2004年なんでもTOP10

−2004年 飲食批評 TOP10−

by Sweeperさん

1位 上海スイーツ いちご唐辛子ソルベ 井村屋製菓
*深大寺そばアイス 東京堂乳業(株) ¥300
*ペッシェヴィーノ・ビアンコ
*ハーゲンダッツ アップル・パイ
*サントリービール モルツ の 飲み比べ
*東京ショコラ
*キリン 「ハニーブラウン」
*冷製カレー カレージュレ S&B社 製
*豚丼(吉野屋)
*暴君ハバネロ 東ハト

(1位以外は順位なし)

1位 上海スイーツ いちご唐辛子ソルベ 井村屋製菓
分類としてはアイス。「苺の香り心地よい刺激」 「シャンハイスイーツとは国際化の進む上海をイメージして中国厨房、パティシエと共同開発をした新しいデザートアイス」 とか書いてある。上層部が苺のシャーベットになっていて苺の果肉も見える、美味しそうだ。感覚の順序とすると、イチゴ、冷たい、甘い、そして舌の奥から「辛い」の信号が脳に伝わる。そう、確かに辛いのだ。 それも結構ピリピリする感覚だ。でもそれ以上に上品にイチゴの濃厚な味がしておいしいのだ。こんな独特な味覚は今まで無かったものだ、これは誰しも考えそうで実現できなかった商品だ!
(幻の)カレーヨーグルトに匹敵する革命的な味覚だ。
採点 ★★★★★ (満点!) でも一般ウケしないだろうなぁ。

*深大寺そばアイス 東京堂乳業M ¥300
確かにそば粉の味がする。 そば粉と思えるのはやや粉っぽい味覚が口の中に残るからだ。
確かに面白い味なんだけどもう1回食べてみたいリピーター度はかなり薄い。値段も安くは無いしね。

*ペッシェヴィーノ・ビアンコ
ワインの美味しさよりもその器、ワインビンがいいという理由で購入。千円ちょっとのワインなのだけど、このワインボトルの形は見れば忘れないだろうという形、魚の形をしていて魚の口がボトルの口になっている、これだでも好事家な私には十分だ。赤と白があったけど、白のほうが美味しそうに見えたので(千円ちょっとのものでその判断はいい加減だと思っている)白を購入、素直に言うとやはり千円ちょっとグライの味だな、という事。 
http://www.suntory.co.jp/news/2003/8507.html

*ハーゲンダッツ アップル・パイ
「季節限定」や「期間限定」にはこの季節、この時期にか食べられないのだろうという予感がよぎる。今回の「アップルパイ」も期間限定!再投入された「プリン」や今一つだった「エスプレッソ」も期間限定または季節限定だったけど、今回のものはどうなのだろうか? という不安があったが、おお、確かにアップルパイな感覚だ、パイ生地もリンゴ片も入っている。それでいて所謂ハーゲンダッツのアイスであるという主張がされている、かなりオイシイのだ。
美味しくて当たり前な高級アイスは失敗は許されない厳しさがあって大変なのだ。。。

*サントリービール モルツ の 飲み比べ
正確には新製品ではない、ただ違う水系の飲み比べセットなんだけどね。それにしても違う水系で同じビールを作るとどうなんだろうか?その宿題を「缶ビール4本パック飲み比べ」という形で消費者につきつけてきた。これは受けるしかない。。。
結論(でもないけど勝手な推論、いい加減な舌判断!)
南阿蘇水系 濃い
赤城山水系 やや苦味 つぶだちのある雑味
天王山水系 やや甘い
丹沢水系  甘い、すっきり
比較の方法は2種類のものを交互に比べてその味の差を比較するというもの。原料や配合は同じなのに明らかに違う。それは南阿蘇と天王寺と比べると明らかだ。同じ関東の水でも、赤城山と丹沢とではまた違う、赤城山は意外と苦いのだ! また同じ「甘い」判定の丹沢と天王寺では丹沢のほうが甘く感じられた。クロスで比較しているうちにどれがどれだか分らなくなってしまったが、南阿蘇と丹沢の違いは酔った舌でも明らかに判別できた。こんなことやってサントリーから何かもらえるわけでもないのだけどついついやってしまう性(サガ)が我ながら怖い。

*東京ショコラ
150円、キオスクなどで購入可能。小さな箱に入っていて気になったので購入することに。
箱を開けてみたら黒いケーキが長方形に入っている。名称はあくまでも「チョコレート」らしい。
解説は「生チョコレートを焼いて、熱いうちにチョコレート・クルミソースを染み込ませました。三層の食感が魅惑のフォンダンショコラです。」 とある。 うっ、美味い。 よく海外であるデザートのようでいて、これは日本人が食べられる抑えられた甘さにこの小さな長方形のお菓子に凝縮されている。これはお薦めだ。

*キリン 「ハニーブラウン」
「ハニー」の名前のとおり、「原料の一部にはちみつを使用した〜」とある。 カレーにはちみつが入っているものは知っているけどこれはナカナカ冒険な試みだ。まろやかな感じ、甘さは感じない程度の香りとしての甘さ(着香料とは違う)が感じられ、これからの季節、春に飲むにはいける。 なかんずく、これが発泡酒であること、この味わいで「ビール」として出して欲しいと思うのは私だけの我侭であろうか?

*冷製カレー カレージュレ S&B社 製
「にぎやかな野菜とハムのカレーゼリーよせ」注意としては、レトルトであるにも関わらず、温めてはいけない! こと。
冷たいカレー? 温めたい気持ちを抑えて、半分騙された気持ちで常温で頂くことにする。サラダ感覚というか、確かにカレーなんだけど別なもの、結果としてはイケルものになっている。今回は「中辛」を頂いたが、「辛口」のほうがもっとカレー感を堪能できそうだ。

*豚丼(吉野屋)
牛ショックが全国を駆け巡り、巷から「牛丼」が消えて久しいみたいですが、たまたま先日行った所では「吉野屋」しか開いていなかったのでなかったのでそこで食べることにする。 やはり牛丼」はメニューから消えていた。
やはり、この業界でやや出遅れた吉野屋の「豚丼」を食べることにする。肉の薄切りの柔らかさ、味付け、なんら「牛丼」と変わらない。 これなら最初からこれもあってもよかったのでは?と思うくらいだ。 320円、庶民(というか働くオトーサン)の味方的値段だ。 

*暴君ハバネロ 東ハト
ようやく、噂の「暴君ハバネロ」を食べる機会を得る。辛い、舌の両脇からジワリとひりひりと伝わってくる辛さ、でも美味い。 癖になる辛さかもしれない。子どもには食べさせない方がいい、「R-12」指定くらいか? 麦酒といっしょだとまた良いかもしれない。それにしてもこの挑戦的なネーミング、そして赤い、いかにも辛さを想起させるキャラの絵がある個装。新生東ハトはやはり中田ヒデ効果があったのだろう。 

(received '05.1.9)

Sweeperさんのプロフィール...ウクレレ前田さんのサイト『ぷりみてぃぶポップ』の掲示板の常連さんで、4年続けて『なんでもTOP10』に参加いただきました。どうもありがとう!

 

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