−2008年
読んだ本 TOP10 − by
ヒロくん(師匠) (1)
歌野晶午・著『さらわれたい女』 2008年に私が読んだ本のTOP10です。 (1) 2006年のランキングに続き、歌野晶午の本が1位を獲得。まだ、歌野晶午という作家が化ける前に発表された作品で、発表当時の最新の通信技術を駆使した「誘拐犯」とそれに翻弄される警察のマヌケ加減こそ時代を感じさせますが、本質的トリックは今でも通用すると思います。あまりにこの作品が気に入ったものだから、この小説を映像化した映画『カオス』のDVDも買ってしまったよ(苦笑)。 ('09.1.30) ヒロくん(師匠)のプロフィール...2009年には特定健診・特定保健指導の対象年齢になってしまうため、必死にダイエットしてお腹周りを絞ってるこのサイトの管理人。
(2) 有栖川有栖・著『朱色の研究』
(3) 草 卓人・著『富山廃線紀行』
(4) 羽根田 治・著『ドキュメント 滑落遭難』
(5) 柏 澄子・著『ドキュメント 山の突然死』
(6) 西田 浩・著『ロック・フェスティバル』
(7) 畠山拓郎・著『君を探して』
(8) 浅井建爾・著『知らなかった! 驚いた!
日本全国「県境」の謎』
(9) 結城昌治・著『長い長い眠り』
(10) ねじめ正一・著『落合博満 変人の研究』
(2)
江神モノほどの重厚感はないものの、本格的な謎解きが堪能できます。解決編がアッサリし過ぎてて、もっとじらして勿体つけたほうがよかったかも...(苦笑)。犯人が凶行に至った理由は、もしかしたらそーゆー経験がないと理解出来ないかも...。
(3)
富山県に存在する鉄道の廃線跡についてまとめた一冊。カラー写真が多用されていて、分かりやすい反面、編集に時間がかかり過ぎて一部の情報が古くなってることと、自分の子供をモデルに多用してるのが鬱陶しい(笑)のがマイナス・ポイントです。
(4) 待ちに待ってた羽根田
治の山岳遭難検証シリーズ最新刊。この本を教訓として、山では滑落遭難しないように気をつけたいと思います。
(5)
(4)の姉妹品。この本で取り上げられている小仙丈ヶ岳の突然死事例が起こった2006年10月8日は、ちょうど弟子と2人で仙丈に登りに行ってました(苦笑)。あの時、妙にヘリコプターがうるさかった理由がようやく分かったよ(苦笑)。この本を教訓として、山に行く時は体調管理に気をつけたいと思います。
(6)
『讀賣新聞』の音楽欄を担当している記者さんによるロック・フェスティヴァル体験ルポ。富士山麓で行われた第1回『フジ・ロック』の悲惨な結末から、『フジ・ロック』と『サマソニ』の夏の2大フェスが毎年の恒例行事として根付くまでを自らの体験を交えながら検証してます。伝説の(苦笑)『ウドー・ミュージック・フェスティヴァル』についての記載もあり。
(7)
このホームページの相互リンク先の拓郎さんの歌集。私には短歌の善し悪しはよく分かりませんが、恋について詠んだ歌をみてると、恥ずかしくなってきちゃいます。ポッ!
(8)
地図マニアもそうでないひとも楽しめる地理ネタ本。25万部を超えるベストセラーとなったらしく、続編も次々出てます(苦笑)。
(9)
昔、中公文庫から出てたものの、長らく入手困難だった故・結城昌治さんの名作が創元推理文庫から復刊。前年に読んだ鮎川哲也の“朱の絶筆”と共通項のある結末。
(10)
ねじめ氏が豊田泰光などの落合ウォッチャーの証言を元に、「落合博満とは何か?」を解きあかす本。2008年に中日ドラゴンズが首位独走とか、2年連続日本一になったてたら、爆発的に売れてたんだろうけど...(苦笑)。豊田泰光は未だに落合を「許さん!」そうな(苦笑)。