2005年なんでもTOP10

−2005年 カヴァー曲(邦楽編) TOP20−

by ヒロくん(師匠)

(1) Mariko Shibano/SHIBANOMARIKO“New Year's Day”(U2)
(2) BEAT CRUSADERS“Reality”
(リチャード・サンダーソン ; “愛のファンタジー”)
(3) ハナレグミ“男の子と女の子”
(くるり)
(4) ハミングキッチン+とらジャム“Too Shy”
(カジャグーグー ; “君はTOO SHY”)
(5) LISA“Heaven”
(ブライアン・アダムス)
(6) 及川光博“愛のメモリー”
(松崎しげる)
(7) 槇原敬之“野に咲く花のように”
(ダ・カーポ)
(8) 稲垣潤一“抱きしめてtonight”
(田原俊彦)
(9) シュガーフィールズ“ハッ!としてgood”
(田原俊彦)
(10) 矢野絢子“氷の世界”
(井上陽水)
(11) speena“スペシャルボーイフレンド”
(GO-BANG'S)
(12) FAY RAY“Heaven”
(サイケデリック・ファーズ)
(13) 平原綾香“いとしのエリー”
(サザンオールスターズ)
(14) BONNIE PINK“Ordinary Angel”
(フレンテ!)
(15) 煩悩ガールズ“い・け・な・いルージュマジック”
(忌野清志郎+坂本龍一)
(16) 堀ちえみ“夏のヒロイン”
(河合奈保子)
(17) ユンナ“タッチ”
(岩崎良美)
(18) 矢野真紀“遠い世界へ”
(五つの赤い風船)
(19) サンボマスター“あの鐘を鳴らすのはあなた”
(和田アキ子)
(20) FOGA“NEW SONG”
(ハワード・ジョーンズ)

 邦楽アーティストによるカヴァー・ソングのTOP10...と言いたいところですが、今年は積極的にカヴァー・ソングの収集をしてたら、TOP10では収まり切れなくなってしまった(苦笑)。...というわけで、今回は「TOP10」ではなく「TOP20」です。

(1) パンク・ソング(ニュー・ウェイヴも含む)の名曲たちをボサノヴァ風にアレンジする企画アルバム『BOSSA de PUNK (Cover Lover Vol.1)』(V. A.)に収録されてる曲。「パンクをボサノヴァに」というこのアルバムのコンセプトから、どの曲も大幅にアレンジが変わって、オサレでお上品に大化けしてんだけど、この曲はオサレでお上品なアレンジに化けつつも、原曲のもつヒンヤリとしたシャープな感覚も留めてたので、一番印象に残りました。
(2) カヴァー・アルバム『MUSICRUSADERS』収録。このアルバムに入ってるカヴァーはどれも傑作で甲乙付け難いモノがあるんだけど、殆どの洋楽ファンが存在を忘れてたこの曲に改めてスポットライトを浴びせてくれた功績に敬意を表したいと思います。
(3) 原曲よりもさらにテンポを落とし、ギター1本で勿体付けたような歌い方で歌ってます。このように、テンポ・ダウンしてギター1本で歌うと、この曲が元々ビートルズの“Hey Jude”ソックリなのが白日の元にさらされた(爆笑〜!!!)。くるりのヴァージョンじゃあ、岸田の歌い方+バンドのアレンジで隠しとおせてたんだけど...(苦笑)。どーする、岸田?(苦笑) アルバム『帰ってから歌いたくなってもいいようにと思ったのだ』収録。
(4) 小野島 大センセイ・監修のニュー・ウェイヴ・トリビュート・アルバム『Fine Time 2〜A Tribute to New Wave』収録より1曲。オリジナルのシンセ・ポップとはうって変わって、ジャズィで洒落たオトナの雰囲気に激変しとります(苦笑)。
(5) パーカッション類を多用し、トロピカルなアレンジに生まれ変わってます。'80年代洋楽ヒットのカヴァー・アルバム『Melody Circus』収録。
(6) 同名のマキシ・シングルより。及川ミッチーの体臭プンプンな濃厚な仕上がり。カップリング曲の“聖書”の前フリ・セリフにも爆笑〜!!!
(7) 芦屋雁之助・主演のドラマ『裸の大将放浪記』のテーマソングとして使われてた曲をマッキーが朗々と歌い上げてます。何故か、笑えた。カヴァー・アルバム『Listen To The Music 2』より。
(8) 筒美京平センセイの楽曲のカヴァー(セルフ・カヴァーも含む)を集めたデビュー25周年記念盤『Unchained Melody』収録。ド派手な田原俊彦ヴァージョンと比べるとテンポも落とし、オトナなアレンジが施されてて、一度聴いただけでは「全く別の曲」になって聴こえます。
(9) で、またトシちゃんのカヴァーだけど、原曲に近い軽快なアレンジなんだけど、ミョーに笑える。田原俊彦の曲はみんな「いじり甲斐」があるってことが分かりました(笑)。誰か、トシちゃんのトリビュート・アルバムを作りましょう(笑)。カヴァー・アルバム『After Beat Covers』収録。
(10) 「高知県が生んだ才能」シンガー/ソングライター/ピアニスト、矢野絢子が、彼女本来のピアノを弾きながらではなく、ギョーギョーしいオケをバックに陽水の名曲に挑んでます。その分、切迫感が感じられるけど。同名マキシ・シングルのタイトル・トラック。
(11) カナコ(vo.)、シホ(g.)、ショーコ(ds. : 現在、脱退)のトリオ編成のガールズ・バンドによるカヴァー・アルバム『Candy Lovely Music!! 〜胸のボタンがはじけて〜』収録曲。同じくトリオ編成のガールズ・バンドだったGO-BANG'Sのカヴァーはあまりもハマリ過ぎ(苦笑)。他には、マドンナ、シンディ・ローパー、松田聖子、プリプリ、キャンディーズなど、「らしい」選曲で攻めてます(笑)。
(12) カヴァー・アルバム『カバーズ』(まんまやん!)収録。気怠くルーズなフェイ・レイの歌唱のせいか、オリジナルよりも「サイケデリック」かも...(苦笑)。
(13) カヴァー・アルバム『From To』より。ベタ過ぎる選曲だけど、他の楽曲では平原綾香のザラついた声で歌われると違和感アリアリ。この曲は彼女の声質がピッタリとハマってたんだよなぁ(苦笑)。他では、“Missing”(久保田利伸)も良かった。
(14) 盟友・トーレ・ヨハンソンと組んでの録音だけど、音数が少なく涼し気に聴こえるオリジナルに比べると、暑苦しい(苦笑)。10周年記念カヴァー・アルバム『REMINISCENE』より。
(15) セクシーな女のコが108人居る煩悩ガールズのデビュー・シングル(笑)。そこらへんに居るカラオケ好きなネェチャン108人がユニゾンで歌ってるだけ...という感想以外、言う言葉はありません(苦笑)。
(16) '80年代の女性アイドルだった堀ちえみが同期のアイドルの持ち歌を中心にカヴァーした企画アルバム『80'sアイドルソングスコレクション』に入ってる曲。アレンジが昔のアイドル・ソングをたくさん手掛けたしたの馬飼野康二ってことが「ウリ」となってるみたいだけど、私にはその有り難みがぜ〜んぜん分かりませんでした(苦笑)。
(17) 実写版映画『タッチ』の挿入歌として使われた曲。オリジナルの岩崎良美ヴァージョンと比べ、あんまりアレンジが変わってないぶんだけ、かえってヴォーカルの違いが明確になり、岩崎良美世代の私の耳には違和感ありありでした(苦笑)。
(18) 2005年春リリースの『いい風』にも収録されてるシングル曲。この曲、カヴァーとは知らなくて聴いてたんだけど、弟子から「この曲、カヴァーじゃない?」と指摘を受けてようやくカヴァーと分かりました。
(19) オリジナル・ヴァージョンの和田アキ子姐御のヴォーカル・スタイルを意識し過ぎたためか、まるで和田アキ子本人が歌った新録ヴァージョンに聴こえて困ります(苦笑)。マキシ・シングル“全ての夜と全ての朝にタンバリンを鳴らすのだ”収録。
(20) 原曲に近いイメージ。

('05.12.31)

ヒロくん(師匠)のプロフィール...2005年は仕事に家事に子育てに...と多忙をきわめた(?)このサイトの管理人(笑)。

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