2004年なんでもTOP10

−2004年 ベスト・アルバム10−

by ヒロくん

(1) AVRIL LAVIGNE『Under My Skin』
(2) MODEST MOUSE『Good News For People Who Love Bad News』
(『バッド・ニュースを好む人へのグッド・ニュース』)
(3) GREEN DAY『American Idiot』
(4) 矢野真紀『はるか─遥歌』
(5) NORAH JONES『Feels Like Home』
(6) MIRAH『C'mon Miracle』
(import : K KLP-160)
(7) TESLA『Into The Now』
(8) FRANZ FERDINAND『Franz Ferdinand』
(9) SONIC YOUTH『Sonic Nurse』

(10) ゆう『てんのみかく』

 2004年は、職場が変わったりしてイロイロ忙しく、去年までみたいに音楽にドップリな生活を送っていなかったため、聴いたCDの数が例年の1/2〜2/3くらいになってしまいました。そんななかから『年間ベストアルバム』を10枚選んだんだけど、数合わせのため、いつもの年なら選外になりそうなアルバムも入ってます(苦笑)。

(1) 2002年のデビュー作『レット・ゴー』の時にはボロクソに貶したアヴリルですが、このアルバムが曲がイイので、2位以下を大きく引き離し、文句なく2004年の1位です(笑)。1stと一番の違いは、ブッチ・ウォーカー(元・マーヴェラス3)やシャンタール・クレヴィアジックなど、共作者にまともなソングラーターを付けたことでしょう(笑)。ブッチとの共作曲“My Happy Ending”は2004年一番の名曲です!

(2) 前作もメジャーの『Sony』からアルバムを出してるけど、それまでの彼らが属してたインディー村の体臭をプンプンさせ、不愛想で取っ付きにくく、難解な内容だった。本作ではそれらのインディー的な体臭を一掃し、一般大衆にも受け入れられるポップさを身にまとってます。ま、いかがわしさは薄れたけど、こういうタイトルのアルバム出すってところは相変わらずひねくれてるけどなッ!(笑)

(3) グリーン・デイの新作。私がこれほどまでグリーン・デイの作品を気に入ったのは、1995年の『インソムニアック』以来ですなぁ〜(苦笑)。曲がよく書けていると思うし、曲順なんかもかなり考えられているような気がします。音楽に無縁で無理解な弟子も、この作品は気に入ってます(笑)。

(4) 去年出たミニ・アルバム『あいいろ』の1970年代歌謡曲っぽい内容から、彼女はこの路線を突き進むものと早合点してたけど、多少は歌謡曲っぽい味付けはあるけど、2nd以降の『矢野真紀』の音でした(苦笑)。歌詞の内容(“夜曲”など)や、プロデューサーの寺岡呼人(元・JUN SKY WALKER(S))の趣味が出過ぎな点など、気に入らない点も多々あるけど、イントロ・リフが印象に残る“地上の光”1曲だけの魅力で入選です(笑)。

(5) デビュー作『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』でグラミー賞を総ナメにしたノラ・ジョーンズの待望の2nd。基本的に前作の延長線上にあり、ジャズィなサウンドで、非常によく出来た作品。こういう作品は私の日常生活には(刺激が無さ過ぎて)毎日は聴こうとは思わないけど、月に1〜2回は聴きたくなる...そんなアルバム(笑)。

(6) 『インディーの聖地』と呼ばれる米西海岸ワシントン州オリンピアを拠点とする『K』レーベル所属の、ローファイな宅録のメガネっ娘、Mirah Yom Tov Zeitlyn嬢の3rd。前作『Advisory Committee』の延長線上のサウンドでありながら、ヴァリエーションも広がり進化。ジャケットのすがすがしさに、彼女の魅力がよく現れています。

(7) 1980年代後半〜1990年代前半に全米でアルバム・ヒットを飛ばし、日本でも東京ドームで演奏したことのある(笑)ハードロック・バンド、テスラの再結成アルバム。再結成後はしばらくツアー・サーキットしてたせいか、再結成アルバムにありがちな「わざとらしさ」が無い自然体なサウンド。活動停止前には「このひと、ホントはハードロックに向いてないんじゃないの?」と疑義を抱かせたジェフ・キースのヴォーカルも自然だ。

(8) 良くも悪くも(?)2004年のU.K.ロック・シーンを代表するニューカマーといえば、フランツ・フェルディナンドの4人。『FUJI ROCK FESTIVAL '04』での熱演も印象に残ってます。ヘナチョコなキィボードがユーモラスな“Come On Home”も◎。

(9) ここ最近は実験性を重視してた感のあるソニック・ユースだけど、このアルバムはここ数作の難解さは消え失せ、1995年の『ウォッシング・マシーン』以来、いや、1992年の『ダーティー』以来ともいえるポップな作風。ソニック・ユースのアルバムを聴いて「楽しめた」のは、ホントに久しぶりのような気がします(苦笑)。

(10) GO!GO!7188のギター/ヴォーカルのユウのソロ・アルバム。「ユウの声」=「GO!GO!7188」と一般のひとは思うワケで、いかにGO!GO!7118のサウンドから離れられるかが聴きどころだったと思うけど、三味線を導入したり、ジャズィーに迫ったり、虫の泣き声のS.E.入れたり、ソロならではの工夫がみととれます。個人的には、“結末”がお気に入り。

 次点は、BONNIE PINKの『Even So』かなぁ〜。ライヴをサボったのを後悔しとります...(苦笑)。

( '04.12.31)

ヒロくんのプロフィール...こーゆー企画を5年連続で募集/掲載を続けていることでも解るとおり、チョーお調子者であるこのサイトの管理人(笑)。

 

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