2007年なんでもTOP10

−2007年 に買ったアルバム TOP10−

by 桑原鏡牙さん

(1) Madeth gray'll 『Lucifer〜魔境に映る呪われた罪人達と生命の終焉〜』
(2) Cocteau Twins 『Lullabies to Violaine Volume 1』
(3) 平沢進 『白虎野』
(4) Solar Race 『Homespun』
(5) Dir en grey 『Gauze』
(6) Saosin 『Saosin』
(7) Sigur Ros 『Takk』
(8) Gackt 『Cresent』
(9) Daisy Chainsaw 『Eleventeen』
(10) Pink Floyd 『UMMAGUMMA』

なんでこの傑作を今頃になって聴いてるんだって思われそうで御恥ずかしい。
でも「2007年アルバムTOP10」よりは充実してるかも。

(1) ダーク系にはまるきっかけになったアルバム。
なんでこんなマイナーなインディーズバンドのCDがジャカルタにあったのかは
未だに世界の七不思議ですが、綺麗なジャケットに惹かれジャケ買いしました。
これ聴いた後は一時帰国した際などに他の音源も買いましたがやはりこれほどよくできた物は無い。
このアルバムはSEを含め最初から最後まで全て一つの暗い物語になってるように感じます。
もう何回聴いたか分かりませんが、聴いた後は決まって死にたいぐらい憂鬱になる。
ちなみにバンドは惜しくも2001年に解散しました。

(2) 幼稚園の時から大好きだったバンドですが、姉がパクられた後CDは全部売却され、今年になってジャカルタの地下商店街にある友達の超マニアックなCD屋で見つけました。
改めて良いバンドだったと思うし、エリザベスは一番好きなヴォーカリストだったかもしれない。
このCDは二枚組みで1982‐1990のEPを集めたものですが傑作揃いです。
特に『Peppermint pig』『Sugar hiccup』『The spangle Maker』『Pink Orange Red』はかなりのお気に入り。一家に一枚は有るべきですね。

(3) 平沢先生をの音楽を聴き始めたきっかけはちょっと似た物同士な戸川純さん。
彼女の永遠の名曲(迷曲)『バージンブルース』のアレンジを平沢進氏が行っていたわけですが、ちんぷんかんぷんな俺は彼の名を「ヒラザワシン」と読んでいて音楽は聴いたこと無かったけど、今年の夏に大阪の友達の家に行ったらその子のPCに平沢進の曲たくさん入れてあって、クドくてエグい人だなと思いながらもはまりました。
これカラオケで歌ったら渋いかもとか(ちょっとした中二病)。
その後偶然ジャカルタで観た文化系なアニメ映画『パプリカ』のサウンドトラックを平沢先生が手掛けてらして、エンディングテーマの『白虎野の娘』が耳から離れなくて仕方が無いので父にあふりらんぽと一緒にどさんに買ってきてもらいますた。

(4) これも例の地下商店街の友達の超マニアックなCD屋(CDとテープが壁)でお勧めされて買った謎のインディーズバンドのCDです。未だ情報は入っておりません。
Nirvanaとかグランジの流れを組みつつSonic Youth的でもあります(Sonic Youthもグランジだが)。
シャウトありの女ボーカルが格好良い、ていうか気持ち良い。

(5) なんで今更これ聴いてるんだよって言われそうですが、いつも後追い組みなものですみません。
買ったのはCDじゃなくてビデオクリップです(このアルバムは全曲にビデオが存在する)。
Dir en greyから最初に聴いたのは『Vulgar』だったけどその時は「日本にもスクリーモバンドがいるのかお」ぐらいでそんなに気にならなかったけど、このアルバムはまだまだ海外っぽいメタルになる前で日本っぽい。
最初から最後までなかなか聴きごたえあるし、現在のヴィジュアル系のルーツがよく解る。

(6) 多かれ少なかれ俺の今やってる音楽に影響を与えたバンド。
今作はスクリーモより手前のただのEMOかもしれませんが、なかなかいい所に来てると思う。
コーヴのボーカルはすごいしギターアレンジは格好良すぎるしドラムもよく聴くとめちゃ凝ってる。
今後のEMOシーンにも多大な影響を与えるんじゃないかな、と生意気なことを言ってみた。
御勧めは『You're not alone』。

(7) スペインの姉がジャカルタに来る際に手土産に持参してきました。存在は知ってたけどここまでとは・・・ 今一番熱い音響系なのでは?
ボーカルが美しい(男の声とは思えない 妖精みたい)。
流石アイスランド ってなんでもアイスランドの所為にしてみる。

(8) 彼の作品からは初めて聴いた物。リアルタイムで『月の詩』はテレビで観てたけど。
やっぱりいいですね、一番好きな男性ヴォーカリストかもしれない。
『Mind Forest』は言わずと知れた鏡牙のカラオケの十八番(知ったことか)。

(9) これも別に今年になって発見したわけじゃないし幼稚園の時から好きだったんだけど上記の理由によりCDは紛失あるいは売却、そういえばケイティーって子いたなあって思ってたら急に気になり始めたんだけど此処ではCDはなかなか見つからなくて、例の「友人のCD屋」で去年『For they know not what they do』を発見しましたが、ボーカルはすでにケイティーではなくベリンダでした(こっちの方が実は上出来)。
取り寄せ輸入したこの『Eleventeen』はもっと自由気侭なパンク色でボーカルも時々エグく友達の前でかけるとよく気持ち悪がられる(苦笑)。

(10) またしても「友人のCD屋」発。なんと69年当時の本物のカセットでした。
最近原始的サイケにはまってる俺にはちょうど良かったかな?コテコテです。

(received '07.12.23)

桑原鏡牙さんのプロフィール...以前「くりら」の名前で『なんでもTOP10』に参加いただいております。その後、インドネシアに移住され、現在もインドネシアで、ロックな生活を送られてるようです。

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