−2004年
声の強烈だった TOP10 − by
ウクレレ前田さん 1 遠藤ミチロウ 1 大阪新神楽でライブを見る。 2 神戸の女性トリオ・ハードコア・バンド、「ケイティ・ケイティ」のライブを見る。 3 1972年、寺山修司が制作した「薔薇門」の復刻CDを手に入れる。 4 京都のシンガーソングライターのライブを見る。 5 大川興業の舞台 Show the
Black で役者:江頭を見る。 6 来日ライブを初体験した。 7 フィルの今年のライブも良かったけど、彼がファシリテイターのワークショップに参加しているメンバー全員のパフォーマンスがおもしろかった。 8 声フェチ・CDアルバム。ポップスの世界で勇気のある実験作だと思う。 9 長崎県の隠れキリシタンのCDを手に入れる。 10 カバーアルバム Our
Kind Soul でこだわりのあるハーモニーが聴ける。 追記:来阪した凄腕ポップ・グループ「キプ」のボーカリスト前田祐希もすばらしい歌い手の一人。 (received
'05.2.1/2.2) ウクレレ前田さんのプロフィール...達郎とJ.ガイルズ・バンドが心の師...という音楽サイト『ぷりみてぃぶポップ』管理人。楽器製造業に携わる一方、地域のいろんな音楽イヴェントにも関わっておられます。
2 KATIE KATTY
3 東郷健
4 ケン・スギサキ
5 江頭2:50
6 トム・ヨーク
7 フィル・ミントン
8 ビヨーク
9 生月島のオラショ
10 ホール&オーツ
弾き語りというスタイルではありながら吠えまくるミチロウの声は予想していたよりもはるかに激しく、誰よりも哀しい想いを秘めた魂の叫びだった。パンクだ!
フロントに立つベーシスト・ギタリストが2人で吠えるのがとにかくすさまじい。
ほかに出演していた男性バンドのボーカルがえらく細く聞こえた。
ヒットラーの演説とオーバーラップして東郷健が1曲目「おかまの政治演説」でゲイ・レボリューションを叫ぶ。
現在聞いても衝撃に満ちた問題作である。
この人も弾き語りでありながらも歌う姿勢・精神性はまぎれもなくロック。
暗闇の中なので正確に言うと”聴いた”ことになる。忘れられないキャラの濃さ。
レディオヘッドは現在のビーチボーイズだと私は勝手に思っている。
ピアノを弾きながらの繊細なメロディ、閉塞感に満ちた歌詞、そして天を舞うようなファルセット。
トム・ヨークの姿をブライアン・ウイルソンと重ねてしまうのは私だけだろうか?
読経する3人がお互いに合ってないようで合っているという不思議な声だ。
とくにマービン・ゲイのカバー After the Dance
での愛情あるオーバーダブ録音はたまらん!
大人な母性を感じる声で「強烈なベスト10」とはジャンルがちょっと違うかな、ということで。