−2003年
ベスト・アルバム TOP10 − by
Torn and Frayedさん 1)BELLE
& SEBASTIAN / DEAR CATASTROPHE WAITRESS 1)今年のベスト・アルバムの1位は、間違いなくこのベルセバ。今までの作品より、明るさ・温かさを増したが、メロディ・センスとシニカルな歌詞は相変わらず抜群。様々な楽器を駆使し、練りに練られた楽曲と、素朴で牧歌的な唄が並ぶそのセンスは、こちらの期待を裏切らない。また、アルバム・ジャケットのセンスの良さも、ベルセバならでわ。 2)中性的なヴォーカルと、激しく、時にはメランコリーなその音に、めちゃくちゃハマった時期があった。ピアノやストリングスなど、幾重にも重ねられているが、とても透明感あふれるアルバム。楽曲のクオリティーの高さは、とても新人とは思えないほど。 3)ベスト・アルバムの選考を始めたころに買ってきたアルバムだが、見事に今年の3位につけた。そう、まだそんなには聴いてないが、見事なアルバムなんで、あわててランクインさせた。攻撃的なパンキッシュな曲もあれば、ゴスペルちっくな曲、どこか懐かしい牧歌的な曲まで、独特の世界観を持つ。ライヴ・レコーディングに近い状態で、オーバーダブを極力さけただけあって、とてもライヴ感溢れるアルバム。この年末年始のヘビーローテーションは間違いなし。 4)今年も数多く登場した、ガレージ・ロックと呼ばれるバンドの中でも、特に異色を放ったのがTHE
KILLS。その特徴はなんと言っても、ブルースに根ざした音を鳴らしていること。登場するリフの中には、ブルースファンにはお馴染みのフレーズも数多く登場するが、そんなブルース臭さを一蹴するのが、ヴォーカルのヴィヴィのヴルヴェット・アンダーグランドを彷佛させるヴォーカルスタイル。今、一番ライヴを観たいバンド。 5)間違いなく、今年一番聴いたアルバムはコレ。前作となんら変わらないスタイルだが、曲の構成や楽器の鳴らしかたに、成長の後が見える傑作。ただ、前作にあった"LAST
NITE" や "HARD TO EXPLAIN"
のような、必殺チューンが無い分この位置に。 6)まさしく「青春」って言葉がピッタリなアルバム。最初聴いた時は、ただのノー天気なギター・ポップバンドかと思いきや、メロディの良さにアっと言う間にハマってしまった。このアルバムを聴いて、「若いってイイね」って思ってしまったのは不覚だった(ムダに年をくった証拠か?)。 7)隙き間産業的な発想、ソウルフルなロックで異色を放ったアルバム。始め聴いた時は、真剣にスティービー・ワンダーと間違えたほど、ヴォーカルはソウル。全体的にまだまだ甘いことろもあるが、
"THIS LOVE" や "SHE WILL BE LOVED"
に見事にハマった。 8)スマッシング・パンキンス解散後、ビリーとジミーが始めたバンドのデビューアルバム。どのスマパンのアルバムよりポップで好きだったが、「ビリー&そのバックバンド」っていう感じがするのも確か。前向きになったビリーに今後を期待したが、アっという間に解散してしまった。 9)前作 "J.E.E.P"
に引き続き、かつての初期衝動もだいぶん影をひそめ、自分達のルーツの音楽を追求し、どんどん円熟味が出てきたアルバム。ついでにブラック・クロウズに似てきた(笑)。とっくに“3人”という形態にこだわらない彼らは、サマーソニックのステージでも、ゴスペルチックなバックヴォーカルを従え、自由に演奏する姿が印象的だった。 10)ながらく遠ざかっていたヘビー・ロックを、久しぶりに聴いたアルバム。激しい曲と、ピアノやストリングスなどをフューチャーした曲が同居した、実はポップなアルバム。そのメロディセンスの良さのおかげで、ヘビーロック敬遠気味のTAFもよく聴いた。しかし、ソングライターが脱退したことで、今後が不安。 (received
'03.12.31) Torn and
Frayedさん(T.A.F.さん)のプロフィール...音楽とバイクのサイト『The
sky's the limit』管理人。ストーンズの大ファンでいらっしゃいます。
2)MEW / FRENGERS
3)SPIRITUALIZED / AMAZING GRACE
4)THE KILLS / KEEP ON YOUR MEAN SIDE
5)THE STROKES / ROOM ON FIRE
6)THE ALL-AMERICAN REJECTS / THE ALL-AMERICAN REJECTS
7)MAROON 5 / SONGS ABOUT JANE
8)ZWAN / MARY STAR OF THE SEA
9)STEREOPHONICS / YOU GOTTA GO THERE TO COME BACK
10)EVANESCENCE / FALLEN