−2008年
新書本&文庫本 TOP10− by
Sweeperさん 1位 スティーブ・ジョブズ 神の交渉力 /
竹内一正 リュウブックスアステ新書 (1位以外は順位なし) 2008年も新書本を結構読んだ。単なる独りよがりのような内容のものもあったり。目から鱗が出るものまで様々だった。 1位 スティーブ・ジョブズ 神の交渉力 /
竹内一正 リュウブックスアステ新書 非属の才能 /
山田 玲司 光文社新書 年収崩壊 /
森永 卓郎 角川SSC新書 「健康食」はウソだらけ /
三好基晴 祥伝社新書 覚悟のすすめ /
金本知憲 角川新書 アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない /
町山智浩 / 文藝春秋 トゥールー・ストリー /
ポール・オースター 新潮文庫 3年で辞めた若者はどこへいったのか?アウトサイダーの時代 /
城繁幸 ちくま新書 騙されるニッポン / ベンジャミン・フルフォード
青春出版社 とんでも国家、中国の驚くべき実態 /
陳恵運 ゴマ文庫 (received
'09.1.22) Sweeperさんのプロフィール...故・ウクレレ前田さんのブログ『裏声喫茶』の常連さん。8年続けて『なんでもTOP10』に参加いただき、こっちのほうでもすっかり常連さん。どうもありがとう!
非属の才能 / 山田 玲司 光文社新書
年収崩壊 / 森永 卓郎 角川SSC新書
「健康食」はウソだらけ / 三好基晴 祥伝社新書
覚悟のすすめ / 金本知憲 角川新書
アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない /
町山智浩 / 文藝春秋
トゥールー・ストリー / ポール・オースター 新潮文庫
3年で辞めた若者はどこへいったのか?アウトサイダーの時代 /
城繁幸 ちくま新書
騙されるニッポン / ベンジャミン・フルフォード
青春出版社
とんでも国家、中国の驚くべき実態 / 陳恵運
ゴマ文庫
決定打こそなかったけど、「スティーブ・ジョブズ 神の交渉力」はApple社の絶対的な存在の真実が面白かったので1位にしました。
スティーブ・ジョブズの傲慢かつ強引、貪欲、見栄っ張り、専制君主、嘘つき、寝返り。。。
そんなエピソード満載の本です。この人のまねができる人は。。。いない。
昔だったら、織田信長とか暴君ネロとかそのあたりになるくらい計り知れない人物。
つまり無敵のカリスマ(アップルを出されていた時もしっかりと種蒔いていたし)
この人でアップルコンピューターが保たれているというのはまぎれもない事実。
ゼブラーマンを書いた作者が無理に合わせなくてもいいよ、という本。
どちらかというと半分エッセーで半分アウトローな人(でも結局歴史に残った人)のエピソードが紹介されている。
常識を疑い、横並びから抜ける世界。まあ、かなり私の世界に近いですね、非属の性格は私の性格でもあるので。。。
「300万〜」とそんなにかわらないコンセプト。
年収300万円もらえるひとはまだいい、100万円も出てくるよ!と脅し続けるこのコンセプトはなかなか怖い。
でも気持ちの持ちようなんですよ、となだめられてもここは北欧のような福祉も環境でもないわけだし。。。
「健康食」の嘘、「健康成分」の嘘、健康イメージの嘘、ダイエット食の嘘、自然食の嘘と嘘が並ぶ。内容はなるほどフムフムである。健康食の科学的根拠って何だろうか?と考えてしまいます。
というか「健康」って何?って思ってしまう。まああんまり踊らされないようにしようね、ということですね。
うん、これまだ出たばかりだけど2008年最近の事まで書いてある。
いかに「鉄人」は連続試合出場に臨んでいるのか?という気になる処がやはりファンとしてはあるのだけど、本人は「努力」するしプロである以上は「覚悟」決めて臨むということが繰り返し語られている。アニキファンならずとも、プロとは?ということを確認するにはこの本は結構いい本になると思う。
この本に書かれている内容はズバリ、「アメリカ人は無知で馬鹿である」ということです。でもそんなにひどいのだろうか?でも結構救える話もあったりする。私ら日本人が現在マケインさんが抱いている印象とアメリカ人が考えているのと相当違っていたりする。マケインさんはベトナム戦争でのヒーロー(捕虜になって取引されることを拒否して何年も捕虜生活を送った)や政治的にはブッシュに批判的な立場にあったとか。。。多くのジャーナリストが言っていることだけどアメリカのメディアは完全に大資本に牛耳られていて洗脳に近いことを平気でやっているし、大統領選挙の際には根も葉もないスキャンダルを仕立ててライバルを追い落とすということが当たり前のようになっていることなど、意識してないとこういうことが他人事ではなくて日本でもある、ということを改めて認識した次第。映画に絡んだエピソードもあったりして割と気楽に一気呵成に読めてしまった、なかなか面白い本でした。
題名通り、このポール・オースターが経験してきた本当の話の数々。
下手すると小説より面白いと思えるくらいこの人に起きたいろいろなことが抑えた表現でありながら読者をつかむ語り口、訳の柴田氏の素晴らしさも相まって面白い読み物になっている。面白かったエピソードが「パンクの話」 過去に3回しか車のパンクを味わったことがないポール・オースター氏はそのいずれも同じ友人と会った時にパンクしたというエピソード。そんな偶然があるのだろうか?ということ以前にその3回目以降その友達と会う気がしなくなって会っていないという気持ちも分からないでもない。少年時代に夏にボーイスカウトで野原で彼より一人前に位置していた少年が落雷死したエピソードなども興味深い。
とにかく私も探せばそういう過去の一つや二つあるのだろうけど、何せ語り方が巧い。なるほど世界的に有名にんるわけである。
昭和的価値観、この価値観から解き放たれた若者たちはそれぞれ自分の価値観を持ち始めて歩き出している。堪え性のないとか粘りがないというのは、時代に合わない考え方であり、先進国では当たり前にキャリアで勝負するところを今までの昭和的価値観の会社は年功序列で進んでいるし今でもそうである。その最たるものが霞が関にいる官僚だったりする。といった趣旨の本、なるほどである。平成の年代に社会人になった私だけどなるほど考えはまだ昭和的価値観を捨て切れていないのかもしれない、それが嫌で上司と折り合いが悪くなることが多かったのに。ということで自分にとってタイミングのいい時期にこの本を読めたということである。そうそう、昭和的価値観を早く捨ててしまいましょうね。
この青い眼をした日本が大好きの論客は常に「ジャーナリスト」である。
新聞やTVが書かない書けないことを指摘していま日本で新聞やTVで伝えられていることは権力をもった人たちにとって都合のいいことばかりでリアルな真実を伝えていないと力説している。もちろん日本だけでなくアメリカもほかの国にもそういう傾向はあるのだけどあまりにも日本の一般市民がそういう危機意識が欠如しているのでそれは喚起していかなければいけないのはやはりジャーナリストの役目のはずとも言っている。経済破綻するのは中国ではなくてその前に日本だし中国が仮にそうなったら日本もおかしくなるしアメリカもしかり、でも中国の暴走を止められずにいるし国債乱発の日本はいつか銀行預金閉鎖になる、そして増税になる。その無駄使いをさせているのは、アメリカで恐怖であおって「北」の脅威をことさら強調して高い軍事費用をねん出させて米軍駐留の思いやり予算を抽出させられてIMFに金を出せられて挙句の果てには郵便をアメリカに売ってしまった、今度はJAであるのは言うまでもない。それにしてもこんな絶望的なことを書いてまだこの国にいる、筆者は一体何を日本人に期待しているのだろうか?
この本の著者は中国人でいま日本に住んで内から外から中国を観ることができる人。
中国は本当にやばいくらい矛盾をはらんだ国かがわかる。
超バブルな(ほんの一握りの)経済、環境汚染、汚職、政治の矛盾
1%の富裕層といっても中国の全人口からすると何万人ものバブルを享受して汚職をむさぼる役人とそれに怒っている一般市民
いつか中国は怒りで爆発しそうだ。