2011年なんでもTOP10

−2011年 観た映画から TOP10−

by 拓郎さん

1位 RAILWAYS〜愛を伝えられない大人たちへ〜
2位 ほしのふるまち
3位 相棒―劇場版II―
4位 阪急電車―片道15分の奇跡―
5位 武士の家計簿
6位 コクリコ坂から
7位 こちら葛飾区亀有公園派出所〜THE MOVIE〜勝どき橋を封鎖せよ
8位 神さまのカルテ
9位 岳―ガク―
10位 モテキ

1位 富山での先行公開初日に観に行った。面白かったので二度観た。カップルというか年配の夫婦の方が多かったような気がする。運転士の三浦友和がいかにも頑固そうな雰囲気で不器用そうだった。余貴美子は活発で元気そうな凛とした看護師らしかった。中尾明慶の新人運転手と三浦友和の触れ合いもほほ笑ましかった。最後の方のレッドアローで宇奈月から富山まで運転する時がいかにも一本の道という感じがしてよかった。沿いてもう一度のプロポーズも。富山の美しい景色がよく出ていたと思う。

2位 富山県の氷見高校らしい高校が舞台だった。やはり二度観た。地元の高校生の渚の山下リオが活発そうで、ハンドボール部の練習のシーンなど好きだった。中村蒼はいかにも悩んでいる高校生らしく、それなのに二股をかけたりしていて渚がいいだろうよと思った。担任の天文の先生がいい雰囲気だった。石井知事が校長先生役で出ていて学園祭でメード喫茶に登場していた。それ以外にも富山ゆかりの人物が多く登場していた。柴田理恵の料理がいつも豪華でやはり料理が上手いのは重要ポイントだと思う。

3位 テレビドラマでおなじみのコンビなのだろう。テレビドラマ版は見たことがほとんどないが安定感を感じて楽しめた。小西真奈美の婦警さんがよかったが、副総監を撃とうとしたのは罪に問われないのだろうか。次つぎに新しい事実が浮かび上がり、立て籠もりがあっという間に解決されるも、事件は続いた。小野田官房長は「絶対的正義ってあると思う?」と問うたあとに刺殺されていて、全体的に正義とはという感じだった。お正月に気分よく楽しめる映画だったと思う。もうちょっと全体にトーンが明るめの方がいいかもしれない。

4位 宝塚を観に行ってついでに観た。そのあと富山にも来たので二度観た。小説も読んだ。女性からお年寄りまでのいろいろな悩みを抱えていたりする女性たちが登場した。こんなにいっぱい出てまとまるのかと思ったら、阪急今津線を中心にうまく最後では物語が線になっていた。ほんわりとした大学生のカップルや、女子高生と付き合う社会人などが好きだった。戸田恵梨香は相変わらず好きだった。携帯を折るシーンで、ああいうことにはなりたくないとつくづく思った。

5位 堺雅人がいかにも算盤バカという雰囲気を出していた。松坂慶子のおばあちゃんがかわいらしかった。仲間由紀恵と堺雅人の仲がよさそうなのがとても好印象だったし、中村雅俊のおじちゃんなど温かそうな家族がよかった。弁当が豪華だったのがだんだん質素になっていくシーンなどはユーモラスに描かれていた。ハッピーエンドで終わるのでよかったと思った。ナレーションは知らない若い人だったが、違和感なく物語に合っていたと思う。

6位 絵の色彩が明るく、物語も明るい感じで夏休み映画としてよかったと思う。「ゲド戦記」は実際に色彩が暗くちょっとどうかと思う。少年少女が恋をして、もしかしたら二人は兄妹かもしれないというのはありがちだが、わかりやすく楽しめたと思う。男子ばかりの学生会館に女子が掃除に行くシーンも、いかにも青春らしくよかったと思う。ただ軽すぎるイメージがあったのは否めない。

7位 夏休み映画で子供連れが多く見に来ていた。漫画チックな面と実写がうまくマッチしていたと思う。人情話もありヒロインも出てきて寅さんのような感じもした。犯人は意外な人物だった。深田恭子のヒロインががんばっていたと思う。子供時代の子役の両さんがよかった。笑わせ泣かされ感情を揺さぶられた。

8位 櫻井翔と宮崎あおいの悩む医師と天真爛漫な写真家の夫婦が信州の風景の中でとてもいい感じだった。「学士」「男爵」という一風変わった友人たちも彩りをなしていたと思う。加賀まり子の末期癌の患者があまり病人らしくなくよかった。看護師長や外来の看護師など看護師たちもテキパキとした雰囲気をよく出していたと思う。

9位 久美の長澤まさみがいかにも新人隊員らしくよく無茶をしていた。三歩の小栗旬のライトグリーンのノースフェースのアウターが山男らしくかっこよかった。隊長はリーダーシップがありそうだった。北アルプスの景色が綺麗に撮れていた。最後の場面はかなりハラハラさせられた。山では遭難したくないと思った映画だった。

10位 FMの「NISSANあっ安部礼司」に選曲やテンポが似ていると思った。とにかくよくジャパニーズポップスが映画の中に登場した。とつぜんミュージカルによく転調していて、かなり現実離れしている映画だったと思う。長澤まさみがかわいらしく、かつセクシーだった。モテキとはいうが森山未来がひたすら長澤まさみを追いかける話だったように感じた。

(received '11.12.27)

拓郎さんのプロフィール...富山市北部、日本海に面した港町・岩瀬の風物を扱うサイト『岩瀬物語』管理人。ヒロくんとは高校時代に山岳部で(文字どおり)同じ釜のメシを喰った仲。

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