2002年なんでもTOP10

−2002年 ベスト・アルバム10−

by Sweeperさん

1. アジザ・ムスタファ・ザデ 「シャーマン」
. ブラッド・メルダウ 「ラルゴ」
. 佐藤允彦 「NAGI」
. ケニー・バロン 「カンタ・ブラジル」
. パット・メセニーグループ 「スピーキング・オブ・ナウ」
. ユッスー・ンドゥール 「ナッシングズ・イン・ヴェイン」
. アノワール・ブラエム 「ル・パ・ドュ・シャント・ノアール」
. メデスキ・マーティン&ウッド 「アンインビジブル」
. カルロス・マザ 「ドンデ・エストイ?」
. 元ちとせ ハイヌミカゼ

(1位以外はどれも順番はつけられないです。)

・アジザ・ムスタファ・ザデ 「シャーマン」 (Aziza Musutafa Zadeh 『Shamans』)
クラシック、ジャズ、そしてアゼルバイジャンのミックスされたピアノに自らが歌う独特の世界に私は今年一番のハマリでした。これより前に何枚かアルバムがあるらしいのでそれも調べて聞いてみたい。

・ブラッド・メルダウ 「ラルゴ」
来日公演も凄かったが、オリジナルトリオ以外の人を使ってやはり自分の音楽を表現してしまうところは若くしてスタイルを確立している気がします。ACジョビンの{ウェイブ」をバイブラホン(ピアノでなく)で演奏してしまう大胆さは脱帽です。

・佐藤允彦 「NAGI」
ワークショップでお世話になっているということを考慮にいれなくても、真摯な音楽があり、これも02年とても聞いた一枚でした。

・ケニー・バロン 「カンタ・ブラジル」
個人的にこの人のピアノは大好きなのでどんなことをしても結局買って聞きこんでしまうです。

・パット・メセニーグループ 「スピーキング・オブ・ナウ」
リチャード・ボナが正式メンバーというのが驚きましたがサウンドはPMサウンドそのものでした。驚きやスリリングさはもう無い(ある意味でもう聞き飽きてはいる)けど、何回か聞いていると何故か不思議な譜面ワリやリズム・アクセントがしばらく頭から離れない。

・ユッスー・ンドゥール 「ナッシングズ・イン・ヴェイン」
やられましたね。世界的に有名になった自分の声を敢えてまた「自分のルーツ」のサウンドに適合させてこれがまた心地良いのです。

・アノワール・ブラエム 「ル・パ・ドュ・シャント・ノアール」 (Anouar Brahem  『La Pas Du Chant Noir』)
ウード弾きがフランスのピアノとアコーディオンと静かに対峙する、ECMならではの音楽。私は3人のいづれの奏法がいいのでよく聞きました。

・メデスキ・マーティン&ウッド 「アンインビジブル」
だんだんとジャズ的要素が薄れ、アングラファンクバンドとなりってきている気がします。もう一作の「エレクトロニック・トニック」は未聴です。

・カルロス・マザ 「ドンデ・エストイ?」 (Calros Maza 『Donde Estoy』)
これは02年の発売ではないのですが、たまたま中古CDで300円で売っていたものを拾い買いしたもの。スペイン出身の若者のソロピアノ。全編オリジナルですが、これまた今まできいたピアノ音楽と違う、ユニークな表現。めちゃくちゃうまいだけでなくそれをいかに表現するかというためのテクニックが備わっている感じがします。

・元ちとせ ハイヌミカゼ
もう私が言わなくても誰もが知っている逸材です。10年、20年と輝いていて欲しい。暫く引退・充電しても、待っていられるものがあります。

(received '03.1.14)

Sweeperさんのプロフィール...ウクレレ前田さんのサイト『ぷりみてぃぶポップ』の掲示板の常連さんで、前回に引き続き今回も参加いただきました。どうもありがとう!

 

INDEX