2008年なんでもTOP10

−2008年 発掘音源・編集盤など TOP10−

by KENさん

・天野月子『アマフェスリポート2007』
・天野月子『NOISE』
・木村カエラ『BEST VIDEO 1』
・戸川純『TOGAWA LEGEND 〜 SELF SELECT BEST & RARE 1980-2007』
・BUCK-TICK他『BUCK-TICK FEST ON PARADE』DVD
・BUCK-TICK『TOUR 2007 天使のリボルバー』
・Melody.『The Best of melody.Timeline』
・チープ・トリック『at 武道館(レガシー・エディション)』
・ザ・コーラル『シングル・コレクション』
・デヴィッド・ギルモア『狂気の祭典〜ライヴ・イン・グダニスク』

(使用写真以外は特に順位に指定なし)

・天野月子『アマフェスリポート2007』
 天野月子、初のライヴ・アルバムは集大成的な内容となった、2007年7月28日の東京キネマ倶楽部で行われたライヴ「アマフェス」から選曲された、全13曲約70分という充実したもの。ライヴ会場及び「音倉商店」限定販売。なお、先行発売された「ひ・め・の・ぼ・り」で購入するとオリジナル・ポスト・カードが付いていた。こちらは『ウマ・サーモン』のような限定商品ではないし、値段も内容からすると手頃なので天野のライヴ感を味わってみたい方にはぜひ味わって頂きたい。欲を言うと2枚組にしてライヴ完全収録してほしかったかな。あと選曲が中途半端にマニア向けで編集が雑。好きだけど、好きだから、文句は言うよ。活動停止してもアーカイヴは出してほしいな。

・天野月子『NOISE』
 音源化が熱望された「NOISE」を筆頭に、デビュー前の曲「サカナ」、廃盤となったシングル・ヴァージョンの「箱庭」「ステロイド」などを含むインディーズ楽曲のミニ・ベスト・アルバム。要は「NOISE」の発表の場となったものであり、ファン・サーヴィス的な内容。

・木村カエラ『BEST VIDEO 1』

 デビューから4年、日本のJ-POPシーンを牽引するアーティストに成長し、ファッションにも注目を集める木村カエラのミュージック・ビデオ作品がついに登場。デビュー曲「Level 42」から「Jasper」までの全シングル11曲のPVに、他にもPVを制作した数々の作品を計16曲収録。まさに、「見るベスト盤」。楽曲的にも優れている「TREE CLIMBERS」がイチ押し。初回限定スケテル・パッケージ仕様。

・戸川純『TOGAWA LEGEND 〜 SELF SELECT BEST & RARE 1980-2007』
 戸川純の1980年から2007年までの足跡をたどった3枚組ベスト&レア・ボックス。ディスク1と2は戸川純名義、ヤプーズ、ゲルニカ、などのほぼ年代順ベスト・セレクションを収録し、ディスク3にはオムニバス盤などのレア音源で構成されている。ディスク3目当てで買った人がほとんどだろう。何度も何度も発売延期になって、やっとこさ出た。初回はブックレット付き紙ジャケ仕様。

・BUCK-TICK他『BUCK-TICK FEST ON PARADE』DVD
 トリビュート・アルバム『PARADE』のライヴ版DVD。様々なミュージシャンが自曲やB-Tカヴァーを披露し、B-Tメンバーの飛び入りもありたいそう盛り上がる。真夏の炎天下というのにすさまじいテンション。もちろんB-T単独の出番もたっぷり。ディスク2にはドキュメントやコメントを収録。このデカい写真集付きの大型ケース2枚組は通販限定アイテムです。1枚モノは普通に買えるよ。

・BUCK-TICK『TOUR 2007 天使のリボルバー』
 傑作アルバム『天使のリボルバー』を引っさげてのツアーより、2007年12月29日に行われた日本武道館ライヴのDVD。アルバム全曲に、シングルのカップリング(リメイク曲)や意外な曲まで収録。初回は2枚組で、144ページ写真集とアンコール集DVDが付属した大型ケース。できればアレンジがまったく違ったという「MACHINE」や久々の「SILENT NIGHT」も収録してほしかった……。

・Melody.『The Best of melody.Timeline』
 可愛い可愛いMelody.ちゃん、初のベストは5年間の軌跡を完全網羅したシングル曲の総まとめ。全シングル曲にカップリング曲、m-floとのコラボ曲(その時はCCCDだったのでがっかりしたもんだ)も含んだたっぷり16曲の充実盤。ドラマやCMのタイ・アップ曲がほとんどなので、耳にしたことある曲があるかも? 初回限定盤は全シングルのPVを収録したDVDつきのジャケ違い豪華仕様。節目となる本作でもってmelody.は歌手活動を引退、ファッション関係の道に転向することを決意した。

・チープ・トリック『at 武道館(レガシー・エディション)』
 バンドと武道館の名を全世界に轟かせた、チープ・トリックの名作ライヴ・アルバム『チープ・トリックat武道館』が発売30周年を記念した豪華盤として再登場! 伝説のステージ・パフォーマンス映像がついにDVD化された3CD+DVD作品。目玉であるライヴ映像は1978年4月30日に撮影されたもので、撮影されたフル・セットがパッケージ化されるのは今回が初めて。本作は何度も再販されたけど、これこそ決定版。

・ザ・コーラル『シングル・コレクション』
 サイケ趣味からルーツ・ロックに移行していった過程がよくわかる、シングル曲をセレクトしたシングルス・ベスト。新曲も含む14曲入りに、日本盤にはボーナス要素としてビデオ・クリップ3曲がCDエクストラとして収録。またボーナス・ディスクが付属されており、そちらにはデモ、アウトテイク、ライヴなどの別ヴァージョン、未発表の新曲、カヴァー曲などのレア音源を収録。日本盤は海外盤に3曲をプラスした全22曲を収録。日本盤は完全生産限定盤なので、お買い求めはお早めに。

・デヴィッド・ギルモア『狂気の祭典〜ライヴ・イン・グダニスク』
 ポーランドのオーケストラとともに、自身のソロ楽曲のほか、ピンク・フロイド楽曲を披露。なかでも、オーケストラとの共演で初めて上演されるというピンク・フロイド楽曲はファン必見。初回限定盤はCD3枚とDVD2枚からなるデラックス・ボックス・セット。ステージの模様をCD2枚に収め、DVDには113分にもおよぶコンサート映像やドキュメンタリーを収録。また初回生産限定盤には、未発表のジャム・セッションや他ライヴの模様、そして最新ソロ作『オン・アン・アイランド』の5.1chサラウンド・オーディオ・ヴァージョンを収めたDVDのほか、同時期に行なわれたツアーからのライヴCD、20ページ・ブックレット、チケット、バックステージ・パス、ポスター、ギター・ピック、フォトカードなどの豪華特典も同梱。もうおなかいっぱい。

(received '08.12.18)

KENさんのプロフィール...プログレシヴ・ロック研究サイト『KENの生悟り』管理人。コンテンツの一つである『月の裏側』では、世界で一番詳細な天野月子研究が読めます。

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