バンダイM.E.閉鎖と
『Matador』日本盤のゆくえ
2月28日付の日本経済新聞に、バンダイ本社の合理化経営方針のあおりを食らい、バンダイ・ミュージック・エンタテインメント(バンダイM.E.)が閉鎖されることが決まったと載っていた。『ヒット作に恵まれず収益率が悪かったため』...という閉鎖の理由としてはこれくらい立派なものは無い!と言いたくなる事情で閉鎖されるようだ。アメリカの主要インディーズ『Matador』レーベルの日本盤リリース元として、それまでどこのレコード会社も相手にしなかったようなアーティスト...ガイデッド・バイ・ヴォイセズやヨ・ラ・テンゴの日本盤をリリースしてたのに。急な閉鎖決定に現場もやりきれない思いだろう。
個人的には、バンダイM.E.といえば大好きなスリーター・キニーのアルバムを発売していたことで馴染み深いので、同じレコード会社閉鎖でも1年前の『ゼロ・コーポレーション閉鎖』なんかとは違って感慨深いものがある。が、バンダイM.E.がこういうことになったので、5月リリース決定のスリーター・キニーのニュー・アルバムの日本盤リリースがどうなるか全くの不透明状態。新譜リリースのニュースに大いに喜んだだけに、今回の話にはガックリ...。
バンダイM.E.が閉鎖された後、はどこの会社の手に移るんだろうか? ちゃんと拾ってもらえればいいけど...(苦笑)。
それにしても、ペイヴメント、今回の件のせいで、次にアルバムをリリースする際には日本では4つめのレコード会社ですか...。
(キング→ポニーキャニオン→バンダイM.E.→???)
...と、書いていたら、『Matador』の日本盤のリリースの権利はすでにPヴァインに移ってる...との御指摘を受けました。確かにそのとおりです。
(2000.3.1)