2007年なんでもTOP10

−2007年 亡くなったひと TOP10−

by ヒロくん(師匠)

(1) 阿久 悠
(2) 植木 等
(3) 西村寿行
(4) 稲尾和久
(5) 横山ノック
(6) 宮沢喜一
(7) 黒川紀章
(8) 吉村午良
(9) 石立鉄男
(10) 船越英二
(次点) ケヴィン・ダブロウ

 人の命に重い・軽いはないといえども、訃報を耳にしてショックな場合もあれば、逆に何とも思わない場合もある...。2007年1年間で、訃報を耳にして「このひとが亡くなっちゃったか...」という感慨が大きかったTOP10です。

(1) 保育園児の頃からTVで『スター誕生』を毎週みて、ピンク・レディーのデビューもリアルタイムで知ってる私からみれば、審査員として素人のなかからスターとなる原石を発掘し、さらには自分で書いた歌詞によってそのデビューを強力に後押してたこのひとは、「とてつもなく偉いひと」でした。芸能界の『知の巨人』といえる存在。早過ぎる旅立ちに、合掌...。
(2) ハナ 肇とクレイジーキャッツのメンバーとして一世を風靡した芸能界の重鎮。お笑い界に残したモノは大きい。
(3) このひとの本を20冊くらい読んでるので、思い入れは大きいです。一番印象に残ってる作品は、ネズミ大増殖によるパニックを描いた『滅びの笛』かな。私の女性観がもし、他者からみて歪んでるのだとしたら、西村寿行の小説を読み過ぎたせいでしょう、たぶん(苦笑)。
(4) 西鉄ライオンズの大エース。ライオンズ3連敗の後の4連勝で逆転日本一となった1958年の日本シリーズでの「神様、仏様、稲尾様」と呼ばれたほどの獅子奮迅の大活躍は、永久に語り継がれることでしょう。個人的には、落合の師匠として記憶に残ってます。
(5) お笑いタレントから参議院議員を経て、大阪府知事へと華麗な転身をはかりましたが、その知事選での選挙運動員の女性へのセクハラ問題が発覚し、知事を辞職。問題が問題だけにブラウン管への大々的な復帰もかなわず、淋しい晩年となりました。
(6) 1993年に自民党が一時的に下野することになる解散総選挙をうって出た内閣総理大臣。1985年頃に、宮沢さんを含めたポスト中曽根候補の3人を『ニュー・リーダー』と呼んでましたが、これで『ニュー・リーダー』3人とも鬼籍に入ったことになりました。その『ニュー・リーダー』の勝者である竹下 登の子分の『竹下派七奉行』のうち、橋本龍太郎、小渕恵三、梶山静六、奥田敬和の4人までもがすでにこの世のひとではないというのに、いまだに生きている中曽根って、凄い!...と思います。
(7) 超有名な建築家だけど、急に東京都知事選に立候補して世間を唖然とさせました。あれはやっぱり、ロウソクの炎が消える直前に明るくなるようなモノだったんでしょうか...。
(8) 私が長野県民やってた頃の長野県知事。冬期オリンピックを誘致しようとしている長野県の知事だというのに、「アイススケートはミズスマシみたいで面白くない」などと失言(ミズスマシ発言)したことで、全国的に有名(苦笑)。
(9) 私よりも10くらい年上のひとだと、『おくさまは18歳』に思い出があるんだろうけど、♪つっぱることが男の〜たったひとつの勲章だって〜...という曲が主題歌だったドラマ『天まであがれ!』の印象がもの凄く強いですよ、私は。
(10) (9)にあるように、小学生〜中学生時代は土曜の夜9時台は日テレのドラマにすっかり囲い込まれてたため、『熱中時代』の校長先生のイメージがもの凄く強いのです。
(次点) '80年代のあまたのハード・ロック/ヘヴィー・メタル・バンドのなかで、誰よりも早く『Billboard』のアルバム・チャートの1位まで昇りつめたクワイエット・ライオットのヴォーカル。大ヒットを飛ばして天狗になったのか、他バンドの悪口を言いまくったため、バンド内外から総スカンを喰らってしまい、挙げ句の果てにはバンドからも追い出された(苦笑)。お蔭で、メタル・ファンの間では、名前を出すだけで笑いが取れるような存在(?)にまで成り下がってしまった。90年代にはバンドメイトと仲直りを果たし、クワイエット・ライオットの再結成を果たしたものの、かつてのような成功は訪れませんでした...。

 他にも、水泳の木原光知子、漫画家の横山泰三、サイバラのダメ夫・鴨志田 穣、ZARDの坂井泉水、「ナントカ還元水」と発現し墓穴を掘った農林水産大臣の松岡利勝、日本ハムファイターズの1984年の優勝メンバーの菅野光夫も亡くなってますね。合掌...。

('08.12.12)

ヒロくん(師匠)のプロフィール...3年前まで独身だったのに、あっという間に2人の娘の父親になってしまったこのサイトの管理人。

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