−2010年
読んだ本(フィクション) TOP10− by
ヒロくん(師匠) (1)
湊かなえ『告白』 2010年に読んだ本(フィクション)のランキングです。2010年は特に10月以降、ミステリを読み漁ってた中学〜高校〜大学時代を彷佛とさせるくらいの本を読んだお蔭で、10冊までに絞るのが大変だった。ノン・フィクションのランキングと同じく、読み返す率が高かったほうを上位にランクしました。 (1)
映画を観てから読んだ。映画と違う箇所も多かったけど、こちらはこちらで活字ならではの面白さがあった。 ('11.1.8) ヒロくん(師匠)のプロフィール...中学3年生から高校時代まで1ヶ月に10冊ミステリを読んでた読書熱が甦ってきてしまったこのサイトの管理人。
(2) 綾辻行人『Another』
(3) 小杉健治『父からの手紙』
(4) 石持浅海『撹乱者』
(5) 歌野晶午『ROMMY―越境者の夢』
(6) 歌野晶午『ハッピーエンドにさよならを』
(7) 土屋隆夫『人形が死んだ夜』
(8) 佐々木 譲『笑う警官』
(9) 西村寿行『魔の牙』
(10) 鮎川哲也『宛先不明』
(オマケその1) 黒田研二『カンニング少女』
(オマケその2) 関口 尚『シグナル』
(オマケその3) 折原 一『愛読者〜ファンレター』
(2)
久しぶりの新作。このなかで、読み始めから読み終わりまで最も時間がかかった本(苦笑)。序盤の展開は退屈だったけど、はじまってからはとってもオモロかったです。これで寡作でなければ(以下、略...笑)。
(3)
ラストは感動のあまり涙が出ました(苦笑)。富山県魚津市が舞台のひとつになってるのも「○」(苦笑)。
(4)
一般市民に紛れ込むテロリスト集団を扱った作品ですが、「テロリスト」と呼ぶのが憚れるほど人畜無害なひとたち(苦笑)。続編を読みたかったのになぁ...。
(5)
長らく新品としては入手困難でしたが、近年の歌野人気で重版がかかったようです(笑)。『桜葉の季節に君を想うということ』で人気と評価を得た歌野ですが、同様の試みがすでにこの時点で始まってたことが分かります。
(6) 短編集で、どの話もオモロかった。
(7)
土屋さんの年齢を考えると、最後の長編になるのはほぼ確実な情勢ですが、まだまだ氏の長編を読みたいと思うのは「ないものねだり」なんでしょうか?
(8)
映画化した時には読まなかった(苦笑)。シリーズものらしく、この続きの物語を読みたいと思わせる展開になってます。
(9)
『滅びの笛』、『蒼茫の大地、滅ぶ』などの動物パニックものの流れをくむ作品。『滅びの笛』ではネズミ、『蒼茫の大地、滅ぶ』では飛蝗が大量発生しましたが、この作品ではニホンオオカミが復活してます。
(10)
幻の名作の復刻版。他の鮎川作品に比べるとこじんまりしてる(スケールが小さい)。今まで「幻」だった理由が分かったよ(苦笑)。
(オマケその1) 信州大学の同期入学生として、応援してます!
(オマケその2) カヴァーのイラストがとっても良かった(笑)。
(オマケその3) 北村
薫先輩を気遣い、これ以上の続編は望めないようです(苦笑)。