−2009年
音楽 TOP10− by
Sweeperさん 1位 Raw
Jazz / Hanjin (1位以外は順位なし) 年末に聞いたTan
Hanjinが素晴らしく、音楽の楽しさを再認識させてくれた1枚です。 1位 Raw Jazz / Hanjin Pierced / David Lang I’attente /
ダニエル・ミル おうちはどこ? /
世武裕子 クアルト・デ・コローレス /
エドマール・カスタネーダ 8つの演奏会用エチュード /
カプスーチン Toccata und Fuga / Aura ハーレムの千一夜 / ファジル・サイ リメンバリング・ウェザーリポート /
ミロスラフ・ヴィトウス Prima Del Cuore / Luciano
Biondini (received
'10.2.7) Sweeperさんのプロフィール...故・ウクレレ前田さんのブログ『裏声喫茶』の常連さん。9年続けて『なんでもTOP10』に参加いただき、こっちのほうでもすっかり常連さん。どうもありがとう!
Pierced / David Lang
I’attente / ダニエル・ミル
おうちはどこ? / 世武裕子
クアルト・デ・コローレス / エドマール・カスタネーダ
8つの演奏会用エチュード / カプスーチン
Toccata und Fuga / Aura
ハーレムの千一夜 / ファジル・サイ
リメンバリング・ウェザーリポート /
ミロスラフ・ヴィトウス
Prima Del Cuore / Luciano Biondini
ダニエル・ミルの新作も素晴らしかった。10選ぶのが厳しかったです。
シンガポールのTanHanjinのスタンダード曲集。
これがいい!年末にこれを聴いて聞き惚れている。
歌が巧い、楽しく歌っている、こちらまで歌いたくなる、気分が明るくなる。
選曲もばっちりいい。WaveやSpainなど素晴らしいしトランペットスキャットが抜群にいい。メル・トーメのようです。スタンダード曲に新たに息吹を与えた云々言うつもりはないけどこんなに感動してしまった歌は久し振りである!
大絶賛! 大推薦!です。
現代音楽とかミニマルとか言う前にこの音楽はパルスでありジャズですらある。
変拍子、ポリリズムといったものが妙に気持よく聞こえるのである。そう、やばいくらい病みつきになるのである。この音楽は語るのではなく、知的に繊細にポリリズムを感じる音楽。ハーモニーよりもそれぞれのラインのアクセントの絡みを楽しむ音楽この充実した内容で新品で1000円ちょっとの値段だなんてどうかしている。
年末に購入それ以来ずーと聞いている。
はっきり言うとダニエル・ミルの最高傑作です。
前作辺りからそういう兆候はあったけど、アコーディオン奏者という看板を下ろして音楽をする人になってそうすることで音楽そしてアコーディオンが素晴らしく冴えわたるのである。具体的には弾かないところは全然弾かないしここは、という場面で素晴らしいソロを奏でる。もちろん曲がいいし共演者との相性もいい。
タワレコ独占の発売らしいけど、弦とピアノ、ソロピアノの両方の内容。
ジャケット写真を見ると、JPOPの人ぽいけど、列記としたクラシックの人、それも現代音楽である。弦の音使いやリズムの取り方が独特で、非常にこまやかな音楽表現をしている。
タワレコでプロモビデオをつい見てしまってその場で買う、タワレコの思うつぼ。。。
でもこれは確かに「買い」だ。
アルパ(ハープ)をギターのように16ビートに乗せて弾きまくる。アルパって楽器は情緒的な楽器とばかり思っていたけど、こういう革命的な人がポンと出てくるものなんですね。コロンビア出身の若者はまだまだ意欲的にどんな音楽にも果敢に立ち向かっていきそうだ。
ほんと、ギターのようだ。。。
1980年代に録音された音源だけど全然古さを感じさせない。
クラシックのピアニストでもあればJazzのPlayerでもあるらしい、ロシアのラスプーチン。全編オリジナルでピアノを弾いているけどどれもだれた演奏&曲がなく素晴らしい音源を聴けて本当によかった。
曖昧な表現がなくでもクラシックさを感じさせないしブギウギなリズムを刻んだりどっから切っても完璧で素晴らしい演奏になっている。
この復刻は大きいものがある。
前から気になっていた女性コーラスグループの新作を聴く。
いきなり、バッハのオルガン曲から始まる。
アヴェ・マリアが3曲入っている。これだけ立て続けにアヴェ・マリアを聴くのはスラヴァ以来である。そのスラヴァが1曲目にやっていたバッハ=グノー版のアヴェ・マリアもやっている。原曲をメロディだけにしてかなり別の曲のような仕上がりにしている。
きっと生で聞くと聞こえ方が違うのだろうなと思う。
錚々たるアレンジャーの凝った音の重なりや、それぞれのアレンジャーの個性が各トラックごとによく表れていてクローズハーモニーだったりリズム感の遊びや声のカラーを存分に楽しめる。 声の表現の限界を追求した歌の集まりになっている。
また、それぞれのアレンジャーの個性が各トラックごとによく表れていてクローズハーモニーだったりリズム感の遊びや声のカラーを存分に楽しめる。
余談だけど、通勤時の満員電車の真ん中でこれを聴くとどこかに行ってしまいそうなここがここでない気持ちになる。天から降ってくる声に時間を忘れてしまいそうなそんな心地よさがあります。
なんとあのAvexレーベルからのクラシックアルバム。
トルコ、アンカラ出身の作曲家+ピアノ演奏家の演奏は、作曲家としてのオーケストラ作品と自身のピアノソロに分かれている。ピアノソロの方から言うと、ほとんどジャズなノリでガーシュウィンの「サマータイム」やモーツァルトの「トルコ行進曲」を演奏している。フェイクしながらアラビックな音階を取り込みつつノリノリで弾きまくっている。ちなみにこの2つの演奏が東京でのライブ音源。で、オーケストラ作品はこの人の才能が一番出ているかのような、表題曲の「ハーレムの千一夜」。
これは素晴らしい。こんな音楽が存在するのかというような見事なアンサンブルを聴かせてくれる。緊張感高い演奏で、刺激的な音楽である。これより少人数の編成のバレエ音楽「パラータ」ではヴァイオリンやネイ、との掛け合いにソプラノ(声)が絡んでこれはもうかなりインタープレイと言ってもいいのではと思う。この才能あふれた1970年生まれの貴公子はどこに行くのだろうか?ずっと注目していきたい。
ECMらしいセッションでしかもコンセプトがいい
WRをアコースティックで現代的に抑制が取れているようで解放されているサウンド。
オーネットの「ロンリーウーマン」が出てくるのがいい。オーネットの曲なんだけど
WRのファーストの勢いがあふれている。骨のある即興音楽が聞けて正直うれしい。
ミッシェル・ポルタルの参加が特に沸き立つこともなく普通に溶け込んでいる。アンサンブル重視でありながらリーダーとして常にサウンドを引っ張り引き締まったアルバムになりました。
Rガリアーノを聴いて以来の衝撃である。
エンヤレーベルからのもので、アコーディオンソロでここまで聴かせる人がイタリアにいた。しかもこの録音ライブでごまかしようがない。
ワイルドなリズムの切れに繊細で大胆な曲。ピアソラが聴いたら泣いて喜ぶに違いない。
ジャケットにはVictoriaのアコーディオンを持った甘い顔の男が写っている。
おそらく全部オリジナルの曲だと思うのだけど全編聴き逃すことが出来ない素晴らしい演奏の数々。