(選出日:2009.12.23)
太字となっているのは、洋楽+邦楽で100枚選んだ場合に選ばれるべきアルバムで、細字のものはその場合には選から漏れてしまう30枚だということを示しています。
1. DOT
ALLISON--Afterglow
暗黒なバック・トラックに乗る清楚なオネエサンの歌声。そのギャップが魅力的な1枚。
2. GUSTER--Lost And
Gone Forever
ギター兼ヴォーカル2名とパーカッショニスト1名の変則編成トリオの歌心あふれる名盤。
3. WOLFIE--Where's
Wolfie
ジョーとアマンダの2人を中心とした3人組ヘナチョコ・ギター・ポップ・バンドの2枚目。
4. BELLE &
SEBASTIAN--Fold Your Hands Child, You Walk Like A Peasant
ベルセバの4枚目。デビューからこの作品に至るまでのバンド・ストーリーは、まさに完璧。
5.
COLDPLAY--Parachutes
'00年代中盤以降にはすっかり大物となった彼らの初々しいデビュー作。“Yellow”は名曲。
6. DIDO--No Angel
エミネムが彼女の曲をサンプリングしたことが切っ掛けに大ブレイク。楽曲も声も癒し系。
7. THE
DONNAS--Get Skintight
『Lookout』レーベルから出たガールズ・パンク・バンドのポップな1枚。この後メジャーへ。
8.
GO!GO!7188--蛇足歩行
鹿児島出身の女のコ2人と男性ドラマーによる昭和歌謡ガレージ・ロック・バンドの1st。
9. P J
HARVEY--Stories From The City, Stories From The Sea
久しく影が薄かったP.J.が久しぶりに存在感をアピール。トム・ヨークとのデュエットも。
10.
ジッタリン・ジン--Banzai Attack
スカ・ブームに乗って新世代ファンを獲得した中興時期の1枚。“青いカナリア”は名曲!
11.
KEMURI--千嘉千涙
ジャパニーズ・スカ・ブームの火付け役である彼らの、英詩にこだわっていた時期の名盤。
12. LAST DAYS OF
APRIL--Angel Youth
まだ『エモ』という概念が確立していなかった時期に、スウェーデンから飛び出した名盤。
13. MANSUN--Little
Kix
既に独自の路線を確立してた彼らが、この3rdでアッケなく散ってしまうとは...。悲劇じゃ
14. NAHT--the
spelling of my solution
ヴァイオリン奏者を加え4人組となり、ドラマティックに仕上がったメジャー・デビュー盤
15. A PERFECT
CIRCLE--Mer De Noms
TOOLのメイナードのサイド・プロジェクト。TOOLよりも聴き易く、より大衆向けの内容。
16. くるり--図鑑
他にも優れた作品はあるけど、ロック・バンドとしてのくるりのピークは、間違い無くコレ
17. RADIOHEAD--Kid
A
脱ロックに挑戦し、シーンに衝撃を与えた問題作。今聴いてもインパクトは薄れていない。
18. BRITNEY
SPEARS--Oops!...I Did It Again
スキャンダルにまみれる前のアルバム。ブリトニーの1枚はやっぱこのアルバムでしょう。
19.
椎名林檎--勝訴ストリップ
演ること全てがシーンにインパクトを与えてた頃のアルバム。この頃が彼女のピークかも。
20. U2--All That You
Can't Leave Behind
歳相応の成熟をみせつけた1枚。若ぶることをやめ、素直な音造りで'00年代も生き抜いた。
21.
VERSUS--Hurrah
+/-の前身(?)のアジア系米国人によるオルタナティヴ・バンドの最終作。ポップな作品。
22. ZEBRAHEAD--Playmate
Of The Year
カリフォリニアのおバカ・バンドを地で行く陽気な作品。『フジ・ロック』の盛況も想い出。
23. ABANDONED
POOLS--Humanistic
日本盤リリースの遅れが災いし、たいして話題にもならなかった「うち捨てられた」名盤。
24. TORI AMOS--Strange
Little Girls
男性ヴォーカルの曲を、女性であるトーリが歌うというコンセプトで作られたカヴァー集。
25. ASH--Free
All Angels
全英No.1の大成功を収めた胸キュン・ポップ集。シャーロットのバック・ヴォーカルも華。
26.
クラムボン--ドラマチック
プロデューサーに亀田誠治師匠を迎え、「ドリカムみたいなオシャレな3人組」から脱却。
27.
GARBAGE--Beautifulgarbage
映画『007』の主題歌を歌い、大衆ポップ・バンドとして成功を収めるが、人間関係に暗雲。
28. GLOSS--Gloss
「ブロンディになりたい」と夢を語った少女による一話限りの読みきりポップ・ストーリー。
29.
ハートバザール--さいはて
天然ポエム少女・石井皐月による不思議な感性な歌詞が面白い、男女混成4人組のアルバム。
30. JIMMY EAT
WORLD--Bleed American
『エモ』に対する注目が集まるなか、エモとは何かを分かりやすく提示した教科書的作品。
31.
古明地洋哉--「灰と花」
孤高のシンガー・古明地洋哉のメジャー・デビュー盤。曲が暗く、一般大衆には理解されず。
32. LOVE
PSYCHEDELICO--THE GREATEST HITS
英語で歌ってるのか、日本語で歌ってるのか分からない不思議な歌でシーンを席巻した。
(2001)
33. LOW--Things We Lost In The Fire
『サッド・コア』と銘打たれ、持て囃された1枚。長いキャリアを持つからこそ出せる音。
34. MANIC STREET
PREACHERS--Know Your Enemy
リッチー失踪後に得た『国民的バンド』の地位をかなぐり捨て、攻撃姿勢を露にした作風。
35. DAVID MEAD--Mine
And Yours
アダム・シュレシンジャー・プロデュースの男性シンガー/ソングライターのポップな作品。
36.
岡北有由--ベイスメント・ダイアリー
アラニスと、スマパンなどのオルタナからの影響大の女性シンガーのメジャーからの1st。
37.
鬼束ちひろ--インソムニア
'00年代を代表する女性シンガーの1st。澄んだ湖水のような声だが、その深みは際限無い。
38. PINBACK--Blue
Screen Life
ポリス風のシンプルで乾いたサウンドが魅力の男性2人組の2nd。ドラマもなく淡々と進む。
39. QUASI--The Sword
Of God
男性キーボーディストと女性ドラマーによるバトルが面白いデュオが放ったポップな作品。
40. SEMISONIC--All
About Chemistry
2人のリード・ヴォーカリストを擁するギター・ポップ・バンドの3rd。この作品が最後とは...。
41.
SUPERCHUNK--Here's To Shutting Up
疾走系ギタポ・バンドだった彼らが、徐々に路線変更し、歌モノ・バンドに脱却を果たした。
42.
矢野真紀--そばのかす
1999年にデビューした彼女、この2ndでは亀田誠治師匠を起用し、見事にハマってる。傑作!
43. 天野月子--Sharon
Stones
「椎名林檎+メタル」な女性自作自演シンガーの1st。歌謡ロックっぽいところもある。
44. BAD
RELIGION--The Process Of Belief (2002)
Mr.
ブレットがバンドに復帰し、往年の迫力を取り戻した一作。これぞ『メロコアの帝王』!
45. DRESSY
BESSY--Sound Go Round
女性ヴォーカリスト・Tammyを中心としギタポ・バンドは放つオキャンでオバカなポップ。
46. JETS TO
BRAZIL--Perfecting Loneliness
元・ジョーブレイカーズ、元・ハンサムのメンバーたちによるバンドの3rd。哀愁漂う名作!
47. NORAH
JONES--Come Away With Me
'00年代を代表するジャズィーな歌姫のデビュー作にて大出世作。ジャケットも秀逸!
48. MASTERS OF THE
HEMISPHERE--Protest A Dark Anniversary
アルバム1曲目アタマの「瞬間芸」的な能天気コーラスが一度聴いたら頭から離れません。
49. MIRAH--Advisory
Committee
富山にも演奏しに来たことがある宅録系メガネ娘による2nd。ポップでオチャメ。
50.
中村一義--100s
中村一義が次のステップに踏み出した重要な作品。この後、バンド100sでの活動を開始。
51. STARLET--When
Sun Falls On My Feet
ベルセバに近い音を出すスウェーデンのバンドの作品。ヘタなヴォーカルは御愛嬌。
52. THE USED--The
Used
ヘヴィ・ロック界に「エモ+スクリーム」のスクリーモ旋風を巻き起こした(?)記念碑的1st。
53. THE WHITE
STRIPES--White Blood Cells
男性ギタリストと女性ドラマーによるベースレスのガレージ・バンドの傑作。歴史を変えた。
54. THE ALL-AMERICAN
REJECTS--The All-American Rejects
エモ全盛のなか、健康的なパワー・ポップを演る米・オクラホマ州出身の4人組の1st。
55. ASIAN KUNG-FU
GENERATION--君繋ファイブエム
くるりのフォロワーとして登場し、ポップな楽曲を武器に、一気に日本語ロックの頂点へ。
56. THE
DARKNESS--Permission To Land
'70年代のフレディ・マーキュリーを思わせるファッションとファルセットが大きな話題に。
57.
EVANESCENCE--Fallen
後のシンフォニック・メタル・ブームにもつながる(?)ワールドワイドなヒット作。
58. FOUNTAINS OF
WAYNE--Welcome Interstate Managers
それまで好事家の間でのみビッグ・ネームだった彼らが、ついにヒットを記録。ブレイク作。
59. THE
GO-BETWEENS--Bright Yellow Bright Orange
伝説的ギタポ・バンドの復活第2弾。ヴェテランらしい職人芸的楽曲が楽しめる。
60. JEWEL--0304
これまで築いた「アラスカ出身の清楚な歌姫」の地位を御破算にする、エレ・ポップの怪作。
61. THE KILLS--Keep
On Your Mean Side
ヴィヴィとホテルの男女2人によるガレージ・ロック・ユニット。頽廃的雰囲気が漂ってる。
62. LINKIN
PARK--Meteora
ヘヴィ・ロックの新盟主・リンキンの2nd。ポップとヘヴィネスがバランスよく同居してる。
63. MARIA McKEE--High
Dive
一時的なローン・ジャスティス再結成を挟んでの4th。前作のグラム・ロック趣味が残存。
64. 二階堂和美--また
おとしましたよ
びょーきのひとのリバビリ日記か...と思わせるほどエキセントリックなヴォーカルを披露。
65.
STEREOPHONICS--You Gotta Go There To Come Back
ケリーのシブいヴォーカルが堪能出来る頂点の1枚。この後内紛が起こりドラマーを追放。
66.
YELLOWCARD--Ocean Avenue
エモ+ヴァイオリンの新機軸を打ち出したバンドの1st。ヴァイオリンのお蔭ですごく劇的。
67. ZWAN--Mary Star Of
The Sea
スマパンを解散させたビリー・コーガンの新バンド。メンバー離散が続き、この1枚で解散。
68. ASOBI
SEKSU--Asobi Seksu
アヤしいバンド名と日本語が混じる不思議な歌詞が話題のシューゲイザー・ユニットの1st。
69. BONNIE
PINK--Even So
3rd以来久しぶりにトーレ・ヨハンソンと組んだ6th。名作との誉れ高き2ndに匹敵する傑作。
70. FRANZ
FERDINAND--Franz Ferdinand
ライヴでもスーツ姿の伊達男4人組の1st。どことなくユーモラスでコミカルなところがイイ!
71. GREEN
DAY--American Idiot
エモ台頭により影が薄くなってた彼らが放った名作。ロック史に残るコンセプト・アルバム。
72. AVRIL
LAVIGNE--Under My Skin
失恋後の傷を癒すかのような自己セラピー的アルバム。その陰がなんとも言えず魅力的。
73. MODEST
MOUSE--Good News For People Who Love Bad News
好事家のみにその名を轟かせてた彼らが、全米チャートの上位に進出した記念碑的作品。
74. SONIC
YOUTH--Sonic Nurse
1992年の『ダーティ』以来といえる、ソニック・ユースが久しぶりに放ったポップな作品。
75. TESLA--Into The
Now
グランジに逐われるかのように'90年代半ばに姿を消してたハード・ロック・バンドの復活作。