−2006年
今年よく聴いた旧譜 TOP10− by
KENさん 01.ストラヴィンスキー自作自演『火の鳥』 好きなんです! ストラヴィンスキー。なかでも「火の鳥」が。これはいろんな指揮者のCDをとっかえひっかえ聴き比べていましたね。年度に関係なく愛聴している1曲です。 戸川純のベスト盤は、ミックスなどが異なるのでずっと欲しかったんですが、紙ジャケ再発のゴタゴタでなぜか旧譜をゲット。そのコケティッシュで幻惑的なヴォイスにすっかりヤラれています。 cloudchairはオフィシャル・サイトがリニューアル・オープンされたり、秋にぴったりで、よく聴きましたね。新しく曲を書いているようなので、今後の動きにも注目したいところです。 シドのセカンドは、個人的には名作とされるファーストより好きで、追悼の意を込めて何日かこれしか聴かない日がありました。彼が音楽の世界に戻ってこなかったのが惜しまれます。 ラリーズは、『ロック画報』の最終号が特集号ということもあって、再燃しました。なかでもよく聴いたのが初期の姿が垣間見られるこの作品。再発を願いたいところですね。 ムーティの「ファウスト交響曲」は、リストの曲ですが3曲で1時間20分弱というヴォリュームにも負けず、ついつい聴いてしまう名演です。ロックな志を持った曲ですよ。 イーノ大先生のなかでも一番好きなのが『サーズデイ・アフタヌーン』。60分間アンビエント1曲だけ、という内容ですが、街を歩いている時などにウォークマンなどで聴いていると散歩トリップできます。 シルヴィアンの最新ソロとなる『ブレミッシュ』は、ラップトップとギターの即興演奏とシルヴィアンの朴訥なヴォーカルという素朴な内容ですが、その枯れた味わいがやめられません。 ブロンド・レッドヘッドは最新作が未だ日本盤化されていない不遇なバンドですが、この作品はコンセプチュアルな仕上がりになっていてゴシックな闇に落とされる大傑作。 友人より頂戴したアヌーシュカは、シタールの調べが僕の持つ偏頭痛によく合っていて、体調不良の時によく聴きました。何も考えずに音楽世界にトリップできます。 (received
'06.12.31) KENさんのプロフィール...プログレシヴ・ロック研究サイト『KENの生悟り』管理人。コンテンツの一つである『月の裏側』では、世界で一番詳細な天野月子研究が読めます。
02.戸川純『東京の野蛮』
03.cloudchair『cloudchair』
04.シド・バレット『その名はバレット』
05.裸のラリーズ『'67-'69 STUDIO et LIVE』
06.ムーティ指揮『ファウスト交響曲』
07.ブライアン・イーノ『サーズデイ・アフタヌーン』
08.デヴィッド・シルヴィアン『ブレミッシュ』
09.ブロンド・レッドヘッド『メロディー・オブ・サーテン・ダメージド・レモンズ』
10.アヌーシュカ・シャンカール『アヌラグ』