2011年なんでもTOP10

−2011年 イベント TOP10−

by 拓郎さん

1位 5/12 めぐりあいは再び・ノバ・ボサ・ノバ 星組 宝塚大劇場
2位 5/28 岡本真夜&オーケストラアンサンブル金沢 石川音楽堂
3位 7/30 アルジェの男・ダンスロマネスク 月組 宝塚大劇場
4位 8/27 SCOTサマーシーズン2011『別冊谷崎潤一郎』利賀芸術公園
5位 7/29 阪神対横浜 甲子園球場
6位 2/26 岡本真夜 アコースティックライブ 入善コスモホール
7位 6/2 中島美嘉 コンサートツアー2011 THE ONLY STAR オーバードホール
8位 7/9 植村花菜 アコースティックライブ2011 クロスランド小矢部
9位 6/30 桂歌丸落語家60周年記念特別公演 オーバードホール
10位 2/20 第6回安野屋仁楽斎独演会 明治安田生命ホール

1位 「ノバ・ボサ・ノバ」はダンスで抽象的でありストーリーが掴みにくく、目の前の個々のダンスの華やかさを楽しむことに多くを割いていた。男役のかっこよさ娘役の艶やかさに惹きつけられていた。「めぐりあいは再び」はストーリーが掴みやすくかつハッピーエンドにバッシとまとまるので余裕をもって楽しむことができた。ひねくれ者の姫の夢咲ねねと、カップルになるひねくれ者の殿の柚希礼音に注目してみていたが夢咲ねねはとてもかわいらしく、柚希礼音はとてもスマートにかっこよかった。女性を男性が演じているのは違和感というよりファンタジックな感じがして好きだった。宝塚駅から宝塚大劇場までの花の道や宝塚大劇場や僕にはとてもロマンティックに感じられてこのときたいへん気に入ってしまった。

2位 石川県立音楽堂は立派なコンサートホールだった。1部と2部があり、1部はオーケストラ中心、2部は岡本真夜中心だった。どちらかというと失恋系の曲のセレクトが多かったような気がする。曲ごとにどんな想いで作ったのかというMCがあった。オーケストラとは前にもコラボレーションしているようでありよく調和していた。新しいアルバムの曲も2曲あったが、TOMORROWがなじみがあって幅広い年代から支持されていたような気がする。

3位 「アルジェの男」は野心を抱いた青年が次つぎと女性を不幸にしてゆき自らも破滅に陥るという悲劇だった。その男を霧矢大夢が演じ、女性では明日海りおが目立っていた。なんとかして這い上がりたい青年の雰囲気が女性演じる主人公からよく伝わっていたと思う。「ダンスロマネスク」は明るいダンスで前半で演じられた悲劇の味に甘みを足しているような感じだった。ダンスでも霧矢大夢と明日海りおがよく目立っていたと思う。

4位 演出鈴木忠志だった。利賀芸術公園までは砺波方面から利賀を目指したら意外に険しい道のりで、帰りに福野方面へ向かったらたいへん道路も整備されていた。芸術性の高い舞台だった。一瞬も息が抜けないほどで、ちょっと疲れた感じもしたが充実感はあった。客席と舞台がかなりちかく、こんなに役者の息遣いを近くで聞いたのは初めてだった。また役者の発声がはっきりしていて声が大きく、独特の練習の背景を感じさせられた。利賀の広場で昼の弁当を食べていたら、演劇を練習する声などが聞こえてきたり、利賀は演劇の地だというのをよく感じさせられた。

5位 久保対清水という元ロッテ同士の先発で試合は始まった。2人ともピッリとせず後続のピッチャーにマウンドを譲っていた。どちらのチームも好機を作りながらも、あと一本が出なかった。榎田?小林宏?藤川の新リレーを見ることはできたが引き分けだった。金本の代打に球場が熱くなっていたのが印象的だった。

6位 比較的年配の方が多く来場していた。やはり失恋系の歌からのチョイスが多かった。あくびをしたらMCで「この前のライブの時、前の席でぐっすり気持ちよさそうに眠っている人がいた」と言われてしまった。一緒に歌ったりもした。アコースティックなのでバックの楽器が少なく音声を楽しむという感じで、落ち着いていてよかった。また明るい恋の楽曲も増えてゆけばよいと思う。

7位 テレビドラマなどで耳に馴染みのある曲が多く楽しみやすかった。アップテンポな曲とスローテンポな曲を何曲づつかそれぞれまとめて交互に揺さぶり退屈させない工夫がされていたような気がする。MCでは山王祭りに行ったと言っていた。バックダンスがあったりステージが視覚的にも楽しめ、ステージの熱気をさらに盛り上げていた。聴き終えてすごく気持ちよかったような気がする。

8位 知らない曲が多かったが弾き語りのスタイルで楽しめた。しゃべりだすと長いと本人も言っていたが曲もMCもちょっと長めのような気がした。気の短いわたしは、MCのときに早く曲やってなどとも思ったりしていた。アンコールではマイクを使わずに「生」でギターの弾き語りをしてくれた。ギターの弾き語りはかなり堂に入っているなと思ったが、こういうのを聴くのも好きなんだなーと自分を感じたライブだった。

9位 5人の人が芸を披露していた。うち4人が笑点メンバーでありなじみもあってよく楽しめたと思う。歌丸さんの落語はしんみりした語り口調で東日本大震災後の暗い気分を慰めてくれた。バルコニー席だったのだがオーバードホールのバルコニー席は身を乗り出さないとまったく舞台が見ることができず、貸切のような席だっただが可とも不可とも採点しづらい部分があった。

10位 1席目はアナウンサー20周年のアナウンサー時代の秘話などが披露されていた。たとえば山下達郎のFM放送を停めたことがあるとか、車で崖を落ちて行って命からがら助かったことなどだった。2席目は「牛ほめ」で3席目が「作文」だった。子供の作文で奮起するお父さんに感動させられた。

(received '12.1.7)

拓郎さんのプロフィール...富山市北部、日本海に面した港町・岩瀬の風物を扱うサイト『岩瀬物語』管理人。ヒロくんとは高校時代に山岳部で(文字どおり)同じ釜のメシを喰った仲。

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