2005年なんでもTOP10

−2005年 ベスト・アルバム10−

by ヒロくん(師匠)

(1) OASIS『Don't Believe The Truth』
(2) WEEZER『Make Believe』

(3) IVY『In The Clar』
(4) FUNERAL FOR A FRIEND『Hours』
(5) DOVES『Some Cities』
(6) THE POSIES『Every Kind Of Light』
(7) Sau'beach『Freedom Of Music』
(8) 矢野絢子『窓の日』
(9) LOW『The Great Destroyer』

(10) H. I. M.『Dark Light』

 2004年は職場が変わったりしてイロイロ忙しく、2003年までみたいに音楽にドップリな生活を送れなかったけど、2005年は結婚、そしてポッポの誕生が重なったためさらに輪をかけて音楽を聴く時間が減ってしまった。そんななかから『年間ベストアルバム』を10枚選んだわけだけど、上位7枚までは文句無しに選べたんだけど、後の3枚を選ぶのに苦しんだ...(苦笑)。

(1) 前作『ヒーザン・ケミストリー』があまりにも酷かったため全く期待せずに聴いたんだけど、意外によくってビックリ! 名盤と呼ばれる最初の2枚(デビュー・アルバムと『モーニング・グローリー』)の焼き直しを作るのではなく、メンバー全員が楽曲を持ち寄ることにより、民主的な新しいオアシスを誕生させることに成功。年齢相応の「枯れ」を感じる自分にしょーじきなアルバム。

(2) ヘヴィー系の作品をたくさん手掛けてる大物プロデューサー、リック・ルービン・プロデュースの効果はあまり感じられず、いつもどおりのウィーザーなのであった(苦笑)。前作『マラドロワ』と比べると、全曲シングル・カットが可能とされ思えるほどキャッチーで覚え易く親しみ易いメロディーが多い。シングル・ヒットした“Beverly Hills”はその最たるモノ。

(3) ファウンティンズ・オブ・ウェインのアダム・シュレシンジャーのサイド・プロジェクトとして知られるアイヴィーの2000年の『ロング・ディスタンス』に続くオリジナル・アルバム。前作『ロング・ディスタンス』はイマイチだったけど、この作品はポップでオサレ。「渋谷系」という死語を思い出したくなります(苦笑)。

(4) ジミー・イート・ワールドの成功以降、エモっぽさを加えたロックがアメリカのロックで主流となった感があるけど、この英・ウェールズ出身のニューカマーもその手の音を出してます。青臭さ、哀愁漂うメロディーと疾走感がたまりません! ジャケットの女のコがイロイロとコスプレしてるブックレットも面白いけど、どうしてジャケ写の写りが一番悪いんだろう?(笑)

(5) デビュー作から彼らのサウンドは聴いてたけど、曲単位では面白くても、アルバムを通して聴くと買えないところがあった。この3rdアルバムは雰囲気を統一。以前の作品に感じられた邪悪なエッセンスは排除し、ダークでありながらもどこかドリーミィにも感じられた本作のサウンドは、買い。

(6) 1993年の『フロースティング・オン・ザ・ビーター』でギター・ポップ・ファンの注目を集めながらも、度重なるメンバー・チェンジ、サウンド路線の変更などにより活動が行き詰まり解散への道をたどってたザ・ポウジーズが復活! 名作『フロースティング〜』を彷佛とさせるウェットなギター・ポップを聴いて、「これぞ、ザ・ポウジーズ!」と復活を心から喜びました。

(7) 富山県高岡市の港町・伏木出身のギター・ポップ・バンドの2ndアルバム。実験的でアヴァンギャルドな1stには「何じゃこりゃ?」状態になってしまったけど(苦笑)、このアルバムには彼らのライヴでお馴染みの“Change The World”、“moodhit landscope”、“静まる海”などが収録されていたため、安心して聴けた。涼し気でどこかドライな感覚のある独特のサウンドにすっかりドハマリ。

(8) 「高知県が生んだ才能」、ピアニスト&シンガー/ソングライターの2nd。デビュー時の小谷美紗子を思い起こさせるサウンド。ただし、歌詞に込められたメッセージは小谷美紗子ほどは重くなく、B.G.M.として気軽に聴けるかも。ちなみに、“ふたつのプレゼント”が私にとってのフェイヴァリット。

(9) 『サッドコア』もしくは『スロウコア』と呼ばれる独自のサウンドを確立した中年男女によるトリオ、ロウの『Sub Pop』移籍第1弾アルバム。前々作『シングス・ウィ・ロスト・イン・ザ・ファイアー』が傑作だったため、期待が大き過ぎた結果、前作『トラスト』の内容にガッカリしたものだけど、“Monkey”や“Eveybody's Song”といった楽曲が収められた本作はこちらの期待どおりの作品。ベースのザク・サリー脱退が今後どのような影響を彼らに及ぼすか、先行きがちょっと心配。

(10) 『ラヴメタル』を標榜するスウェーデンのゴシック・メタル・バンドのワールドワイド・デビュー作。'70年代〜'80年代の日本の歌謡曲を思わせるような臭さが漂っているのが笑えたんで愛聴してたんだけど、最近ちょっと飽きてきた(笑)。

 ちなみに、2004年のリリースだったので、ASOBI SEKSUの『Asobi Seksu』をランキング対象外としましたが、もしもこのアルバムが2005年リリースだったら文句無しの1位でした(笑)。

('06.1.9)

ヒロくん(師匠)のプロフィール...2005年は仕事に家事に子育てに...と多忙をきわめた(?)このサイトの管理人(笑)。

 

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