手品師が右手を挙げたら、
左手を見よ!

 突然ですが、みなさんは携帯電話で通話するとき、右耳と左耳、どちらの耳を使いますか? 私は必ず左耳に当てます。固定電話では必ず左耳に受話器をあててるので、そうしないと気持ち悪いッス(苦笑)。受話器を左耳にあてる...このことからも私が右利きっつうことが解りますが、いちお解りきったことを説明しておくと、固定電話の場合はダイアルするとき右利きなら右手を使うから受話器は左手で持つことになります。また、通話しながらメモなんか取る時はやっぱり利き腕使うから、どうしても受話器は左手で持つことになりますね。ところが携帯電話がこれだけ普及してる御時世、使い方に慣れちゃうとボタン操作だけで簡単に電話かけられるので、電話持つ手で親指使ってダイアルしてそのまま右耳にあてる...っつうひとも多いみたいです。というワケで、『右利きだから電話は左耳』っつうのは通用しなくなってきてます。
 以前、このサイトで右利き・左利きについての話題が盛り上がりました。その時にも触れましたけど、私・ヒロくんは右利きなのに、文字を書く時のみ左手使います。だから前述したように電話かけながらメモ取る時は...仕方無いから右手使います(苦笑)。私は右でも左でも字が書けるワケですけど、左手で書いた字(こちらがメイン)と右手で書いた字(こちらがサブ)...とても同一人物が書いたものとは思えないくらい違います。だから巷よく言う『右脳支配と左脳支配』を私は身をもって実感してるワケです(笑)。ところが面白いことに、ノートとかに細かい字を書く場合は明らかに違いのある左手字と右手字なんですが、黒板にチョークで大きい字書く場合のようなどちらかというと大味な字を書く場合には、左手字と右手字の違いが無くなってきます。あくまでも私自身の場合のハナシですよ(笑)。
 私はイラスト描くこと多いですけど(最近、更新滞ってるけど...苦笑)、鉛筆など筆記用具使ってイラストを描く時はすべて左手で描いてますが、パソコン使って絵を描く時はみんな右手です。何故なら...マウスが右側に付いてるから! ところが、仕上がった絵のタッチは左手で紙に描いたものも、右手でパソ上に描いたものも一緒(笑)。ぜ〜んぜん変わらない(笑)。少しは変わるかと期待してたんだけどな(笑)。ま、これはあくまでも私自身の場合のハナシですけど、絵を描くセンスっていうのは1人につき1つのみ。右脳支配も左脳支配も関係ないってことですな。要は、描いたものの描線の置き場所(位置)が正しいか否かを判断するセンスは1つしかないってことですね。大味な文字を書く場合は「字を描く」というよりも「描線を置く」感覚が勝るから左手で書いても右手で書いても一緒なのだと思っとります。
 ちなみにこの稿のタイトルは、高木彬光の『人形はなぜ殺される』における名探偵・神津恭介のセリフから取ってます。あまりこの文に関係ないけど...。

('01.12.9)

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