2007年なんでもTOP10

−2007年 カヴァー曲(邦楽編) TOP50−

by ヒロくん(師匠)

(1) デーモン小暮“限界LOVERS”(SHOW-YA)
(2) 桃井はるこ“TOUGH BOY”(TOM☆CAT)
(3) 種浦マサオ“関西人 in Tokyo”(スティング)
(4) bird“YOU CAN'T HURRY LOVE”(シュープリームス ; “恋はあせらず”)
(5) 二階堂和美“真夏の果実”(サザンオールスターズ)
(6) 山崎まさよし“あなたに会えてよかった”(小泉今日子)
(7) 音速ライン“木枯らしに抱かれて”(小泉今日子)
(8) 杏里“探偵物語”(薬師丸ひろ子)
(9) Paris Match“Arthur's Theme (Best That You Can Do)”(クリストファー・クロス ; “ニューヨーク・シティ・セレナーデ”)
(10) K“I Like It”(デバージ)
(11) 佐藤竹善“そして僕は途方に暮れる”
(大沢誉志幸)
(12) 島谷ひとみ“キャンディ”
(原田真二)
(13) 甲斐よしひろ“ハナミズキ”(一青窈)
(14) Little Creatures“ハイスクール・ララバイ”(イモ欽トリオ)
(15) Soma“リンダリンダ”
(ザ・ブルーハーツ)
(16) Rickie-G“ラブレター”(ザ・ブルーハーツ)
(17) キグルミ“ダンシング・シスター”(ノーランズ)
(18) 伴 都美子“コーヒー・ルンバ”
(西田佐知子)
(19) momo-i“バナナの涙”(うろゆびさされ組)
(20) JUJU“クリスマスイブ”(山下達郎)
(21) 山本潤子“ロビンソン”(スピッツ)
(22) 美吉田 月“千の風になって”(秋川雅史)
(23) 浜田翔子“想い出の九十九里浜”(Mi-Ke)
(24) Satokolab“Time After Time”(シンディ・ローパー)
(25) より子“Time After Time”(シンディ・ローパー)
(26) BOSSA a.m.“Hungry Like The Wolf”(デュラン・デュラン)
(27) Bon Voyage“世界はそれを愛と呼ぶんだぜ”(サンボマスター)
(28) 9 Miles“KISS ME”(シックス・ペンス・ノン・ザ・リッチャー)
(29) Sotte Bosse“やさしさに包まれたなら”(荒井由実)
(30) 河口恭吾“渡良瀬橋”(森高千里)
(31) 山本 梓“ラムのラブソング”(松谷祐子)
(32) R.F.B. Feat. SHELLY“BASKET CASE”(グリーン・デイ)
(33) 大橋純子“季節の中で”(松山千春)
(34) キンモクセイ“チェリーブラッサム”(松田聖子)
(35) 極東ラヴァーズオーケストラ Feat. LiZZ“制服”(松田聖子)
(36) Acid Black Cherry“初恋”(村下孝蔵)
(37) 安藤裕子“Woman 〜Wの悲劇より〜”(薬師丸ひろ子)
(38) 山崎まさよし“Englishman In New York”(スティング)
(39) ANCHANG“メリーアン”(アルフィー)
(40) 清春“TATTOO”(中森明菜)
(41) Jackson Vibe“君に、胸キュン。 -浮気なヴァカンス-”(イエローマジックオーケストラ)
(42) 戸田恵子“CAT'S EYE”(杏里)
(43) 中西保志“SWEET MEMORIES”(松田聖子)
(44) 夏川りみ“時代”(中島みゆき)
(45) 麗奈“壊れかけのRadio”(徳永英明)
(46) 倭製ジェロニモ&ラブゲリラエクスペリエンス“HUSH”(ディープ・パープル、他)
(47) AAA“モンキー・マジック”(ゴダイゴ)
(48) D・H・Y(Dogs Holiday of Yawn)“ここでキスして”(椎名林檎)
(49) Asako Yoshihiro“負けないで”(ZARD)
(50) IKKO“どうにもとまらない”(山本リンダ)
(ワースト) 秋山莉奈“渚のはいから人魚”(小泉今日子)

 只今、邦楽界は空前のカヴァー曲ブームで、真面目にカヴァー曲を集めてたらTOP50になってしまいました(苦笑)。ってことで、2007年に日本のアーティスト(とは呼べないひとも混じってますが...苦笑)が発表したカヴァー曲のTOP50です。1枚のアルバム(またはシングル)から1曲のみのランキングとします。

(1) ♪天使の顔〜悪魔の顔〜繰り返して〜生きているわ〜...という歌詞を「悪魔」であるデーモン閣下が歌っているのを聴いて、凄くウケた。「オマエ、悪魔だろ?」(笑) デーモン閣下とデビューが同時期の女性シンガーたちの曲をカヴァーしたアルバム『GIRLS' ROCK』に収録。
(2) 声優もやってることだけあって、曲によってヴォーカル・スタイルがまるっきり違ってビックリ! この曲では、原曲のTOMさんふうの太い声出して見事にカヴァー。『COVER BEST カバー電車』収録。
(3) 半分冗談の『お笑い』モノしては、2007年随一。このシングル曲が主張するとおり、「関西≠大阪」なのです。
(4) E.P.“BIRDSONG EP”収録。他にもポリスの“ROXANNE”、ワム!の“CLUB TROPICANA”など洋楽をカヴァーしてるのに、この曲だけ日本語詞にしたのは何故? 本人が付けた日本語詞がミョーに笑える。
(5) サザンのファンが聴いたら怒りそうなほど(苦笑)ニカさんらしいアレンジとなってます(苦笑)。ミニアルバム『ハミング・スイッチ』収録。
(6) キョンキョンの曲を男が歌ったらどうなる?...と思いましたが、渋く、味のある仕上がり。邦楽の曲のカヴァー集『COVER ALL HO!』収録。
(7) こちらの曲も、せつなさの感じるなかなかの出来。キョンキョンの曲は男性アーティストに向いてるのかもしれません。シングル“恋うた”のカップリング曲。
(8) カヴァー集『tears of anri』収録。如何にオリジナルが歌がヘタクソだったかよ〜〜〜く分かったよ(爆笑〜!!!)。
(9) 洋楽曲のカヴァー集『Our Favourite Pop』収録。すんげぇ〜オシャレな出来。原曲よりもイイかも(笑)。ジャケットがスタイル・カウンシルの『アワ・フェイヴァリット・ショップ』のパロディーなのに、スタカンのカヴァーが無いのは何故?
(10) 日本で活動する韓国人男性シンガーがリリースしたカヴァー集『The TIMELESS Collection VOL.1』に収録。この曲のことを知ってるのは、よっぽどの洋楽マニアか、『全米TOP40ファン』か、モータウン・ファンのいずれかだろう(勿論、デバージのファンも居るだろうけど...)。「何でこの曲をカヴァー???」という驚きの1曲。
(11) 貫禄の出来映え。カヴァー集『ウタヂカラ〜CORNERSTONES 4〜』に収録。
(12) 「よくぞ、この曲を〜〜〜!」といった選曲の妙ですね。男性シンガーの曲ばかりを集めたカヴァー集『男歌〜cover song collection〜』に収録。
(13) 女性シンガーの曲ばかりのカヴァー集『10 ストーリーズ』収録。椎名林檎の“歌舞伎町の女王”がオモロそうだったんだけど、こちらのほうが歌力がありました。
(14) 原曲のもつ元気さ、はつらつさをオミットし、聴いてるうちに眠くなるようなアレンジになってますが、もともとこの曲は「ララバイ(子守唄)」なんだから、このアレンジが正しいんだよ(笑)。『細野晴臣トリビュート・アルバム』収録。
(15) カヴァー曲集『Essence of life ''smile''』に収録。くるりの“ばらの花”のカヴァーを目当てに聴いたんだけど、ザ・ブルーハーツの名曲をレゲエにカヴァーしたこちらに軍配!
(16) こちらもザ・ブルーハーツの名バラードのレゲエ・カヴァー。こちらのほうはもともとスロウな曲だから、レゲエ・ヴァージョンにし易かったと思います。E.P.“逃避行”カップリング曲。
(17) ノーランズの大ヒット曲のカヴァーで、新たに(?)日本語詞が付いてます。原曲のイメージを壊さないハジケたカヴァー(笑)。アルバム『キグルミ』収録。
(18) Do As Infinityのヴォーカリストが贈るカヴァー集『VOICE〜cover you with love〜』収録。井上陽水をはじめとして、最近いろんなひとがカヴァ−してますが、彼女のカヴァーも負けない出来映え。
(19) (2)の桃井はるこの別名義(苦笑)。こちらのほうは舌足らずなアニメ声で歌ってます。アニメ主題歌のカヴァー・アルバム『ファミソン8BIT STAGE2』収録。
(20) シングル“Wish for snow / 奇跡を望むなら...Xmas story”収録。ワム!の“LAST CHRISTMAS”のカヴァー目当てで買ったんだけど、ジャズィーなアレンジのこっちのほうが何倍もよかった。
(21) 決して歌が下手なワケじゃないんだけど、曲と声が致わないよーな気が...。そのミスマッチぶりが凄く印象に残ってます(苦笑)。カヴァー集『SONGS』に収録。
(22) カヴァー曲集『pure flavor #1 〜color of love〜』収録。オシャレで垢抜けたアレンジが施されてるため、歌われてる歌詞に注意してないと、この曲とは気付きません(笑)。
(23) 歌が凄く下手で、凄いインパクトがありました(苦笑〜!!!) DVD付カヴァー・アルバム『はましょー★あるばむ 〜お手当てしましょーこ〜』に入ってます。
(24) ピアノで静かに始まる出だしはいたってフツウですが、コーラス部分からダンスビート炸裂〜〜〜!!!でビックリします(苦笑)。ミニ・アルバム『Satokolab 』収録。
(25) (24)と比べて聴くと、いたってオーソドックスな作りでかえって安心します(笑)。E.P.“ココロの鍵”カップリング曲。
(26) 洋楽のヒット曲をボサノヴァ調にカヴァーするプロジェクトのアルバム『GREETINGS』に収録。メロコア系・スカコア系がよくこの曲をカヴァーしてるものだから、この曲がボサノヴァ調になるとは聴くまではちょっと想像出来なかったけど、上手に料理してます。
(27) あの暑苦しいサンボマスターの曲が、オシャレなボサノヴァ調に大変身!(笑) COVER LOVER PROJECTの『THE BEST OF BOSSA COVERS〜青春ロック2.0〜』に収録。
(28) オシャレなレゲエを演る男女混成4人組によるカヴァー。勿論、レゲエなアレンジになってます。アルバム『Belly-Go-Round』収録。
(29) ボサノヴァ調のオシャレなカヴァー。最近の曲のカヴァーがあふれるなか、'70年代のユーミンのこの曲を選ぶとは意表を突かれました。カヴァー・アルバム『innocent view』収録。
(30) 森高の曲を男がカヴァーする場合、イロイロとアレンジに困ることもあると思いますが、原曲よりも淋しく切ないヴァージョンに仕上がってます。実は、男のほうが女よりも女々しい? カヴァー・アルバム『君を好きだったあの頃』収録。
(31) 『2004年なんでもTOP10』でホウノキさんが
「私がときめいた女性 TOP10」の1位に取り上げていた山本 梓。カヴァーそのものよりも、ラムちゃんのしましまビキニのコスプレをして歌うプロモーション・ヴィデオを観て「よーここまでやるよなぁ〜」という感慨を抱いたため、印象に凄く残ってる(苦笑)。E.P.“あず☆トラ〜うる星やつら ラムのラブソング〜”収録。
(32) テレビ東京の番組『ROCK FUJIYAMA』から生まれたROCK FUJIYAMA BANDのアルバム『ROCK FUJIYAMA』より。出だし1曲目の勢いのよさにヤられました(苦笑)。
(33) 財政破綻した北海道夕張市を励ますため、北海道出身アーティストの曲ばかりを取り上げたというカヴァー・アルバム『Terra』に入ってる曲。この曲も良かったけど、一番良かったのは“シルエット・ロマンス”のセルフ・カヴァーでした(笑)。あれぇ? 堀江淳の“メモリー・グラス”のカヴァーはぁ〜?(爆笑〜!!!)
(34) 桜にまつわる楽曲だけを集めたカヴァー集『さくら』収録。松田聖子にはたくさんヒット曲があるのに“SWEET MEMORIES”とか“赤いスイートピー”とか、特定の楽曲ばかりがカヴァーで取り上げられる傾向にありますが、この曲のカヴァーは初めて耳にしました。選曲の「妙」です(苦笑)。
(35) 卒業に関する楽曲を集めたカヴァー集『デアイトワカレ〜Graduation〜』収録。この曲も選曲の「妙」です(苦笑)。
(36) ヴィジュアル系バンド(プロジェクト)がこの曲をどーゆーアレンジで料理するのか戦々恐々としながら聴きましたが、いたってマトモ(原曲のイメージを壊さない作り)で拍子抜け苦笑)。E.P.“Black Cherry”のカップリング曲。
(37) こちらでは(8)のような原曲の歌のヘタさに気付くことはありませんでした。安藤裕子の歌唱が薬師丸ひろ子と同レベルということではなく、“探偵物語”ほど原曲が私の記憶のなかに刻まれておらず、違和感を感じなかったせいでしょう。E.P.“海原の月”カップリング曲。
(38) (6)が入ってるアルバムと対をなす洋楽カヴァー集『COVER ALL YO!』に入ってる曲。どーしても(3)と比べてしまいますが(笑)、真面目にやりすぎてオモロない...(苦笑)。楽曲に対して真剣に向き合ってる姿勢は買います。
(39) 原曲よりも暑苦しい歌唱(苦笑)。E.P.“コブラツイスト”のカップリング曲。
(40) (1)と同じアルバムに入ってるデーモン閣下のヴァージョンはアレンジをいじってて原曲と雰囲気が違いますが、清春のヴァージョンは明菜の原曲そのまんまに近いアレンジ。原曲との大きな違いは、ヴォーカルが男か女か(苦笑)。E.P.“TATTOO”タイトル曲。
(41) 原曲よりもちょっとロック寄りで、きらびやかなシンセを抜いたようなアレンジ。E.P.“あなたの顔が見たい”カップリング曲。
(42) 今では『アンパンマン』の声で有名な戸田恵子サンですが、昔は『キャッツ・アイ』の主人公・来生 瞳の声を演ってたワケで、自らのシングルのカップリング曲としてこの曲を歌っても全然おかしくないのです。が、アンパンマンがコレを歌ってると想像すると、ちょっと笑える(苦笑)。E.P.“強がり”のカップリング曲。
(43) 選曲的には王道過ぎて面白くありませんが、原曲のイメージを壊さない作りは正解。この曲聴いてると、ペンギンさんのアニメの往年のTVCFが脳裏に浮かんできます。カヴァー集『STANDARDS 2』収録。
(44) ファンからの投票で収録曲を決めたというリクエスト・カヴァー・アルバム『歌さがし』の1曲目に収録。沖縄民謡の歌い手からポップス・フィールドに出て来たひとだけあって、高音の伸びがキレイ。カンケーないけど、御結婚おめでとうございます(ぺこり)。
(45) レゲエなアレンジになってます。7人の女性ヴォーカルストが2曲ずつカヴァー曲を聴かせるオムニバス『On/Off Seven Colors』収録。
(46) 日本で一番長いバンド名を誇る10人編成の神戸のスカコア・バンドによるカヴァー。ディープ・パープルやクーラ・シェイカーのヴァージョンと比べ、ホーン隊が入ってることを除けば大きな変化無し。ミニアルバム『TRIPPIN' CIRCUS』収録。
(47) エイベックスの歌って踊れる男女混成ユニットのカヴァー・アルバム『CCC -CHALLENGE COVER COLLECTION-』収録。歌って踊るにはピッタリな曲じゃないか!(笑)
(48) オシャレ過ぎて、刺激がなく、椎名林檎のカヴァーとはとても思えない...(苦笑)。カヴァー・アルバム『LOVES』収録。
(49) いくらボサノヴァのエッセンスを加えたとしても、ポップスのカヴァーをポップスのアレンジで演るには、アレンジ、選曲、歌唱力のいずれかに抜きんたものが無いと面白くないワケで...。全般的に低調な出来だったCOVER LOVER PROJECTの『THE BEST OF BOSSA COVERS 〜青春ポップ〜』収録曲のなかでは、それでもこの曲はマシなほうでしたが...。
(50)
2006年分のこのランキングにおける城咲 仁みたいな位置づけですね(苦笑)。E.P.“どんだけ〜!の法則”カップリング曲。
(ワースト) 『GIRLS' PARTY』レーベルから出てるグラビア・アイドルのカヴァー曲((23)と(31)も)は、どれもチープな作り、ヘタな歌唱ということが共通してます(苦笑)。E.P.“莉奈はオシリーナだから”に収録。

('08.12.31)

ヒロくん(師匠)のプロフィール...3年前まで独身だったのに、あっという間に2人の娘の父親になってしまったこのサイトの管理人。

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