−2006年
ベスト・アルバム10− by
T. A. Frayさん (1)
CLAP YOUR HANDS SAY YEAH / CLAP YOUR HANDS SAY YEAH (1)
厳密には2005年のアルバムやけど、手にしたのは2006年の1月。それ以来、ひたすら聴いておりました。 (2)
前作の延長線上にあると言える、アメリカン・ルーツを辿ったアルバム。気心知れたツアー・メンバーとレコーディングしたせいか、とてもリラックスしたデュランのボーカルが聴いていて心地いい。こうゆう音には弱いんです(笑)。 (3)
音楽雑誌で大絶賛だったが、正直、何がそんなにイイのか分からんかった...全部、一緒に聴こえた。このアルバムもCYHSY同様、聴き込むうちにハマっていったアルバム。たたみかけて来るカッティングとメロディにヤラれた。サマソニで観たときは、不覚にもモッシュの波に飲み込まれ揉みクチャにされる始末。「ガキには負けるかい!」と完全にキレて暴れてたが、正直、36のおっちゃんにはキツかった。 (4)
ストロークスのアルバート・ハモンドJrのソロ。1月に出たストロークスよか、こっちの方が断然いい。 (5)
NYCの地下鉄構内でレコーディングされたデビュー作。人々が行き交う雑踏や構内のアナウンスもそのまま収録したこのアルバムは、スタジオ作ともライヴ盤とも違い、リアルで温かい何とも言えんイイ雰囲気がある。彼女のメロディーセンスと伸びのあるボーカルにハマった。 (6)
基本的に前作と同じ路線のポップ感満載のアルバム。前作よか1曲1曲のクオリティーは上がって、長く聴けたアルバムだ。6月に観たライヴでは、客席に降りてきたスチュワートとまさかの最接近(笑)。 (7)
これも2005年のアルバムだが、手にしたのが今年になってからなのでランク・イン。そもそもこのOK
GOを知るきっかけはルームランナーで踊るPVにハマったからやけど、アルバムを通して聴くとパワー・ポップだけじゃなく、意外にもソウルフルな曲も上手いことが評価を上げた。You
Tubeで爆発的に知名度を上げたこのバンドは、ホントは2006年を象徴するバンドなのかもしれない。 (8)
何回聴いても、何がいいのか分からなかった。別に悪いアルバムじゃないけど、そこまで絶賛するようなアルバムかぁって今でも思う。ただ、気がつけば繰り返し聴いている。"America"
はいい曲だと思うけど...。“コレっ”ってのが無いけど、聴いてる分には悪くないっていう、2006年一番謎のアルバムかもしれん(笑)。 (9)
全体的にマッチョになった、ストロークスの3rdアルバム。どんどんアルバートの陰が薄くなるなぁと思いつつ、今年前半はよく聴いた。独特のグルーヴも残しつつ、新たなストロークスの誕生を思わせるアルバムだった。 (10)
世間の評価ほどイイとは思わんけど、所々にツボにハマる曲が収録されていることで、ぎりぎり10位にランク・イン。はっきり言って2枚組はダレる。CD2枚を延々と聴いてるほど暇じゃないし...。もう少し曲を絞って1枚にまとめたら、もっと上位にいたと思うよ、これ。 (次点)
ギターとドラムだけのバンド。音もホワイト・ストライプスに通ずるものがあるけど、こちらの方がよりフォーク寄りでアーシーでサイケ。アルバムを聴くだけじゃ分からなかったが、サマソニで観たライヴは圧巻だった。客入りの少なさなんて気にもせず、もくもくと二人でアルバムより数段パワーアップされた演奏を披露した。特に、ドラムの圧倒的パワーには言葉を失った。 (received
'06.12.30) T.A.Fray.さんのプロフィール...音楽とバイクのサイト『Heart
Of Stone』管理人。ヒロくん(師匠)と同い歳で、ローリング・ストーンズの大ファン。神戸在住。
(2) BOB DYLAN / MODERN TIMES
(3) ARCTIC MONKEYS / WHATEVER PEOPLE SAY I AM, THAT'S WHAT
I'M NOT
(4) ALBERT HAMMOND Jr / YOUR TO KEEP
(5) SUSAN CAGLE / THE SUBWAY RECORDINGS
(6) BELLE AND SEBASTIAN / THE LIFE PURSUIT
(7) OK GO / OH NO
(8) RAZORLIGHT / RAZORLIGHT
(9) THE STROKES / FIRST IMPRESSIONS OF EARTH
(10) RED HOT CHILI PEPPERS / STADIUM ARCADIUM
(次点) TWO GALLANTS / WHAT THE TOLL TELLS
最初聴いたときはヘロヘロのボーカルに激しく拒否反応を示したけど、聴き込むうちにすっかりハマってもた。このバンド観たさに、フジロック参戦も考えたほど...フジロックの出演キャンセルは、誰よりも喜んだ(笑)。
念願のライヴも10月に観ることができ、まさにT.A.Frayの2006年を象徴するアルバムになった。
アルバートの影響が強かったストロークスの1stといい、このソロ作といい、アルバートの音の積み上げ方がめちゃめちゃ好きだ。