−2002年
に読んだ本 TOP10− by
ふねさん (1)
「ルール」古処誠二/集英社 (1)
時は太平洋戦争。南方はひどかったそうですが、戦争と「人間」の極限は飢餓との戦い。非常に辛いが、必読。人間にとっての最後のルールとは? (2)
経済大嫌い、そんなあたしの目からウロコ。「金持ち父さん」とか読んでる暇があったらこっち読んだ方がいい。 (3) PC
を歴史から分かりやすく紐解く書。html ファイル指定でない URL
直打ちの場合、最後に必ずスラッシュをつけるあたしはあっち側の人だったのでしょうか。 (4)
読んでいると世界が淀み始める。少しくらい厭世的に自虐的に内省してみろ自分、悩み死ね自分、と云う気になる私小説集。 (5)
百鬼園先生は稲垣足穂と同じで、目の付け所と流麗な文章に無条件にひれ伏して仕舞う。 (6)
日記書きの先鞭つけたカリスマ風俗嬢。まさかお亡くなりになるとは思いませんでした。ご冥福をお祈りします。 (7)
殺された「わたし」の視点で描かれる、小さな殺人者の緊迫した四日間を綴る。なんて上手なんだ、若いのに(筆力と年齢は無関係)。 (8)
やられた。ミステリの基本に忠実な新本格派。 (9)
惨殺バスジャック事件で生き残った幼い兄弟とバスの運転手は数年を経て共同生活を始める。三人称が美しい。 (10)
変な世界を変な色気で描かせたらこの界隈一。 (received
'03.1.13) ふねさんのプロフィール...観た映画、読んだ本、聴いた音楽の個人的感想を記録するサイト『びぼうろく』管理人。社会人になって多忙のため、サイトの更新頻度が減ったのが悩み???
(2) 「経済ってそういうことだったのか会議」
佐藤雅彦・竹中平蔵/日経新聞社
(3) 「コンピュータのきもち」 山形浩生/アスキー
(4) 「鹽壷の匙」 車谷長吉/新潮文庫
(5) 「百鬼園随筆」 内田百?/新潮文庫
(6) 「恋は肉色」菜摘ひかる
(7) 「夏と花火とわたしの死体」 乙一/集英社文庫
(8) 「ハサミ男」 殊能将之/講談社ノベルス
(9) 「EURIKA(ユリイカ)」 青山真治/角川文庫
(10)「龍宮」 川上弘美/文藝社