−2006年
通勤のお供になったアルバム TOP10− by
めいすんさん 1.
TROST "TRUST ME" ここ数年は1950S−70S音源の初CD化や廉価盤再発が、ジャンルを問わず充実しまくってますよね。値段は国内盤でも1500円ぐらいで手軽に買えるようになってうれしい。特にボンバレコードのジャズ・サンバ・ボサノバ・ラテン系の再発にはお世話になりました。上記
5, 8, 9
はその筋では有名盤なんでしょうけど、ロック育ちのわたしの右脳には刺激的に響きました。 新譜だと巷で評判のロック系はそこそこチェックしたんですが、良質なアルバムもいくつかあったけど、この暗愚で混沌とした時代の空気をブレイクスルーしてくれるような音は皆無だった気がします。そうなると、上記
2,
3のようなブロークン・ビーツやハウス、ラウンジ系などの方が、わたしにとっては機能性や快楽性ではロックよりも上だし、日常的に聴くのも自然とそういうものが多くなりますね・・・ で、結局1位にあげたのはドイツが誇る変態フィーメイル・エレクトロ・パンク・デュオ(?)、コブラ・キラーのアニカ・トロスト嬢のソロアルバム第二弾「Trust
Me」です。トロスト嬢のヴォーカルは、相変わらず体躯のごつさとは裏腹に病的なキュートさを発揮してます。音の醸し出す雰囲気はニック・ケイヴ(実際にバックメンバーがアルバムに参加)やP.J.ハーヴェイあたりにも通じるアングラでデカダンな世界ですが、リズムはあくまでクールでストイックなところがいいです。 (received
'07.1.28) めいすんさんのプロフィール...1970年代後半から1980年代初頭にかけて活躍したアイルランドのニューウェイヴ・バンド、ブームタウン・ラッツのファンサイト『BANANA
REPUBLIC』管理人。
2. BUGZ IN THE ATTIC "BACK IN THE DOGHOUSE"
3. LINDSTROM & PRINS THOMAS "LINDSTROM & PRINS
THOMAS"
4. RON DAVIES "U. F. O."
5. MARK WEINSTEIN "CUBAN ROOTS"
6. ROLAND KIRK "THE INFLATED TEAR"
7. DOUG CARN "REVELATION"
8. WANDA SA "VAGAMENTE"
9. TENORIO JR. "EMBALO"
10. BROADCAST "TENDER BUTTONS"
シングル「Guy le Superhero」の試聴はこちら。http://www.youtube.com/watch?v=qrrg6hCy5yk