2003年なんでもTOP10

−2003年 ベスト・アルバム10−

by Jin.さん

(1) トータス松本 / TRAVELLER
(2) Robert Randolph & The Family Band / UNCLASSIFIED
(3) J & B / THE TIME 4 REAL
(4) Scat Firework / CORRIDA
(5) Russell Batiste Jr. & The Orkestra from da Hood / CLINIC
(6) Various Artists / COLOURS OF GROOVE (II)-Brazilian Breeze-
(7) Papa Grows Funk / SHAKIN'
(8) Jimmy Sommers / LOVE LIFE
(9) The James Taylor Quartet / THE OSCILLATOR
(10) Tower of Power / ORKLAND ZONE

以下,各作品に対するコメント。

(1) ブルースっていうか,ロックっていうか,音楽の根本を思い出させてくれる熱血の 1 枚。聴く人にはウルフルズという色眼鏡抜きで聴いて欲しい。「 Bring It On Home To Me 」は泣く。…マヂで泣く。

(2) ペダルスティールギタリスト,Robert Randolph によるスーパーファンキーロック。テンションの高さは摩天楼より高く,ライブアルバムと合わせて聴くとさらに驚愕のカッコよさ!

(3) 日本の人気アーティストをバックで支え続けるベテランミュージシャンが組んだ最高のバンド。好きなように,思ったように楽しく演奏する姿はこの CD でも味わえる。もちろん,ライブはもっといいけど…。

(4) 今や大人気の Pe'z と同事務所のクラブジャズ・ユニット。爽快なスキャットにグルーヴィーなピアノとギターにトランペット。とにかくセンスの高さは文句なし!

(5) FUNKY METERS や PAPA GROWS FUNK とニューオーリンズを代表するファンク・バンドのドラマーによるソロ作。末恐ろしいほどのファンク・グルーヴ。ゲストも山ほど参加していて日本人も山岸潤史(g)をはじめ,5 人も参加。いや〜,まさにこれがファンク! ファンク!! ファンク!!!

(6) ハイセンスな選曲! トップ 10 にコンピレーションを持ってくるのは反則な気もするけど…まぁ,許して。(笑) これはグルーヴィーなラウンジミュージック。基本はタイトル通りブラジルテイストにあふれ,ボッサやジャズやファンクが気持ちよく混ざっている。こーれはホントに気持ちイイ!

(7) 前出の Russell Batiste Jr.(ds) が在籍し,何よりもギターにはもはや伝説となりつつある山岸潤史(g)がいることに驚き! そして,このバンドの核はなんといってもオルガン!  John Gross のファンキーオルガンは必聴で,グルーヴは言うに及ばず…強烈。

(8) ムーディーだよ。色男だよ。カッコよすぎるよ。すばらしくメロウでムーディーなスムース・ジャズ。サックスの音色がより甘い雰囲気を演出。ま,サックスプレイヤーだから当然なんだけど。サックスも出すぎるわけでもなく,バンドサウンドとして気持ちよくのれる。

(9) はっきり言ってラフ。かなりラフ。その場のセッションをムリヤリ収録したようなライブ感あふれるスタジオアルバム。…てホントはスタジオライヴなんじゃないの!?  そのぐらい荒っぽさがにじみ出ている。その中で光る動物的な JT のオルガン。ミストーンっぽいところもあるけど,この 「ウォラァ!」 という勢いに負けました。

(10) これはもう,何と言っても David Garibaldi (ds) の復帰に尽きる! メンバー交代の歴史が TOP の歴史といっても過言ではない長い歴史の中での黄金期リズム隊が復活した。これはしびれたねぇ。TOP のリズムはまさに世界最高峰。

というわけで,私の傾向としましては「ファンク」,「グルーヴ」,このあたりが重要なファクターなのは前々回と変わらず。ただ,よくよく見ると唄モノがない・・・。強いて言ってもトータスくらい。ん〜,ファンクボーカルばっかりだな・・・。次点としては PONTA & 房之介,スガシカオ,FRIED PRIDE,SHAKATAK,THE RIPPINGTONS かな。

(received '04.1.4)

Jin.さんのプロフィール...音楽サイト『Music Zone』管理人。ニック・ロウ、ジュエルからハードロック/ヘヴィー系、そしてジャズ。フュージョン系まで幅広い趣味をお持ちです。ヒロくんと同じく、信州大学OB。

 

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