アッコの加齢臭発言に私が反発を覚えたワケ

 ライヴ・リポートにも書いたとおり、2006年3月18日に金沢・AZホールで行われたGO!GO!7188の金沢公演では、ベース&バック・ヴォーカルのアッコ(当時は浜田亜紀子、現・野間亜紀子)が、金沢にある大衆食堂『宇宙軒』ならびに霞ヶ関や永田町を走る地下鉄のことを「(客のオジサンたちの)加齢臭がする食堂」ならびに「(乗客のオジサンたちの)加齢臭がする電車」と侮蔑する発言を行いました。観客の殆どが10代〜20代前半だったためアッコの発言にみんな大笑いしてましたけど、私は笑えないどころか、心のなかでかなりの反発を覚えました。
 勿論、私はその日にライヴ会場に居たなかでは「オッサン」の部類に入るでしょうが、加齢臭を気にする年齢でもないし、ほかの客と一緒に笑ってて居られても不思議は無かったのに、どうして笑えなかったのでしょう...?

 たぶん...そう遠くない将来に自分が加齢臭を気にする年頃に到達することは分かっており、私の心の片隅に「加齢臭を漂わすオヤジになることへの恐怖感」があるのでしょう。アッコの発言は自分でも気が付かなかった心の繊細な部分を刺激した...だからこそ、私は反発心を感じたんだ...というふうに、自分では解析しております(苦笑)。

('06.12.24)

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