2009年なんでもTOP10

−2009年 中古 TOP10−

by KENさん

(1) アナンダ・シャンカール『アナンダ・シャンカール』
(2) ユニコーン『シャンブル』
(3) Perfume『GAME』
(4) トラヴェリング・ウィルベリーズ『ヴォリューム・ワン』
(5) ケビン・ペイジ『ケビン・ペイジ』
(6) ヨーヨー・マ『ヨーヨー・マ・プレイズ・ピアソラ』
(7) スラヴァ『アヴェ・マリア』
(8) ZABADAK『decade』
(9) The Smashing Pampkins“MELLON COLLIE AND THE INFINITE SADNESS”
(10) クラシック数枚

(1) あのラヴィ・シャンカールを叔父に持つクロスオーヴァー・シタール・プレイヤー、アナンダ。ロックとインド音楽の融合を目指した彼のフロンティア・スピリットが炸裂した初のソロ・アルバム。ストーンズやドアーズのカヴァーから、オリジナルのインド音楽まで、インドと西欧の融合を見る傑作。1,000円以上したけど、満足ではある。

(2) まさかの再結成ユニコーン。そのアルバムは力が入っていながら抜けた素晴らしい傑作。「WAO!」のような曲をシングルにしてしまうあたりに確信犯的なものを感じる。ほかにもヴォーカルが民生のみでなく7いろいろ変わって、ああユニコーンってやっぱこの5人なんだな、と感じさせる良作です。15曲というヴォリュームがまた終わりそうで終わらなくていい。再結成は間違いじゃなかった。リリースから半年もしないうちにレンタル落ち600円だった。

(3) 安かったのでつい買ってしまったパフュームの大ヒット作。とにかく「ポリリズム」が聴きたかったんですよ。前編バキバキのテクノで実は音楽的に高いレヴェルだったりする。前編ヴォコーダー使用なんで誰が歌ってるのかわからんが。のっちが好きです。声はかしゆかが好きです。あ〜ちゃんは……。800円だったのでそろそろいいかな、と購入。

(4) ボブ・ディラン、ロイ・オービソン、ジョージ・ハリスン、ジェフ・リン、トム・ペティからなる義兄弟覆面バンド、トラヴェリング・ウィルベリーズ。ジョージとジェフを中心とした、各人の個性が立った優秀なポップ・ソングの応酬。リマスターを持ってるからいいやと思ってたけど、なんと300円で売っていたので即座にゲット。もう聴き馴染んだ曲だが、廃盤を持っているというのはやっぱり嬉しい。

(5)ポップでロックでファンクな隠れた秀逸盤。90年代の浮わついた音(笑)が好きな人にはたまらない。ほとんどの曲が自作で演奏もケヴィン自身。期待されたが浮沈した。けど廃盤なので一部ではレア価格。でもでも50円で買っちゃったもんねー!

(6) ピアソラとともに活躍していたアグリ、コンソーレほか、理想のメンバーを迎えての充実盤。このアルバムのために大御所カランドレリが作曲した曲ではピアソラ自身のバンドネオン演奏を使用し、ヨーヨー・マとの幻の共演が実演した。しかも100円だったのでものすげえ拾い物。

(7) 驚異的ハイ・トーン・ヴォイスでヨーロッパ中の話題をさらったスラヴァの、時空を越えたさまざまなアヴェ・マリアを彼自身が編曲・演奏するシンセに乗せて歌う、極上のアリア集。100円だった。ラッキー!

(8) 結成から約10年の集大成としてメンバー自ら選曲した、新録音、未発表ライヴ・テイクを含む全15曲のベスト・アルバム。上野のヨーロッパ趣味と吉良のプログレ的なセンスとが無理なく溶け合い、ふたりで正真正銘のバンドの音を作り上げていった切磋琢磨を集大成。歌詞カードの各曲にふたりのコメントも添えた親切な作りも実にザバダックらしい。レンタル落ちで100円。

(9) 今さらですが輸入盤の中古を買いました。1990年代グランジの代表的なバンドのひとつとしてニルヴァーナと並び称されたスマッシング・パンプキンズの3作目にして代表作である2枚組の大作。激しくて暗い、「メロンコリー」な作品。これ以降トラブル続きで音楽性も変わっていって解散へ。のちに再結成するもまたグダグタに。なんと50円!

(10) 50円とか100円で数枚購入。クラシックは聴く人が限られているためかジャンク品でも状態よし。しかも高音質盤とか、好企画盤とか、好きな作曲家の好きな曲とか、何かと恵まれていました。

(received '09.12.26)

KENさんのプロフィール...プログレシヴ・ロック研究サイト『KENの生悟り』管理人。コンテンツの一つである『月の裏側』では、世界で一番詳細な天野月子研究が読めます。

INDEX