FMとやま『VINTAGE LIVE』招待券騒動の顛末

　11月10日土曜日の昼下がり、ホームページ更新作業中だった私がふと「今日はユウちゃんとアッコはどこの学園祭廻ってるのかな」と思い、GO!GO!7188のオフィシャル･ウェブサイトを覗いて見つけたのが、この記述だった。

　エエッ!!!　私の地元･富山にGO!GO!7188が初めてやって来て、それもフリーライヴをやるなんて!　今まで県外に出掛け3回もGO!GO!7188のライヴを観てる私にとって、地元で彼女たちのライヴが観られるなんてホント夢のような話だった。こりゃあ、楽しみだ!　他のみんなにも教えようってことで、このフリーライヴの会場にもなるクラブ･マイロで演奏したりしてる地元アマ･バンドのHP掲示板や、近県在住の7188ファンのHP掲示板にこのニュースをカキコした私。
　翌、11月11日の日曜日、近所のレコード店「フクロヤ」二口町店に行くと、このフリーライヴの告知ポスターがしっかり貼られていた。「おお、やってるな!」と思ってた私(笑)。今回のライヴ、GO!GO!7188が11月21日にリリースする2ndアルバム『魚磔』のプロモーションの一環として行なわれるイヴェントと考えてたので、『富山県のレコード店「フクロヤ」全店11店にて』どのような条件にて『購入者特典として配布中』なのか、確認しなかった。
　さらにその翌日、11月12日月曜日、「フクロヤ」ではないとあるレコ屋を覗いたら、その店でも招待券を購入者特典として配布していた。配布条件は、GO!GO!7188かハート･バザールのCDを買うこと。アルバムでもマキシ･シングルでもO.K.。てっきりこの企画の招待券の配布条件は新譜の『魚磔』を買うことだと思い込んでた私は「旧譜でもいいのか!　じゃあ、まだ持ってないGO!GO!7188のマキシ･シングル“こいのうた”買って、招待券getだ!」と考えたりもした。が、その店には“こいのうた”だけが置かれていなかった...。私は、GO!GO!7188の他のアイテムはみんな持ってる。持ってるCDをもう1枚買ってまで招待券を押さえるのはいかがなものか...と思ったので、11月21日の『魚磔』リリースまで待つことにしてその店を後にした。
　11月14日の水曜日、またも近所のレコード店「フクロヤ」二口町店に行くと、どうも雰囲気がおかしかった...。11月11日の日曜日には店頭に貼られていたこのフリーライヴの告知が店頭から消えてるのだ。おかしいと思いつつも、家に帰ると、富山県内在住GO!GO!7188のファンからタレコミのメールが届いていた。「GO!GO!7188のホームページ見たファンが全国から集結して、招待券押さえていってる」って...。「フクロヤ」の店頭からライヴ告知ポスターが消えたのは...ハイ、そうです、全国から集まったファンにヤラレちゃいました...。交通費惜しまず富山まで出てくる熱心なファン(暇なファン...ともいう)なら逡巡なんかせず、持ってるCDをもう1枚買ってでも招待券を奪ってくでしょうね...。『FMとやま』のほうにも全国から応募が殺到してるようです。でも、これは富山地区でGO!GO!7188とハート･バザールのCDを販売促進をはかるためのイヴェントでしょう?　地元のひとに見てもらってナンボな催し。それを、都会から出て来たヒマな連中が押し掛け、根こそぎ攫っていっていいのでしょうか?　せっかくの田舎の娯楽を邪魔しないでください!
　勿論、田舎の娯楽ゆえ、地元･富山の高校生あたりが、こんなハジけられるイヴェントが「1,000円(マキシ･シングル1枚)で買える」なら買っちゃおう!って招待券取っていった可能性もある。だから、地元アマ･バンドのHP掲示板にこのイベヴェントの話をカキコした私はもしかしたら自分で自分の首絞めてたのかもしれない。だけど、それでも「フクロヤ」の店頭から招待券が消えたのは都会から出て来たヒマな連中の仕業である確率が高い。というのは、「フクロヤ」ではないとあるレコ屋では翌11月15日木曜日になっても、招待券配ってたからだ(笑)。GO!GO!7188のホームページではこの店のことは紹介されていない。知ってるのは地元民だけだから(笑)。さすがにヒマなファンもこの店のことは知らないから、招待券の押さえようがない(笑)。ホントは『魚磔』のリリースまで待つつもりだったけど、待ってたらこの最後の砦ともいえる店でも招待券が無くなる恐れがあるので、ハート･バザールのアルバム『さいはて』を買って、招待券を押さえた。だから私はこの『FMとやま「VINTAGE LIVE COLLECTION VOL.3」』に行けます(笑)。

これのためにテンヤワンヤ

　にしても納得いかない!　レコード店もレコード会社も、マキシ買っても招待券出すかね?　『魚磔』のリリースが迫ってるのに!　例えば、『魚磔』を予約してくれたひとのみにプレゼントするとか、もっと売り上げに貢献する札の切り方があったろうに...。マキシ買っても招待券...っつうのは、先にも書いたとおり「1,000円出せば招待券買える」ワケで、あまりにもハードルが低過ぎる。3,000円あれば招待券を3枚かっさらっていけるわけだから、そりゃその道のプロにしてみればラクラクだったろう。勿論、ハート･バザールのほうはリリース予定が何も無いから、ハート･バザールのファンのことを考えると、招待券のためにアルバム買え!って言いにくい状況にはあるのは解ってるけど...。
　せっかく決まった地元のビッグなイヴェントが、なんか始まる前から台無しにされたような不快感がまとわりついてます...。ユウちゃん、アッコ、ターキー(勿論、ハート･バザールも)、12月6日にはこの不快感を一気に吹き飛ばすような熱い演奏をお願いします!!!

(2001.11.16)