10曲は今年特に愛聴したものばかりで、どの曲にもわたしなりに解釈するラッシュの誠実さが顕著に表れております...というより、単に通勤のときに聴いていたCDRの曲がほとんどです。総合洋楽サイトでラッシュを紹介しているサイトが皆無の中、このバンドをいつもプッシュされているヒロさんにはとても感謝しております。今後もヒロさんの活動を応援しております。

(received '03.1.13)

めいすんさんのプロフィール...1970年代後半から1980年代初頭にかけて活躍したアイルランドのニューウェイヴ・バンド、ブームタウン・ラッツのファンサイト『BANANA REPUBLIC』管理人。

 

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