−2003年
ベスト・アルバム10− by
ヒロくん (1) 二階堂和美『また
おとしましたよ』 (1)
初めて聴いた時は、アブナいひとのリハビリ記録音楽かと思いました(苦笑)。だけど、繰り返し聴くうちに、雲の上を漂うような彼女の独自のサウンドにすっかり魅せられてしまいました。城端町で行われた野外音楽イヴェント『BUBBLE
WHISTLE
WEEKENDER』での稲光が閃くなかのギター1本弾き語りももの凄く良かった。 (2)
日本盤が出たのが今年だから、選出。去年の『なんでもTOP10』でのメキシコ産のベストアルバムだったんで聴いたんだけど、USインディーズ主流のエモで切ない胸キュン・サウンドに一発でヤラれた。このアルバムのエンディングは、あれで正しいと思います。宮崎美子のデビュー曲“ノー・リターン”(八神純子・作曲)にソックリな(笑)“Wish
List”収録。 (3)
『アラスカ出身の天然フォーク少女』というこれまで築いて来た地位を投げうってしまうほどの大バクチに挑んだ作品で、ブリトニー・スピアーズの曲か?と思うほど、打ち込み使ったエレポップが延々と続く。アコースティックな音色は皆無と言ってよく、多くのファンに背を向けられたようだけど、私はこの冒険を支持します。2003年最大の『お笑い』アルバム。 (4)
前作『ハイブリッド・セオリー』で、モダン・ヘヴィー・ロック界の最重要バンドになったリンキンの2ndは、前作同様、ヘヴィーでラウドでありつつも、ポップでキャッチーで親しみ易いサウンド。トータル40分くらいにコンパクトにまとめたところも好感持てる。“Faint”のリフにはヤラれた〜! 日本武道館でのライヴも良かった。 (5)
ウィーザーっぽいパワーポップを演奏するアメリカのバンドのデビュー作にして大出世作。ウィーザーでも、1st『ウィーザー』と3rd『ザ・グリーン・アルバム』に近い音造りで、この手の音が好きなひとにはたまらないハズ。どこまでも青く、明るく、前向きな姿勢にあふれてます。 (6)
女性ヴォーカリストのヴィヴィと、ギターのホテルの2人によるユニットのデビュー作。冷夏だった1993年の話題作だったP
J
ハーヴェイの『リッド・オブ・ミー』を思わせる女性の情念がドロドロと表に出たサウンドだなー...と思ってたら、今年も冷夏になっちゃったねぇ...(苦笑)。2003年の冷夏と共に、後々までに私の記憶に残るアルバムだと思う(苦笑)。 (7)
ヴァイオリン入りのエモ・バンドのアルバム。このバンドを他者とハッキリ差別化するヴァイオリンが、もともと劇的なサウンドをさらに劇的にする絶大な効果を上げてます。とってもドラマティック! 同じくヴァイオリン入りってことで、NAHTの『the
spelling of my
solution』を思い出しました。 (8)
もともと単なる『ブリット・ポップ』のワクからハミ出した大陸的なサウンド出してたバンドが、ケリーのヴォーカリスト/ソングライターとしての成長とともにさらに巨大化。ブラック・クロウズを思わせる黒っぽさも身に付いた。だた、『ブラック・クロウズ・ワナビーズ』の度が過ぎて、ドラマーのスチュワート・ケイブルをクビにして、元ブラック・クロウズのスティーヴ・ゴーマンを入れたのは行き過ぎ! (9)
バッド・レリジョンや、♪アハ〜ンアハ〜ン...と歌って『おバカ・バンド』の仲間入りする前のオフスプリングを思わせるサウンドで、疾走感とうらぶれた感じがなんともたまらない。 (10)
GO!GO!7188のベースのアッコのソロ・アルバム。いつも書いた詩をユウちゃんに歌わせてるアッコが、自分で書いた詩を自分で歌ってるが故、GO!GO!よりもエモーショナルで、ナマナマしくて、乙女ちっく。良い意味でも悪い意味でもマンネリ気味になってきた最近のGO!GO!7188の音よりも面白いかも。Stereo
Fabrication of youth の和田
勉の貢献にも注目! 次点は、ゴー・ビトウィーンズの『ブライト・イエロー・ブライト・オレンジ』。10枚のなかに推すには、何かが足りなかった...。ズワンの『メアリー・スター・オブ・ザ・シー』は...唐突な解散さえなければねぇ〜。 (
'03.12.25) ヒロくんのプロフィール...音楽と登山に夢中になっていたお蔭で、婚期を逃しつつある(?)このサイトの管理人。
(2) JETS TO BRAZIL『Perfecting Loneliness』
(3) JEWEL『0304』
(4) LINKIN PARK『Meteora』
(5) THE ALL-AMERICAN REJECTS『The All-American Rejects』
(6) THE KILLS『Keep On Your Mean Side』
(7) YELLOWCARD『Ocean Avenue』
(8) STEREOPHONICS『You Gotta Go There To Come Back』
(9) AUTHORITY ZERO『A Passage In Time』
(10) 浜田亜紀子『キラリ』