2013年なんでもTOP10

−2013年 印象に残ったコンサート TOP7−

by Toneさん

・Living Colour
・Van Halen
・Suede
(写真)
・Earthshaker
・Y&T, Winger, Firehouse
・Winger, Trixter
・熊谷幸子

(順位無し)

Living Colour
数年前に一度、来日がキャンセルになって残念な思いをした経緯があり、今回、待望の来日実現。
ロック系ではなく、ジャズ系の会場だったのは、このバンドのファン層をよく表している、と思う。
彼らも1980年代のヘヴィメタルの徒花のひとつではあるが、時代を経てこうして見ると、彼らはヘヴィメタルバンドではなく、パンクもスラッシュメタルも演奏できるファンクバンド、というのが本来の姿であったのがよくわかった。
貴重なコンサートだった。

Van Halen
2012年の復活アルバム、そして来日キャンセル、を経ての振替公演、来日実現。
自分の音楽人生において大きな節目となる体験でした。

Suede
人生経験と月日を経て、満ち足りたハッピーなバンドとなって戻ってきたSuede、その、自分の中でのSuedeの最終章となる物語の結末を読むために、参加したコンサート。
とても素敵な特別な体験でした。もちろん号泣でした。
最後の音符は、生涯忘れないでしょう。

Earthshaker
ある意味、1986年の伝説的な武道館公演を見るよりも、価値があったかもしれない、30周年記念のツアーファイナル。昔の曲だけでなく、最近の曲も、すべて号泣でした。

Y&T, Winger, Firehouse
期待どおりのパッケージ化されたヘアメタルをきちんと演奏してくれたFirehouse。どんなに華やかで高度になろうとも本質的にライヴバンド足り得ないWinger。
しかし最も印象に残ったのはY&Tがあの「くさい」曲を演奏した時。
「ストレート」で「ダサい」楽曲が、いかに人々に愛されるかということを目の当たりにすることができた。
もちろんデイヴ・メニケッティの素晴らしいギターサウンドも。
退屈なコンサートだったが、行った価値はあった。

Winger, Trixter
2012年に出た復活作が素晴らしく、自分の中で「もっともキュートなヘアメタルバンド」として認知されているTrixterと、80年代ヘアメタルの中でも屈指の高度な音楽性を誇るWingerの奇跡カップリングを、某事情により某所でキャッチ。
Trixterは期待通りというか期待以上。忘れられないライヴのひとつになった。
しかしWingerは、個々のミュージシャンはハイレベルで素晴らしいものの、バンドとして本質的にライヴバンドではないことを実感。見事なくらい「懐メロ」状態となったオーディエンスの反応にも苦笑。とても良い経験でした。

熊谷幸子
活動再開されて2年目のコンサート。
7月に鎌倉で行われたコンサートは、熊谷幸子さんの音楽とともに年月を過ごしてきた自分たちにとって、ひとつの節目となるような素晴らしい体験でした。CODAMA Through名義で発表される新曲も本当に素晴らしいです。

(received '14.1.30)

Toneさんのプロフィール...日本初のクリスチャンヘヴィメタルを名乗るImari Tonesというバンドをやっている人です。http://www.imaritones.net/

 

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