2008年なんでもTOP10

−2008年 個人的10大ニュース−

by KENさん

01.父親の入院・手術
02.天野月子、活動停止
(写真)
03.某カルト宗教に勧誘される
04.川上未映子を知る
05.リック・ライト逝去
06.BUCK-TICKが熱い
07.Perfume大ブレイク
08.ねこぱんち
09.TV出演
10.お笑いブーム

01.イキナリ非常に個人的なことですが、69歳になったばかりの父に胃癌が発覚。即座に入院〜手術。術後は快調に見えたものの、エコノミー・クラス症候群になり、重い風邪を引き、2ヶ月以上入院して2008年12月ギリギリにようやく退院予定。自分にとって偶像以上に実像が大切なのだ、愛を与えることより愛を与えられることこそが幸福なのだ、と実感させられました。

02.天野月子が2008年いっぱいで活動を停止することを宣言、7年にわたる活動に終止符……僕を支えてくれた大切な偶像が、壊れてしまいました。唯一の精神安定剤だったのに。もう、どう言っていいかわかりません。でも、天野は僕の永遠のヴィーナスであり続けます。

03.旧友と再会、みんなで話そうと言われてのこのこついていったら、なぁとS会の集団説伏。それからS会について徹底的に調べあげ、とことんアンチになりました。だから偽善極まる久本や柴田、面白くもないのにS枠で出まくっている柳原などが死ぬほど嫌いに。皆さん、本当にS会にはご注意ください。調べりゃそのイカれた実態がよーくわかります。

04.宝島社の『VOW』に載ったことで存在を知っていたミエコさんが、今年なぁんと『乳と卵』で芥川賞を受賞。買って読んですぐに彼女の世界にハマり、ネット・オークションでミュージシャンとして発表していた全作品(大絶賛廃盤中!)を落札。天野月子にかわる新しいシンパシー投影の対象になりそうです。

05.ピンク・フロイドの創立メンバーであり、超名曲「エコーズ」などでそのホヮンホヮンした存在感を見せていた鍵盤奏者、リック・ライトが65歳で亡くなりました。フロイドではシド・バレットに続き、鬼籍に入ったふたり目になります。フロイドで一番最初に好きになったのはリックでした。そして一番フロイドらしい音を出していると思うのはリックの鍵盤でした……ご冥福をお祈りします。

06.年末にしてBUCK-TICK現象! シングル「HEAVEN」がオリコン2位にランク・インし、来年にはB-Tのくせにポップにハジけたシングル「GALAXY」と、フランス文学・映画に考を得たであろうアルバム『mement mori』(傑作の予感がするぜぃ)をリリース予定。「HEAVEN」はものすごく良い曲で、ソッコーでお気に入りに。行けないけどライヴもたくさんあり、昨年に続いてまだまだ現役なところを見せ付けてくれます。

07.やっぱり「ポリリズム」から知ったのですが、いやぁ、好きなんだよなぁ。その中途半端にフィットする微妙な存在感が。CD買ったりしないけど、テレビで見る分にはほんわかしてキャラも立ってて非常にイイ。のっちが好きです。かしゆかの声が好きです。あ〜ちゃんは……ええと、ええと、うーむ(苦笑)。でもcapsuleと基本的に同じだよね。あと、どの曲も大差ないよね(笑)。大人気にあやかってやはりマガイモノも出てきました。

08.少年画報社の月刊猫漫画雑誌『ねこぱんち』の存在を知り、読み、馬鹿みたいにハマる。ネット・オーションでバック・ナンバー買ったり、単行本も買ったり、「ねこみち」作者の岩岡ヒサエさんを知って全作品を揃えたり、僕のなかでは大ブレイク。でも実際増刊やら単行本やら出まくってるし、実際この雑誌は売れてるみたいですね。自分の猫馬鹿振りを再認識させられました。

09.なぁんと、NHK BSの「BS熱中夜話」に出演。といっても「30名のロック・ファン代表」のひとりとしてですが。クラプトンで淡い恋の想い出を語ったり、CD1枚しか持ってないくせにジェフ・ベックを語ったり、そのせいでその後は指されなくなって空気と化したり、安斎肇やROLLYに会ったり……楽しかったっす。2009年1月に3回にわたってオン・エアされます。

10.もう何度目かもわからない「お笑いブーム」がまた来たわけですが、目を付けた芸人が次々と売れていくので僕の見る目も間違っちゃいないな、とひとりほくそ笑む。「おもしろ荘」から面白いと思っていたオードリーはM-1で優勝寸前まで行き、ジョイマンは女子高生に大人気。個人的に大好きなザ・パンチもM-1に出演「してしまい」、テレビでは禁じていた「死んで〜」のツッコミに快哉を打つ。最下位だったけど(笑)。YouTubeやニコニコ動画で見てみてください。しかしこのブームで人気が捏造された実力なき糞芸人モドキ、エド・はるみは今すぐテレビから消えてほしい。

(received '08.12.23)

KENさんのプロフィール...プログレシヴ・ロック研究サイト『KENの生悟り』管理人。コンテンツの一つである『月の裏側』では、世界で一番詳細な天野月子研究が読めます。

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