ヒロくん(師匠)が選ぶ'00年代アルバム130選

(選出日:2009.12.23)

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2005

76. BULLET FOR MY VALENTINE--The Poison
新世代メタル・バンドとしてシーンを引っ張る南ウェールズの4人組の1stフル・アルバム。

77. DOVES--Some Cities
ウィリアムス兄弟を中心とした3人組の3rd。英国のバンドらしい重厚かつ荘厳なポップ。

78. FUNEAL FOR A FRIEND--Hours
ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタインと同郷&友達ながらエモとして扱われる彼らの名作。

79. MARK GARDENER--These Beautiful Ghosts
アニマルハウスでのダンスビートでライド・ファンを落胆させたマークの、汚名返上的ソロ。

80. H. I. M.--Dark Light
『ラヴ・メタル』を標榜するスウェーデンのバンドの作品。日本の歌謡曲っぽいところも。

81. IVY--In The Clear
フランス人女性ヴォーカルを中心を看板に据えた3人組の、みずみずしい心機一転的作品。

82. THE POSIES--Every Kind Of Light
'90年代に一世を風靡したギタポ・バンドの再結成作。ジョンとケンの作曲能力に衰えなし!

83. OASIS--Don't Believe The Truth
いつまでも若いままで居られないことを悟ったオアシスが、年齢相当な成熟をみせた作品。

84. 小谷美紗子--Adore
インディー落ちを契機に「小谷美紗子Trio」として3人の固定編成で活動始めた最初の作品。

85. 羅針盤--むすび
山本精一のヴォーカルが味わい深い。ドラマーのCHINAの事故死により、これが最終作に。

86. Sau'beach--Freedom Of Music
高岡出身の2人を中心としたギタポ・バンドの実質1st。U.S.インディーズみたいな乾いた音。

87. SLEATER-KINNEY--The Woods
闘う女性バンドを標榜する彼女らが、筋肉モリモリのブ厚いサウンドに深化。この後解散。

88. WEEZER--Make Believe
リック・ルービン・プロデュースの5th。“Beverly Hills”は'00年代の“We Will Rock You”?


2006

89. LILY ALLEN--Alright ,Still
'00年ならではのサンプリング主体のポップ・アイドル。あっけらかんとした言動も話題に。

90. 安藤裕子--Merry Andrew
「不思議ちゃん」的雰囲気を漂わせる女性シンガーの名作。名曲“のうぜんかつら”収録。

91. ARCTIC MONKEYS--Whatever People Say I Am, That's What I'm Not
'90年代におけるオアシスのように、シーンの流れを変えたU.K.バンドの衝撃的デビュー作。

92. BUILT TO SPILL--You In Reverse
歪んだギター・ノイズがトレード・マークの彼らが、新機軸を打ち出し始めた変化の1枚。

93. THE CHARALATANS--Simpatico
'00年代に入って失速感があった彼らが放った久々の快作。全盛期を思わせる充実した作風。

94. DAUGHTRY--Daughtry (2006)
オーディション番組『アメリカン・アイドル』出身。作られたアイドルとは思えない本格派。

95. THE DECEMBERISTS--The Crane Wife (2006)
日本の民話『鶴の恩返し』をモティーフにしたコンセプト作。日本盤が出ないのは、犯罪!

96. THE FUTUREHEADS--News And Tributes
トボケたところが魅力のUK4人組の2nd。フランツのアレックスが好むのも良〜く分かる。

97. I AM GHOST--Lovers' Requiem
メロコアの総本山『Epitaph』出身の、ヴァイオリストが居るメロコア・バンドの奇跡の1枚!

98. LOSTPROPHETS--Liberation Transmission
哀愁さあふれる音から、『BURRN!』でスキッド・ロウ風と評判だった新世代バンドの3rd。

99. MUSE--Black Holes And Revelations
レディオヘッド・フォロワーからスタートした彼らが、独自のサウンドの確立に見事に成功。

100. PRIMAL SCREAM--Riot City Blues
'94年の『ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アウト』以来、ルーツ・ロックに挑んだ傑作。

101. WE ARE SCIENTISTS--With Love And Squalor
米国出身なのに英国でウケのよい3人組のデビュー作。この後1人離脱し、現在はデュオ。

102. YEAH YEAH YEAHS--Show Your Bones
女とは思えない下品なロックを演ってたカレン・Oから、女っぽさが感じられた衝撃の2nd!


2007

103. BLOC PARTY--A Weekned In The City
人種混成U.K.4人組の大傑作2nd。このアルバムのアタマからの流れは完璧過ぎです。

104. DINOSAUR JR. --Beyond
仲違いが理由で袂を分かったハズのオリジナル・メンバーが揃った奇跡の再結成アルバム。

105. GOOD CHARLOTTE--Good Morning Revival
ポップ・バンク・バンドの彼らが、よりポップ・フィールドに踏み込んだ開き直りの1枚。

106. いきものがかり--桜咲く街物語
元々駅前でアコギのストリート・パフォーマンス演ってた彼女たち。あっという間にBIGに。

107. SAVES THE DAY--Under The Boards
元々エモの先達的立場だった彼ら。ヴェテランの域に達しても、青臭い音を出し続けてる。

108. 少年ナイフ--fun! fun! fun!
オリジナル・メンバーは直子さんのみ。これを批判するネガティヴな声も吹き飛ばした快作。

109. BRUCE SPRINGSTEEN--Magic
E・ストリート・バンドと組み、『BORN IN THE U.S.A.』以来のロック・アルバム...と大絶賛。

110. WITHIN TEMPTATION--The Heart Of Everything
ヘヴィ・メタル界の一ジャンルとして定着したシンフォニック・メタルの代表格が放つ傑作。

111. 矢野絢子--あいのうた
地元・高知を根城に地道に音楽活動を続けるシンガー/ピアニストの4th。歌詞が鋭過ぎ。


2008

112. ANBERLIN--New Surrender
エモが市民権を得た音楽シーンに登場した、ハイ・トーン・ヴォーカルが魅力のポップ・エモ。

113. FEEDER--Silent Cry
『悲劇のバンド』というレッテルはもう要らない! フィーダーがようやく悲劇前に戻った。

114. JULIANA HATFIELD--How To Walk Away
地道に活動続けてる彼女。近作にあったダークな感触がなく、往年の輝きを取り戻した。

115. KAISER CHIEFS--Off With Your Heads
過去の作品にあったバラード調の曲を排除し、ノリのよいユーモラス・ロックでまとめた。

116. MGMT--Oracular Spectacular
評論家筋に大絶賛をもって迎えられた斬新な音の2人組。ダサいのはユニット名のみ(苦笑)。

117. R. E. M.--Accelerate
'94年の『モンスター』以来、R. E. M. が久々に放った熱いロック・アルバム。

118. SIGH--一瞬の連なり
日本語の響きを大切にした叙情的なロック。元・NAHTのメンバーを中心としたバンドです。

119. MATTHEW SWEET--Sunshine Lies
『ガールフレンド』など、彼の'90年代の最盛期の作品を彷佛とさせる、久々の快作。

120.THE TING TINGS--We Started Nothing
男女2人によるエレ・ポップ・ユニットのデビュー盤。ケイティーのヴォーカルに魅力あり。


2009

121. THE AIRBORNE TOXIC EVENT--The Airborne Toxic Event
脳天気にハチャメチャ演ってるインディー・バンド。毒素はどこまで空気媒介してくのか?

122. CAGE THE ELEPHANT--Cage The Elephant
U.S.ガレージ・ロック・シーンからまた1つ飛び出して来た新星。荒削りなところが魅力。

123. 福原美穂--RAINBOW
札幌ローカルで成功してた彼女の全国デビュー盤。歌声の力強さに、将来性を感じます。

124. 凛として時雨--just A moment
男女ツイン・ヴォーカルと、静と動のサウンドの対比が面白い3人組のメジャーでの初作。

125. MiChi--UP TO YOU
日英ハーフの女性シンガーによるエレクトロニクス・ユニットのポップなデビュー作。

126. MORRISSEY--Years Of Refusal
若いバック・ミュージシャンを起用し、若々しさとハツラツさをアピールした復活盤。

127. PARAMORE--Brand New Eyes
パラモアの3rd。アヴリル・アヴィーンをパンク寄りにしたようなポップなロックを披露。

128.バニラビーンズ--バニラビーンズ
「オシャレなスウェディッシュ・ポップ」を演らされてる、脱力系女の子2人組の快(怪)作。

129. WHITE LIES--To Lose My Life...
歌詞の内容が暗過ぎると言われつつも、楽曲じたいはポップなU.K.3人組のデビュー作。

130. THE XX--XX
男女ツイン・ヴォーカルが妖し過ぎる、南ロンドンから登場した新世代ユニットの1st。