−2001年
ベスト・アルバム10− by
ヒロくん (1)
古明地洋哉『灰と花』 (1)
2001年、個人的に一番ハマったのがこの古明地。“SWEET
RAIN”で歌われる♪“気のふれた世界で正気を保つこと それこそが狂気だ”と誰もがうそぶく〜...は、誰もが報復を叫んでた2001年9月の空気とミョーにシンクロ。“SWEET
RAIN”や“ライラックの庭”で絡んでくるヴァイオリンの音色も素晴らしい!!! (2)
女であるトーリが男性アーティストの曲を歌う...という企画アルバム。デペッシュ・モードの“Enjoy
The Silence”や、ジョー・ジャクソンの“Real
Man”は彼女による新解釈のほうが上だと感じました。スレイヤーの“Raining
Blood”には「血の雨をホントに降らせる」かのような狂気に染まった美が存在してる(苦笑)。 (3)
キーボード奏者のサム・クームズと、ドラマーのジャネット・ワイスによるデュオの4枚目。イイ意味でのインディー臭さが抜けて、大衆ポップ化しました。これ、誉め言葉(笑)。ヴォーカルも上達したし(笑)。ジャネワイのドラム・プレイがフィーチュアされた“Seal
The Deal”が個人的ベスト・トラック。 (4)
ギターポップ演るバンドの3rd。どこか'80年代っぽい味付けもあります。フジ・ロックで客少なかったのは残念っすけど(苦笑)。 (5)
曲によってはヴァイオリンやチェロの弦楽器隊を加え、劇的に演出されたエモコア演ってる北欧のバンドっす。スカンディナヴィア勢侮れじ!...を強く印象づけた1枚。 (6)
殆どのひとは「何でいまさら、スティーヴィー・ニックス?」って思うかもしれないけど、シェリル・クロウやサラ・マクラクラン夫妻(笑)などの援軍の手を借りて、2001年に充分通用する作品出してきました(笑)。その結果が『Billboard』のアルバム・チャートTOP10に18年振り!!!のランクイン(5位)。イイ曲揃ってるところに、スティーヴィー・ニックス姐御があの性格悪そうなカエル声で歌えば、もう天下敵無し(笑)。ラブサイケデリコの2人も誉めてたそうです(笑)。 (7)
ここで選ばれたアルバムは殆どこのサイトの『オススメ盤コーナー』で扱ってるんだけど、この作品だけは『オススメ盤コーナー』で扱ってない。というのは、この作品の前に出した『インドア・リヴィング』と『カム・ピック・ミー・アップ』の2枚のアルバムで着実に布石打ってきたのがこの作品で一気に開花したと思うんで、『インドア・リヴィング』と『カム・ピック・ミー・アップ』とセットで聴いてナンボのもの...って意識が強いものだからさ。疾走系ギタポの先駆者だったスーパーチャンクが突如路線変更し出した時、何でそんな作品出すのか疑問だったけど、この作品聴いてすべての疑問が氷解しました。キミたちはこうなりたかったんだね!...って(笑)。推理小説の解決編読んだ時のようなスッキリ爽快感ありましたよ。印象深い1枚でした。 (8)
ファウンテインズ・オブ・ウェインのアダム・シュレジンジャーが参加...ってことにつられて買ったんだけど、最初はあまりにも地味なもんだから印象悪かった(苦笑)。聴き込んでいくうちに曲のよさがジワリジワリと効いてきたけどね。 (9)
カーディガンズっぽいU.K.バンドのデビュー作。女性ヴォーカリスト、ハイドラン・アナのヴォーカル・スタイルはモロにカーディガンズのニーナ(笑)。私が中津へ長期出張でホテル住まいしてる時に愛聴。“Lonely
In Paris”にドハマリ。だって私、“Lonely In
Nakatsu”だったんだモン(笑)。不思議なことにBONNIE
PINKのファンの間で評判高かった(笑)。 (10)
オッサンとオバサンによる3人組。人生の年輪を感じさせる寂れ具合いがミョーにハマった。今年のアタマの話題作でしたね(笑)。 (
'01.12.26) ヒロくんのプロフィール...このサイトの管理人。2001年は計31回ライヴに足を運んだ音楽マニア。2002年はライヴ出没回数を減らし、まっとうな生活に近付ける努力を始める予定。
(2) TORI AMOS『Strange Little Girls』
(3) QUASI『The Sword Of God』
(4) SEMISONIC『All About Chemistry』
(5) LAST DAYS OF APRIL『Angel Youth』
(6) STEVIE NICKS『Trouble In Shangri-La』
(7) SUPERCHUNK『Here's To Shutting Up』
(8) DAVID MEAD『Mine And Yours』
(9) GLOSS『Gloss』
(10) LOW『Things We Lost In The Fire』