−2002年
南アルプスらしいエピソード TOP10− by
ヒロくん (1)
「雪投沢露営地と北荒川露営地の水場、大腸菌ウヨウヨ」。 8月11日から18日まで、7泊8日の日程で南アルプスの山旅に出掛けた時に私・ヒロくんが見聞きした「南アルプスらしい」と思えるエピソードのTOP10です。 (1)
熊ノ平小屋のオヤジが、通りかかる登山者みんなに語っていた(???)セリフ(笑)。
熊ノ平小屋から南下する場合、最寄りの宿泊スポットが北荒川露営地と雪投(ゆきなで)沢露営地。「雪投沢露営地と北荒川露営地の水場、大腸菌ウヨウヨだぞ〜!!!」と脅せば登山客が熊ノ平小屋に泊まってくれると思ったのかどうだか知らないけど、このセリフを真に受けて、熊ノ平で水を汲んでから北荒川露営地/雪投沢露営地へ向かう登山者が続出(笑...私も含む)。この熊ノ平小屋のオヤジのセリフの真贋ですが、北荒川露営地も雪投沢露営地も、水が大腸菌に汚染される理由が見当たらないくらいキレイなところなんですケド...(笑)。 ('02.8.22) ヒロくんのプロフィール...このサイトの管理人。高校時代から登山が趣味。主に無雪期の北アルプス/南アルプスに出没。冬期には紀伊山地や四国、九州まで遠征することもある。
(2)
塩見小屋で素泊まりすると、小屋の外の「自衛隊テント」に案内される。
(3) 兎岳避難小屋の屋根、飛ばされたまま放置。
(4) 北岳肩ノ小屋の水場、1分あたり400 ml。
(5) 聖平小屋、カップラーメン売り切れ。
(6)
伊那バス、伊那大島駅から鳥倉林道終点までの路線バス開設を断念。
(7) 西沢渡の謎の小屋。そして、荷物用ケーブル。
(8) 塩見岳から蝙蝠岳の間に道標なし。
(9) 便ヶ島登山小屋、再建中。
(10) 百間洞山ノ家、チーズ2つで\100。
(2)
日本百名山にも選ばれた塩見岳最寄りの宿泊施設が塩見小屋。昨今の百名山ブームで登山者が殺到してるんだけど、小屋のキャパが小さいため登山者をさばき切れない。そのための窮余の策がコレ。1泊2食付きで宿泊してくれる登山者は小屋で寝泊まり。食事ナシの素泊まりの登山者は小屋の外に張った『自衛隊テント』に案内され、ここで寝泊まりすることに...。むご〜!!! とにかく、南アルプスには「食事付き宿泊」「素泊まり」「テント泊」で全然扱いが違う『階級制度』のハッキリした宿泊ポイントが多過ぎる!
(3)
中はどーなってるんでしょうか? やっぱ雨漏りとかするんだろうな...。
(4) 1分当たり400 mlってことは、2
リットルのペットボトルを満たすのに5分かかります。水を汲みたいひとが集まる食事時には水汲みの行列が出来るし、行列が出来ると順番廻ってくるまで1時間待ちなんてザラ。
(5)
8月31日で今季の営業を終える聖平小屋ならではのハナシ。もう閉鎖準備に入ってるのか、売り切れたモノを補充する気はサラサラなさそうだった。
(6)
塩見岳登山の拠点になる三伏峠への新しい登山口としてにぎわう鳥倉林道。昔からの三伏峠への登山口・塩川土場への登山バスを走らせてた伊那バスもこの鳥倉林道人気に目を付け、今季から登山バスを走らせようとしたけど、「あまりにも道路事情が悪い」って理由で断念。あの鳥倉林道、バス同士のすれ違い、どーやってやるの?(笑) 私も鳥倉林道でパンク経験済み(笑)。
(7)
聖岳登山口の西沢渡には、巨大な営林小屋の廃虚がたたずんでおります。200人くらい泊まれそう(笑)。この営林小屋がかつて使ってた木材運搬用ケーブル(滑車)を利用して、登山者は沢を渡るのだ。
(8)
塩見岳から蝙蝠岳の間では、ホントに道標を見かけませんでした。登山者が目印に積み上げたケルンがあるのみ。蝙蝠岳から二軒小屋の間にはペンキ印やら、道標やらたくさん見かけましたけど...。
(9)
小屋のオヤジがイロイロ問題起こして(笑)、閉鎖に追い込まれた便ヶ島登山小屋ですけど、地元・南信濃村により再建中でした。易老渡にも駐車場を整備するなど、地元・南信濃村は力入ってます(笑)。
(10)
百間洞山ノ家で「カップラーメン以外に何か食い物ないか?」と訊いたところ、売ってもらえたのが、コレ。全部で3種類の味が用意されていました(笑)。