Blue
Jam
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(国内盤 : ポニー・キャニオン
PCCA-00079)
1. スケアクロウ 2. Curious Baby 3. キャンディ2つの散歩
4. 背中 5. Freak 6. Too Young To Stop Loving
7. Maze Of Love 8. オレンジ
1995年リリースのデビュー作。2nd以降のサウンドとは違い、もっとロック然としており、Bonnieのヴォーカルにも男性っぽい硬さが感じられる。今のBONNIEのサウンドしか知らないひとにとっては、彼女が10年間にリリースしたオリジナル・アルバム8枚のなかでは一番の異色作に聴こえるだろう。ただ、“キャンディ2つの散歩”や“Too
Young To Stop
Loving”あたりの曲調は2nd以降の楽曲に通じるものがある。“Freak”にはバッファロー・ドーターの3人が全面参加。“オレンジ”はBonnieのデビュー・シングル。“背中”は名曲。
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Heaven's
Kitchen
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(国内盤 : ポニー・キャニオン
PCCA-01083)
1. Heaven's Kitchen 2. ほほえみの糧 3. It's gonna
rain!
4. Do you crash? 5. Silence 6. Mad Afternoon
7. Lie Lie Lie 8. Melody 9. Pendulum
10. Get In My Hair 11. Farewell Alcohol River
12. No One Like You
Bonnie
Pinkのサウンドの方向性を決定づけた1997年リリースの2nd。カーディガンズの世界的ヒットで時代の寵児となったトーレ・ヨハンソンがプロデュース、ダンバリン・スタジオでのレコーディング作。ポップで、オシャレで、洗練されてて、当時流行った言葉を使えば『渋谷系』なサウンド。髪の毛を真っ赤に染めたインパクトもあり、一躍音楽ファンの注目を集めるようになった。今でもBonnieといえば、「赤い髪」に「トーレ・ヨハンソン」というイメージが付いて廻るほどである(?)。今でもライヴで必ずと言っていいほど演奏される“Heaven's
Kitchen”や“Do you
crash?”、TVアニメ『るろうに剣心』のエンディングで使われた“It's
gonna rain!”、映画『Lie Lie Lie』の主題歌“Lie Lie
Lie”など代表曲や話題曲がたくさん収録されているため、このアルバムそのまんまグレイテスト・ヒッツ的様相を呈していて(『最高傑作』かは否かは別として)紛れもなく『代表作』ではある。が、全般的に明るい曲が多いなか、ピアノを前面に据えた“Get
In My Hair”だけが浮いてるような...。
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evil
and flowers
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(国内盤 : ポニー・キャニオン
PCCA-01190)
1. Evil And Flowers (piano version) 2. Forget Me Not
3. Your Butterfly 4. Hickey Hickey 5. He
6. Eve's Apple 7. 金魚 8. Meddler 9. Masquerade
10. Quiet Life 11. Only For Him 12. Fallen Sun
12. Evil And Flowers
前作同様、トーレ・ヨハンソンのプロデュースで、タンバリン・ステジオでレコーディングされた1998年リリースの3rd。“Forget
Me Not”、“Your Butterfly”、“Hickey Hickey”“Only For
Him”などの前作を踏襲したようなポップで明るい曲がある反面、“He”、“Eve's
Apple”、“Quiet Life”、“Fallen
Sun”など4th以降につながるような内省的な曲も多い。“金魚”は彼女の代表曲ともいえる名曲。切迫感のある“Masquerade”は異色曲。
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Bonnie's
Kitchen #1
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(国内盤 : ポニー・キャニオン
PCCA-01402)
1. Heaven's Kitchen 2. It's gonna rain! 3. Do you
crash?
4. かなわないこと 5. He 6. 犬と月(Full Length Version)
7. Your Butterfly 8. 金魚 9. Lie Lie Lie 10.
Surprise!
11. オレンジ 12. 背中 13. Maze Of Love
14. たとえばの話 15. One Night With Chocolate
1999年の末にリリースされたベスト盤。デビューからこれまでにリリースしてた3枚のアルバムと、シングル“犬と月”までの作品を対象にし、日本語詞の曲ばかりを集めた『第1集』。アルバムには未収録だった“Surprise!”と“犬と月”、シングル“Do
you crash?”のカップリング曲だった“かなわないこと”と“One
Night With Chocolate”、映画『Lie Lie
Lie』サントラ盤に入ってた“たとえばの話”を収録。彼女の代表曲がほとんど入ってるオイシ過ぎる1枚。初心者にもオススメ。
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Bonnie's
Kitchen #2
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(国内盤 : ポニー・キャニオン
PCCA-01405)
1. Evil And Flowers (piano version) 2. Forget Me Not
3. Hickey Hickey 4. Silence 5. Friends, Aren't We?
6. Only For Him 7. Melody 8. Quiet Life 9. Meddler
10. Mad Afternoon 11. Get In My Hair
12. The Last Thing I Can Do 13. BLACKBIRD
14. We've gotta find a way back to love
2000年1月にリリースされたベスト盤第2弾。そして、ポニー・キャニオンから出した最後のアルバム。『〜#1』と同じ主旨ながら、こっちのほうは英語詞の曲ばかりを集めた選曲となっている。オイシイところはみんな『〜#1』に入ってしまったので、こちらのほうは『裏ベスト』的な感じになってしまってる。この時点でオリジナル・アルバムを3枚しか出していないアーティストがベスト盤を2枚出すというのは、いくらレコード会社との契約消化のため(???)とはいえ、いかがなものか?
“The Last Thing I Can Do”はシングル“Heaven's
Kitchen”の、“Friends, Aren't We?”はシングル“Do you
crash?”の、“We've gotta find a way back to
love”はシングル“Surprise!”のそれぞれカップリング曲だったモノで、こういうアルバム未収録曲がまとめて聴けるっつうことくらいしか存在意義が見出せない困ったアルバム(苦笑)。ちなみに、“BLACKBIRD”はビートルズのトリビュート盤(ジョージ・マーティン『イン・マイ・ライフ』)に提供してたモノだけど、映画『アイ・アム・サム』のサントラ盤に入ってるサラ・マクラクランによるカヴァーと聴き比べると、ちょっと深みに欠けるかなぁ...。
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Let
go
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(国内盤 : イーストウエスト
AMCN-4770)
1. Sleeping Child 2. Fish 3. Trust 4. Reason
5. 過去と現実 6. Tears For Leo 7. Call My Name
8. Run With Yourself 9. Shine 10. Shadow
11. Rumblefish 12. You Are Blue, So Am I 13. Refrain
赤色の髪もやめ、所属レコード会社を『イーストウエスト・ジャパン』に移し、製作環境を変えて2000年春にリリースした4th。プロデューサーは、スザンヌ・ヴェガやロン・セクスミスなどの作品を手掛け、シンガー/ソングライターものの秀作が多い名プロデューサーのミッチェル・フルーム。
この頃からギターを熱心に練習し始めたせいか、アコースティックな感触をもつ曲が増え、派手さやキャッチーさは薄れた。2ndや3rdと比べると、地味な作風で、(私が知る範囲では)多くのファンが戸惑った。“Trust”は、『evil
and
flowers』に入っててもおかしくないような曲だけどねぇ...。シングルにもなった“You
Are Blue, So Am I”はこのアルバムを代表する曲。
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Just
a Girl
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(国内盤 : イーストウエスト
AMCN-4565)
1. SWEET 2. Communication 3. Building a Castle
4. Thinking Of You (Album Mix) 5. コイン
6. LIVE LIFE (Interlude) 7. 再生 8. Take Me In
9. Are You Sure? 10. Movin' On 11. 僕じゃなかったら
12. 眠れない夜 (Album Mix) 13. Just a Girl
名前を『Bonnie
Pink』から『BONNIE
PINK』に改名し(笑)、2001年リリースの5th。収録曲の多くが当時のツアー・メンバーだった松岡トモキ(g.)、奥野心也(key.)との共同プロデュース。レコーディング・メンバーも当時のバンド・メンバー(八ッ橋義幸、アンソニー・ジョンソン等)を起用し、勝手知った仲間たちと製作したアルバム(“Communication”と“僕じゃなかったら”は後にツアー・ギタリストになる「アイゴン」こと會田
茂との共同プロデュース)。勝手知ったる仲間たちと一緒に製作したせいか、前作の延長線上のアコースティックな感触のサウンドでありながらも、どこかリラックスした作風。先行シングル曲だった“Take
Me In”と“Thinking Of
You”、“僕じゃなかったら”あたりがこのアルバムの代表曲。ドラマティックな“再生”が耳をひく。
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re*PINK
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(国内盤 : ワーナー
WPC7-10130)
1. Just A Girl (Chamber Funk Remix)
2. Sweet (Edward Extended Vocal Mix)
3. Reason (Season Dub)
4. Sleeping Child ("The Gyrations Of Virgin Microbes"
Mix)
5. Take Me In (DJ Hasebe Remix)
6. Communication (Atom Remix)
7. Thinking Of You (数珠リディムMix)
8. Fish (Cornelius Remix) 9. オレンジ(テイ$トウワ
Remix)
2002年リリースのリミックス・アルバム。ステレオラブやDJ
Hasebe、テイ$トウワなど国内外有名リミキサーが参加し、『Let
go』や『Just a
Girl』収録曲を大胆に料理。すっかり別の曲にされてしまったステレオラブによる“Sleeping
Child ("The Gyrations Of Virgin Microbes"
Mix)”など、笑えるヴァージョンが満載。
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Present
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(国内盤 : ワーナー WPC7-10160
; CCCD)
1. Tonight, the Night 2. Losing Myself 3. Present
4. Need You 5. Home 6. Rope Dancer
7. Over the Brown Bridge 8. Can't Get Enough
9. Passive-Progressivism 10. Chronic Vertigo
11. Wildflower 12. April Shower〜四月の嵐〜
2003年リリースの6th。先行シングルだったダンス・チューン“Tonight,
the
Night”がトーレ・ヨハンソンとBONNIEの共同プロデュース作だったせいで、2nd〜3rdの時代の明るさ、ハツラツさが戻るような期待があったけど、実際のところ、“Tonight〜”以外の楽曲はMatt
CooperとBONNIEの共同プロデュースであり、“Tonight〜”と同じ路線の曲は“Chronic
Vertigo”くらいで他にはほとんど無い。4th以降のアコースティックな感触を大切にしたオトナなサウンドが基本で、期待を裏切らられたファンも多かった?(苦笑) 歌詞が考えさせられる内容の“Passive-Progressivism”、歌詞が面白い“Chronic
Vertigo”、最後を締めるスロウな“April
Shower〜四月の嵐〜”などイイ曲も入ってるのに、CCCDでリリースされたせいもあってイマイチ印象が悪い。
なお、本作はフツウのCD仕様で出直しになった(ワーナー
WPCL-10185)。
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Pink
In Red
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(国内盤 : Pinxter
TACD-003〜004)
(DVD) 1. Heaven's Kitchen 2. Losing Myself
3. Passive-Progressivism 4. Thinking Of You
5. Sleeping Child 6. Tonight, the Night
7. Communication 8. New York
(CD) 1. Your Butterfly 2. Over the Brown Bridge
3. Home 4. Rope Dancer 5. Need You 6. Present
7. 僕じゃなかったら 8. 犬と月
9. April Shower〜四月の嵐〜 10. Tonight, the Night
11. Soulders
『Present』リリース直後の2003年4月5日に行われた東京・赤坂BLITZのライヴの模様を収録したDVDとCDの2枚組セット。所属マネージメント「タイスケ」の自主レーベルからの発売。『Present』のツアーは東京と大阪のたった2回の公演のみ、ギタリストとして「アイゴン」こと會田
茂を迎え、男性プレイヤーはみなスーツにネクタイ姿だったり...と、いつものBONNIEのツアーとはひと味違ってた。時期から『Present』の曲が多いのは仕方ないけど、“Heaven's
Kitchen”、“Thinking Of You”、“Your
Butterfly”、“僕じゃなかったら”、“犬と月”など、ライヴで定番といえる曲はしっかり収録されている。なお、“Sleeping
Child”は『re*PINK』でのステレオラブによる"The Gyrations Of
Virgin Microbes" Mixで演奏されてて笑える。
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Even
So
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(国内盤 : ワーナー
WPCL-10090)
1. Private Laughter 2. Ocean 3. New Dawn
4. 5 more munites 5. The Answer〜ひとつになる時〜
6. I just want you to be happy 7. Mint 8. 1・2・3
9. Last Kiss 10. Walk with you 11. 人生ゲーム
12. Bedtime Story
『evil and
flowers』以来6年ぶりにトーレ・ヨハンソンが全面的にプロデュースに関わった2004年リリースの7thアルバム。タンバリン・スタジオはもう無いので(?)スウェーデンのGULAスタジオでレコーディングされた。
トーレが全面的に関わったせいか、2nd〜3rdにあった明るさや軽快感、みずみずしさが蘇ったかのような作品。先行シングルとなった“Private
Laughter”がその代表例。“Forget Me
Not”を思わせるフレーズがある“5 more
munites”や、潮風のような爽快感のある“Ocean”、軽快でキャッチーな“New
Dawn”と“1・2・3”などなど。意見はイロイロあるだろうけど、ワーナー(イーストウエスト)に移籍してからの作品のなかでは一番の傑作/代表作でしょう、これは。
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REMINISCENE
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(国内盤 : ワーナー
WPCL-10193)
1. Ordinary Angel 2. Perfect 3. Manic Monday
4. Got Me A Feeling 5. The Origin Of Love
6. Don't Get Me Wrong 7. 真夏の果実
8. That's Just What You Are 9. Your Eyes
10. Through The Dark
デビュー10周年を祝う意味で2005年夏にリリースされた全編カヴァーの企画盤。参加メンバーも、トーレ・ヨハンソンやツアー・メンバーだった「アイゴン」、高桑
圭、奥野真哉などBONNIEを支えてたひとたちの他に、チボ・マットの本田ゆか、クラムボンのミト、平井
堅(“Got Me A
Feeling”でバック・コーラス)、斉藤和義(“真夏の果実”をデュエット)などの豪華な顔ぶれ。カヴァーする曲も、フレンテ!の“Ordinary
Angel”、フェアグラウンド・アトラクションの“Perfect”、バングルズの“Manic
Monday”、エイミー・マンの“That's Just What You
Are”など、邦楽ではサザンや達郎など、BONNIEの趣味と音楽的ルーツが分かってイロイロ興味深い。
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Golden
Tears
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