『ヒロくんズ上半期チャート』を考える

 『p/g』のコーナーでも書いたけど、2009年ヒロくんズ上半期チャートの結果は、凄く意外だった。

2009年ヒロくんズ上半期チャートTOP10

artist
title
1
BRUCE SPRINGSTEEN
Working On A Dream
2
GO!GO!7188
アンテナ
3
ASOBI SEKSU
Hush
4
MORRISSEY
Years Of Refusal
5
福原美穂
RAINBOW
6
二階堂和美
ニカセトラ
7
いきものがかり
My song Your song
8
美吉田 月
pure flavor #1〜color of love〜
9
ANBERLIN
New Surrender
10
THE ALL-AMERICAN REJECTS
When The World Comes Down

 2009年の上半期、私個人の感触としてよく聴いたアルバムは、二階堂和美『ニカセトラ』、GO!GO!7188『アンテナ』、アソビ・セクス『ハッシュ』などで、ボス(ブルース・スプリングスティーン)の新作をこんなに聴き込んでたつもりが全然無かったから。ヒロくんズ上半期チャートの集計結果をみてここまでビックリしたのは、ケークが1位になった2005年以来だろう。
 ここで、これまでの歴代のヒロくんズ上半期チャートの1位を振り返ってみよう(...っつうか、このサイトでは上半期チャートを載せても年末の年間チャート発表時にデータを消してしまうので、今この時点でこのサイトを閲覧しに来てるひとたちは過去分は確認しようがないが...苦笑)。

ヒロくんズ上半期チャート1位獲得作品
上半期チャート1位
年間チャート1位の作品
アーティスト『タイトル』
通常チャート最高位
年間チャート順位
1991

R. E. M.
『Out Of Time』

1
1

R. E. M.
『Out Of Time』

1992

NIRVANA
『Nevermind』

1
1

NIRVANA
『Nevermind』

1993

COVERDALE ・ PAGE
『Coverdale ・ Page』

1
2

MARIA McKEE
『You Gotta Sin To Get Saved』

1994

ALL ABOUT EVE
『BBC Radio One Live In Concert』

1
1

ALL ABOUT EVE
『BBC Radio One Live In Concert』

1995

SOUL COUGHING
『Ruby Vroom』

1
6

ALANIS MORISSETTE
『Jagged Little Pill』

1996

HEATHER NOVA
『Oyster』

1
1

HEATHER NOVA
『Oyster』

1997

GARBAGE
『Garbage』

11*
2

HEAVENLY
『Operation Heavenly』

1998

MARY LOU LORD
『Got No Shadow』

1
1

MARY LOU LORD
『Got No Shadow』

1999

SUGAR RAY
『14:59』

1
10

LIMP BIZKIT
『Significant Other』

2000

WOLFIE
『Where's Wolfie』

1
1

WOLFIE
『Where's Wolfie』

2001

GO!GO!7188
『蛇足歩行』

1
1

GO!GO!7188
『蛇足歩行』

2002

BAD RELIGION
『The Process Of Belief』

1
2

RUSH
『Vapor Trails』

2003

THE WHITE STRIPES
『Elephant』

1
1

THE WHITE STRIPES
『Elephant』

2004

天野月子
『天龍』

1
1

天野月子
『天龍』

2005

CAKE
『Pressure Chief』

4
11

OASIS
『Don't Believe The Truth』

2006

THE DARKNESS
『One Way Ticket To Hell...And Back』

1
3

羅針盤
『むすび』

2007

RUSH
『Snakes & Arrows』

1
1

RUSH
『Snakes & Arrows』

2008

いきものががり
『ライフアルバム』

1
1

いきものががり
『ライフアルバム』

2009

BRUCE SPRINGSTEEN
『Working On A Dream』

4
?
?
*註 1996年に最高位2位をマーク。

 こうしてみると、過去18回分のうち11回は、上半期チャートで1位となった作品がそのまんま年間チャートでも1位になってる。61.1%の高い割合。年間チャートという性質上、上半期チャートで上位に来ているほうが有利なのが、データのうえでも実証された形。
 逆に、上半期チャートで1位だったにもかかわらず、年間チャートでは2ケタ順位だったのは2作品。こちらのほうがず〜〜〜っと目立つ(苦笑)。その2作品のうち1作品は、今回のボス同様意外な1位だったケーク(2005年)。なにしろ、レギュラー・チャートの最高位が4位で上半期チャートの1位を獲ったのも、ケークの今回のボスだけなんだからさ(苦笑)。
 今回のボスは、他の多くの上半期チャート1位獲得作品同様年間でも1位となることが出来るのか、はたまはケークの二の舞いになってしまうのか、今から楽しみです。今のところ、後者の雰囲気が漂ってますが...(苦笑)。

(2009.6.29)

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