−2003年
アルバムTOP10− by
メキさん 1.
BETTIE SERVEERT『LOG 22』 (アルファベット順。順位はありません。) 1.
3年ぶりの新譜。グランジ〜オルタナブームが過ぎた後も地元オランダでしぶとく活動を続けてます。以前より落ち着いた曲が増えたものの、どこかひねくれた味のあるギターポップは健在。キャロル嬢の瑞々しい歌声も相変わらずで嬉しい限り。どうやら日本盤も出てるらしいけど未確認・・・。 2. 昨年のJETS TO
BRAZILに続き2003年の「泣き」アルバムNo.1(笑)。いわゆるエモ系のバンドらしいけど、そんな狭い枠には収まらないスケール感溢れるギターロックを聴かせる。個人的にはJEWの出世作『クラリティ』を思い出した。次作で必ずブレイクするはず! 3. KINGS OF
CONVENIENCEの方はそんなに好きじゃないんだけど、このオイエ君のソロは何故か気に入った。クールなようでどこか温かい、トボけた感じのエレポップがとても心地良い。 4.
前作『なくしてしまったもの』は個人的にイマイチだったし今回も最初はそんなイイと思わなかったんだけど、何度も聴いていくうちにハマった。一聴した感じでは何の変哲もないポップロックなんだけど、切ないメロディがじわじわと効いてくる。どっか垢抜けなくて憎めないところがSEMISONICあたりを思わせます。 5.
テキサスのオースティン出身のSSW。ジャンル的にはオルタナカントリー〜アメリカーナ系と言えそうだけど、ところどころグランジの影響が見え隠れしてる感じ。SCREAMING
TREESのMARK
LANEGANを思わせる渋いヴォーカルがシビれます。個人的には90年代後半に活動してたGUSっていうSSWに似てると思うんだけど・・・誰も知らない?(笑)レーベルメイトのJESSE
MALINと共にポストRYAN ADAMSとして期待したい。 6. LINUS OF
HOLLYWOODプロデュースによる2nd。よくある女性SSWモノみたいな私的な印象はなく、ポップス職人的な気質が感じられるところが新鮮。声がちょっとクセがあるので好き嫌い分かれそうかな(小悪魔的っていうか)。他にもJON
BRION、ROGER
MANNING等、ポップの才人が数多く参加。 7.
もはや絶滅寸前なこの手のギターポップの中で数少ない現役選手(あとはPEARLFISHERSとか?)。一番の売りだったはずのストリングスアレンジが鳴りを潜めてて最初は「アレッ?」と思ったけど、なんのなんの。胸を締めつける泣きのメロディ、繊細なジョーの歌声・・・これだけあれば十分です、ホント。モノクロ花火のジャケも何とも切なくて彼ららしいなぁ。 8.
このラインナップの中では異色かも。でも、もし変な偏見を持ってる人がいたら一度聴いてみて欲しい。確かに出自はミクスチャーロックだけど、ここ数作は自分の中ではパワーポップ?として愛聴してます。アレンジもメンバーの風貌に似合わず(失礼)繊細かつ緻密に作られてるし。や、よくできたポップアルバムです、とっても。 9. RED HOUSE
PAINTERSのマークによる別プロジェクト。これRHPとどこが違うの?と言われれば答えに窮してしまうんだけど、彼の歌が聴けさえすればいいっていう人(つまり自分)にとってはどーでもいいことでしょ(笑)。ホントこの人の声は唯一無二。とにかく聴いて!としか言いようがないっす。 10. APPLES IN
STEREO、LILYS、BEACHWOOD
SPARKS辺りに通じる、いかにも60年代ぽいインディポップなんだけど懐古的な印象はなく(例えばSTROKESとか)今のバンドっぽいモダンな空気を感じる音。独特なヒネリの効いたポップセンスがクセになります。CMJチャート首位爆走中も納得。 選外はFOUNTAINS OF WAYNE、HOT
HOT HEAT、POSTAL SERVICE、WHEAT、PRETTY GIRLS MAKE
GRAVES、(SMOG)、I AM KLOOT、EVAN DANDO、RUFUS
WAINWRIGHT、VIC
CHESNUT。全体的に良い作品は多かったけど「コレ!」っていうのいうのが無かったような。ライヴで印象に残ったのはEELS、ふちがみとふなと、DEERHOOF、THE
RAPTURE@サマソニ大阪、TED LEO & THE
PHARMACISTSなど。 (received
'04.1.25) メキさんのプロフィール...前々回は『Mexico70』、前回は『メキシコ産』って名前で参加(笑)。滋賀県の大学を無事に卒業し、社会人やってます。中村一義に激似(笑)。
2. COPELAND『BENEATH MEDICINE TREE』
3. ERLAND OYE『UNREST』
4. GUSTER『KEEP IT TOGETHER』
5. JEFF KLEIN『EVERYBODY LOVES A WINNER』
6. KIM FOX『RETURN TO PLANET EARTH』(写真)
7. PERNICE BROTHERS『YOURS,MINE & OURS』
8. SUGAR RAY『IN THE PURSUIT OF
LEISURE』(邦題:レジャーでGO!)
9. SUN KIL MOON『GHOSTS OF THE GREAT HIGHWAY』
10. THE SHINS『CHUTES TOO NARROW』